4%は妥当か
駐在員A(大阪府)
解決済み 2021年05月04日早期退職に憧れる40代会社員です
数年前から様々な形でFIRE(Financial Independence, Retire Early)が取り上げられています
そして、FIREを説明されているほとんどすべての方(ウェブサイトやYoutubeなど)は4%ルールを適用されていて、「生活費が年間400万円なら、資産が1億あれば大丈夫」などと言っています。
中には6%の運用益で、年表を作って退職を検討している方もいます
投資をしてきた者としては年利4%の益を ”上げ続けること” は、とても難しく、正直なところ不可能ではないかと思います
そこで経験豊かなFPの皆様に質問致します
もし、クライアントから真剣にFIRE(アーリーリタイア、セミリタイア)について相談された場合、4%ルールを適用して、返答されますでしょうか?
それとも、別途リタイア時期等を判断する手法をお持ちでしょうか
よろしくお願いします
No.1369
質問者からのメッセージ
2021.06.02
締め切ったつもりがうまく処理できておらず、大変遅くなってしまいました 多くの方に回答をいただき、感謝いたします ほとんどの方が4%は可能とのことで意外でした、1億は手の届きそうなところまで来ていますので、本気で検討する時はプロのアドバイスを受けるべきなのでしょうね 仕事せずに生きて行こうとは思ってないのですが、寿命を削って働いている現実から何とか抜けたいと思っています どうもありがとうございました
回答 8件
ベストアンサーに選ばれた回答です!
駐在員Aさん。はじめまして。
滋賀県近江八幡市の独立系のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。
さて、最初から結論的になるのですが、長期であれば十分可能かと思います。
長期とは、例えば、30年くらいの期間をとって、その間積立投資などを行った場合、振り返ってみて、年5%(税引4%)になっているという意味です。
しかし、その間の1年、1年を区切って確実に年5%の収益を上げ続けることは、難しいとも思います。
仮に、資産1億円あったとして、生活費年間400万円を上げるために、一時に全部投資することは、逆に元本を棄損する恐れがあります。
そこは、慎重に考えるべきです。
特に、今のように金利が低く、今後、金利上昇が見込まれる時は、金融商品の期待収益率も上がることが予想されます。(元本価格が下がります。)
また、収益が上がらない年に、生活費のために元本を取り崩せは、今後のパフォーマンスが下がりますし、精神衛生上も良くありません。
1億円あって、どうしてもFIREされたいのであれば、5年分の生活費(2,000万円)を現金・預金で確保し、投資とは別勘定とする。
あと8,000万円を数年に分けて、世界経済に連動するインデックス型の投資信託を手数料の安いネット証券で購入し、複利運用を図る。
基本的に、投資信託の果実内で生活し、元本を減らさない。足りない分は、別勘定の現預金から補填するという方法でしょうか。
歴史を振り返り、世界的に見れば、大恐慌やリーマンショック級の出来事があっても、5年分の現預金で持ちこたえられるのではと思います。
しかし、あくまで投資にかかることに絶対はありません。やはり、いくらかのリスクがあることを前提にお考えください。
追伸。
会社勤めで辛いことも多く、FIREに憧れることも十分理解できます。しかし、いざ退職すれば、例え、経済的に不安が無くとも、何か物足りなさがあるようです。
FIREをされるのであれば、経済的な面以外(社会的なつながり)のことも十分考えられて、判断されれば良いと思います。
以上、参考にされてください。
滋賀県近江八幡市の独立系のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。
さて、最初から結論的になるのですが、長期であれば十分可能かと思います。
長期とは、例えば、30年くらいの期間をとって、その間積立投資などを行った場合、振り返ってみて、年5%(税引4%)になっているという意味です。
しかし、その間の1年、1年を区切って確実に年5%の収益を上げ続けることは、難しいとも思います。
仮に、資産1億円あったとして、生活費年間400万円を上げるために、一時に全部投資することは、逆に元本を棄損する恐れがあります。
そこは、慎重に考えるべきです。
特に、今のように金利が低く、今後、金利上昇が見込まれる時は、金融商品の期待収益率も上がることが予想されます。(元本価格が下がります。)
また、収益が上がらない年に、生活費のために元本を取り崩せは、今後のパフォーマンスが下がりますし、精神衛生上も良くありません。
1億円あって、どうしてもFIREされたいのであれば、5年分の生活費(2,000万円)を現金・預金で確保し、投資とは別勘定とする。
あと8,000万円を数年に分けて、世界経済に連動するインデックス型の投資信託を手数料の安いネット証券で購入し、複利運用を図る。
基本的に、投資信託の果実内で生活し、元本を減らさない。足りない分は、別勘定の現預金から補填するという方法でしょうか。
歴史を振り返り、世界的に見れば、大恐慌やリーマンショック級の出来事があっても、5年分の現預金で持ちこたえられるのではと思います。
しかし、あくまで投資にかかることに絶対はありません。やはり、いくらかのリスクがあることを前提にお考えください。
追伸。
会社勤めで辛いことも多く、FIREに憧れることも十分理解できます。しかし、いざ退職すれば、例え、経済的に不安が無くとも、何か物足りなさがあるようです。
FIREをされるのであれば、経済的な面以外(社会的なつながり)のことも十分考えられて、判断されれば良いと思います。
以上、参考にされてください。
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駐在員Aさん、初めまして。
甲斐FP事務所代表の甲斐と申します。
私はFPの業務として資産運用のサポートも行っていますが、
案件の取り扱いに際しては必ず自らが実践するようにしています。
多種多用なもので運用をしていますが、トータルすればここ5年は毎年手堅く
年率10%以上では運用ができています。
株式や暗号通貨の様なボラティリティの高いものにはほぼ手を出さないので
手堅い範疇でそれであれば悪くないかと納得しています。
(株式や暗号通貨やっていれば、コロナ以降はすごい利益でしょうね)
ですので、ご質問の回答は「十分可能だと思います」ということです。
実際何十人ものお客様に対して、5年以上もの間上記利回りでサポートしております。
何歳でリタイアをし、何歳まで生きる予定(笑)で、その間の生活費がいくらくらい必要かが分かれば
ある程度のシミュレーションは可能ですね。
甲斐FP事務所代表の甲斐と申します。
私はFPの業務として資産運用のサポートも行っていますが、
案件の取り扱いに際しては必ず自らが実践するようにしています。
多種多用なもので運用をしていますが、トータルすればここ5年は毎年手堅く
年率10%以上では運用ができています。
株式や暗号通貨の様なボラティリティの高いものにはほぼ手を出さないので
手堅い範疇でそれであれば悪くないかと納得しています。
(株式や暗号通貨やっていれば、コロナ以降はすごい利益でしょうね)
ですので、ご質問の回答は「十分可能だと思います」ということです。
実際何十人ものお客様に対して、5年以上もの間上記利回りでサポートしております。
何歳でリタイアをし、何歳まで生きる予定(笑)で、その間の生活費がいくらくらい必要かが分かれば
ある程度のシミュレーションは可能ですね。
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駐在員Aさんへ
情報は、よいものから悪いものまで無数にあふれています。正しい判断をするようにいたしましょう。
運用利回りは、日本最大の年金基金で、プロ中のプロが運用しているGPIFで2001~2018年の累計で約3%、
一般の企業年金では2~3%といわれています。
早期リタイアは理想かもしれませんが、地道に積み上げるのが正解と思います。
幸プランナー 小久保輝司
情報は、よいものから悪いものまで無数にあふれています。正しい判断をするようにいたしましょう。
運用利回りは、日本最大の年金基金で、プロ中のプロが運用しているGPIFで2001~2018年の累計で約3%、
一般の企業年金では2~3%といわれています。
早期リタイアは理想かもしれませんが、地道に積み上げるのが正解と思います。
幸プランナー 小久保輝司
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FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
ご質問ありがとうございます。
答え:不確実な数値に対して、顧問としているお客様に明確にご返答出来る数値ではありません。しかし、長期に分散投資を行えば不可能な数値ではありませんから、ポートフォリオを示しながらご提案はさせて頂きます。
確かに、欧米を中心とした「Financial Independence, Retire Early」によれば、4%ルールは適切だとは思われますが、日本国内の状況としては、国内株式によるリターンは平均してせいぜい1.5%(税込)です。また、海外株式で運用したとしても、3.5%(税込)が上限とのデータもありますから、4%ルールには届いておりません。しかし、あくまでも平均値ですから、株式に限らず他の投資を活用すれば長期目線として可能な数値であるとも思えます。
従って、国内では不特法による投資を組み合わせることで、4%を確保できる可能性は十分にあります。但し、不動産投資は将来(10年後)の不動産価値の下落による元本が保証しにくい点がありますから、劣後における元本保証を組み合わせながら、投資商品を提案させていただいております。
良い一日をお過ごしください。
一級FP技能士、CFP
舘野光広
ご質問ありがとうございます。
答え:不確実な数値に対して、顧問としているお客様に明確にご返答出来る数値ではありません。しかし、長期に分散投資を行えば不可能な数値ではありませんから、ポートフォリオを示しながらご提案はさせて頂きます。
確かに、欧米を中心とした「Financial Independence, Retire Early」によれば、4%ルールは適切だとは思われますが、日本国内の状況としては、国内株式によるリターンは平均してせいぜい1.5%(税込)です。また、海外株式で運用したとしても、3.5%(税込)が上限とのデータもありますから、4%ルールには届いておりません。しかし、あくまでも平均値ですから、株式に限らず他の投資を活用すれば長期目線として可能な数値であるとも思えます。
従って、国内では不特法による投資を組み合わせることで、4%を確保できる可能性は十分にあります。但し、不動産投資は将来(10年後)の不動産価値の下落による元本が保証しにくい点がありますから、劣後における元本保証を組み合わせながら、投資商品を提案させていただいております。
良い一日をお過ごしください。
一級FP技能士、CFP
舘野光広
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駐在員Aさん
クオリティライフデザイン研究所の岡田と申します。
4%ルールはあくまでもアメリカの株式と債券で運用した場合の過去のシミュレーションから導き出されているもので、株式投資比率も7割程度が前提です。結構な高リスク運用です。
日本においては長期的に概ね3%程度の利回りを期待するのは非現実的ではないと思うものの、長期的な運用においてであって短期的には投資環境によっては現在の運用環境においてはかなりのブレが生じると考えた方がよいでしょう。
目標の運用利率を高くすればリスクも高くなるので、リターンだけをコントロールすることはできません。
従って、4%~10%程度のリターンを目標とするのであれば瞬間的な元本割れのリスクは想定すべきです。
ご相談のFIRE(Financial Independence, Retire Early)については見識が浅くて申し訳ありませんが、恐らく短期ではなく、長期的なキャッシュフローのコントロールが決め手になると考えます。
早期退職の場合インカムがなくなるので、形としては資産を取り崩しながらの運用、一時払いの年金保険のような運用形態になると考えられます。そうしますとなかなか攻めの運用はしにくいのではないでしょうか。
運用成績だけではなく、キャッシュイン、キャッシュアウトのタイミングも考えなければなりません。取崩運用の場合、インとアウトに縛りがかかっているような状態になります。
使いたいときに使えないのでは意味がないので、それらを含めた総合的なシミュレーションが必要になります。
リスクのコントロールには分散投資が必要ですが、取崩運用では時間分散効果が生まれにくいのでその分コントロールもむずかしくなります。
多額の資産を背景に、アーリーリタイアを選択する場合でも生活困窮に陥る危険があることは想定した方が良いと思います。
老後の資産運用は、短距離走ではなく、ゴールの定まっていない長距離走です。十分に体力があると思っていても思わぬ熱中症で、それこそ運用からアーリーリタイアしてしまうことにもなりかねません。
ただし、アーリーリタイアを否定しているわけではありません。それを望むのであればそれなりの覚悟とリテラシーが必要だということです。それさえあればやり様はあると思います。
FIREについてご相談をお受けしたことはございませんが、もしも受けましたら以上のような観点から慎重にご対応いたします。
ご参考になりましたら幸いです。
クオリティライフデザイン研究所の岡田と申します。
4%ルールはあくまでもアメリカの株式と債券で運用した場合の過去のシミュレーションから導き出されているもので、株式投資比率も7割程度が前提です。結構な高リスク運用です。
日本においては長期的に概ね3%程度の利回りを期待するのは非現実的ではないと思うものの、長期的な運用においてであって短期的には投資環境によっては現在の運用環境においてはかなりのブレが生じると考えた方がよいでしょう。
目標の運用利率を高くすればリスクも高くなるので、リターンだけをコントロールすることはできません。
従って、4%~10%程度のリターンを目標とするのであれば瞬間的な元本割れのリスクは想定すべきです。
ご相談のFIRE(Financial Independence, Retire Early)については見識が浅くて申し訳ありませんが、恐らく短期ではなく、長期的なキャッシュフローのコントロールが決め手になると考えます。
早期退職の場合インカムがなくなるので、形としては資産を取り崩しながらの運用、一時払いの年金保険のような運用形態になると考えられます。そうしますとなかなか攻めの運用はしにくいのではないでしょうか。
運用成績だけではなく、キャッシュイン、キャッシュアウトのタイミングも考えなければなりません。取崩運用の場合、インとアウトに縛りがかかっているような状態になります。
使いたいときに使えないのでは意味がないので、それらを含めた総合的なシミュレーションが必要になります。
リスクのコントロールには分散投資が必要ですが、取崩運用では時間分散効果が生まれにくいのでその分コントロールもむずかしくなります。
多額の資産を背景に、アーリーリタイアを選択する場合でも生活困窮に陥る危険があることは想定した方が良いと思います。
老後の資産運用は、短距離走ではなく、ゴールの定まっていない長距離走です。十分に体力があると思っていても思わぬ熱中症で、それこそ運用からアーリーリタイアしてしまうことにもなりかねません。
ただし、アーリーリタイアを否定しているわけではありません。それを望むのであればそれなりの覚悟とリテラシーが必要だということです。それさえあればやり様はあると思います。
FIREについてご相談をお受けしたことはございませんが、もしも受けましたら以上のような観点から慎重にご対応いたします。
ご参考になりましたら幸いです。
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駐在員A様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
年利4%について、もちろん簡単ではありませんが、
非現実的ともいいきれないと思います。
例えば、「21世紀の資本」という本を書いた
トマ・ピケティ氏の研究によれば、
富裕層の人たちが、アドバイザーを雇うなどして
運用した場合の資本収益率は、年4%程度の数字です。
この数字は、経済成長率を上回るので、
働いて稼ぐしか方法のない人々との
格差がどんどん広がってしまい、
それが21世紀の社会問題でもあるというわけです。
なお、不動産運用と金融資産運用で、当然ながら、値動きは異なります。
さらに言えば、債券で運用するか、株式で運用するかでも違いがあります。
株式分散投資の場合は、期待値が高くなり、
年4%も非現実的ではありませんが、
その分、リスク(ここでは振れ幅のこと)が大きくなります。
価格変動リスクを受入れながら、
あくまで長期(目安として10年以上)でその成果を目指す運用手法です。
一方、不動産投資の場合、基本的に家賃収入は安定的なので、
年4%を上げ続けることも、それほどハードルは高くありません。
ただし、不動産特有のリスク(例えば、震災リスク)もあり、
建物は年々減価していきます。
投資用ローンの利用についての論点もあり、単純ではありません。
FPの立場としては、
まずは、ライフプラン・シミュレーションを実施して、
運用可能期間や必要な利回りなどを綿密に計算し、
必要最小限のリスクをとった資産運用を目指すことをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
年利4%について、もちろん簡単ではありませんが、
非現実的ともいいきれないと思います。
例えば、「21世紀の資本」という本を書いた
トマ・ピケティ氏の研究によれば、
富裕層の人たちが、アドバイザーを雇うなどして
運用した場合の資本収益率は、年4%程度の数字です。
この数字は、経済成長率を上回るので、
働いて稼ぐしか方法のない人々との
格差がどんどん広がってしまい、
それが21世紀の社会問題でもあるというわけです。
なお、不動産運用と金融資産運用で、当然ながら、値動きは異なります。
さらに言えば、債券で運用するか、株式で運用するかでも違いがあります。
株式分散投資の場合は、期待値が高くなり、
年4%も非現実的ではありませんが、
その分、リスク(ここでは振れ幅のこと)が大きくなります。
価格変動リスクを受入れながら、
あくまで長期(目安として10年以上)でその成果を目指す運用手法です。
一方、不動産投資の場合、基本的に家賃収入は安定的なので、
年4%を上げ続けることも、それほどハードルは高くありません。
ただし、不動産特有のリスク(例えば、震災リスク)もあり、
建物は年々減価していきます。
投資用ローンの利用についての論点もあり、単純ではありません。
FPの立場としては、
まずは、ライフプラン・シミュレーションを実施して、
運用可能期間や必要な利回りなどを綿密に計算し、
必要最小限のリスクをとった資産運用を目指すことをおすすめします。
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駐在員Aさん
早期退職!サラリーマンなら誰しも考えることですね。
①早期退職の考え方としてはありだと思いますが、少なくとも資産形成までに10年程度の期間は見ておく必要が
あるのではと考えます。よって30歳の方が40代での早期退職の相談に来られた場合には、資産形成の商品を
提案し、トータルリターンで数千万単位の資産増加が成し遂げられれば(これはクライアントの保有資産・拠出
可能額等によって異なる)FIREの考え方はひとつの夢としては話すかもしれません。
②仮に元本が1億円あれば、多くの運用商品を駆使して単年でなく複数年の利回りで4%という数字は決して難しく
はないと思います。その場合であっても、運用商品は分散・積立で運用し自分でルールを決めて利益確定と場合に
よってはロスカットを行って運用していけば目指せる運用益であると考えます。
③別途リタイア時期を算定するには、定石ですが「キャッシュフロー表」を活用し現在から将来の収支の流れを
見つめる。また現状を把握することにより可否や運用すべき金額が見えてくると思います。
簡単に将来予測をされたいのであれば、最近流行りの「ロボアドバイザー」「AI投信」のシミュレーションを活用
されてみてはいかがでしょうか?ご自分の取れるリスク傾向と拠出可能額を入力すれば、目標金額に達成できる
可能性がすぐに算定されます。
参考になれば幸いです。
以上
早期退職!サラリーマンなら誰しも考えることですね。
①早期退職の考え方としてはありだと思いますが、少なくとも資産形成までに10年程度の期間は見ておく必要が
あるのではと考えます。よって30歳の方が40代での早期退職の相談に来られた場合には、資産形成の商品を
提案し、トータルリターンで数千万単位の資産増加が成し遂げられれば(これはクライアントの保有資産・拠出
可能額等によって異なる)FIREの考え方はひとつの夢としては話すかもしれません。
②仮に元本が1億円あれば、多くの運用商品を駆使して単年でなく複数年の利回りで4%という数字は決して難しく
はないと思います。その場合であっても、運用商品は分散・積立で運用し自分でルールを決めて利益確定と場合に
よってはロスカットを行って運用していけば目指せる運用益であると考えます。
③別途リタイア時期を算定するには、定石ですが「キャッシュフロー表」を活用し現在から将来の収支の流れを
見つめる。また現状を把握することにより可否や運用すべき金額が見えてくると思います。
簡単に将来予測をされたいのであれば、最近流行りの「ロボアドバイザー」「AI投信」のシミュレーションを活用
されてみてはいかがでしょうか?ご自分の取れるリスク傾向と拠出可能額を入力すれば、目標金額に達成できる
可能性がすぐに算定されます。
参考になれば幸いです。
以上
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駐在員様、こんにちは
東京下町浅草でFPをやっておりますFP事務所トータルサポートの横谷と申します。
ご回答遅れましたが、サポートさせていただきました。
僕もFPとしてのコンサルティングをしながら、実際に年間400万円のインカムゲインを受け取り、且つ保険や金融商品、仲介や顧客紹介を収入源としない独立系・非販売系のFPとして生活しています。
何人かのFPの方が言われているように、FIREは可能性はあります。しかし資産運用をする事とは不確実性のあるリスクを許容するということです。
誰でも長期投資をするという事は、元本割れに数回遭遇することになるのです。
また、4%運用は可能ですが、利回り=ハイリスク化です。
デイトレードやキャピタルゲイン目的では長期投資や継続は厳しいでしょう。
駐在員さんの年収や家計支出、消費動向や思考も影響します。
・家計管理は大丈夫ですか、収支を把握できていますか
・御自身のリスクレベルとリスク耐性を把握しましょう
・自分の年金受け取り金額の計画や把握は出来ていますか
・御自身の事情に見合った投資運用商品を探せていますか
・貯蓄金額・将来の家計支出や夢の実現予算やリスク予算を含めたプランニングをしましたか
多くの方はFIREなり、リタイアに憧れます。
不労収入も然りです。
実際に例えば米国や先進国、新興国、株式お債券、他の金融商品にWEBや本を読んで投資ても成功確率は低いでしょう。
それぞれの個々人の事情に対応したプランニングが必要だからです。ゴールが必要です。
そこから運用を始めるようにされないと、資産形成成功の再現性は低くなります。
結論ですが、相談者からそのような質問を頂くことがありますが、それらをコンサルティングしないと結論は出せません。結論が出ても単なる計画であり、実行・成功は不確実です。
ですから年金〇〇〇〇万円不足問題も、〇%運用FIREルールもそのあとの話でしょう。
そのうえでリタイア時期やリタイアメントプランニングの作成になり、FPを味方につけたクライアントの成功確率が高まるのだと思いますよ。
僕もブログのテーマで『40代からの資産5000万円』をテーマにいろいろ取り上げています。運用資産1億円の4%運用も机上では正しそうですが、あなたに合致したものとは言い切れないからです。
それよりは、ある程度の資産形成をされ、運用リスクを取って分散投資による長期的なインカムゲインを頂きながら、その資産を一定期間取り崩すFIREルールと資産取り崩し計画による資金管理と言った『ハイブリッド』なプランがより現実的だと思います。
御自身でゴールとマネープラン作成を作成されてみて、いけそうならば工程表を作成されて修正しながら進まれるのが良いかと思います。
それとこれは先手戦にもなりますが、アドバイザーとして味方にできるFPと巡り合うことが成功確率と将来が見えてくると思います。おひとりで紋々としないで、味方を増やすというプランニングも有効だと思います。
もし、クライアントからの質問でしたら、そのように顧客本位の立場で返答すると思います。
リタイア時期や運用スタイル、プランニングはそれからのものになります。実際僕もそのような失敗や運用を実証していますから味方になれるとは思います。
そのうえでいろいろと判断される事をお勧めします。
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FP事務所トータルサポート
代表 横谷
2021.05.09
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リートや米国株式、米国・全世界向けのETFなどが該当するでしょう。現物不動産投資も魅力的です。
長期の生債券も必要となるかもしれません。
資産形成段階では、値上がりリスクを取り、FIRE段階ではインカムゲイン+資産取り崩し+将来年金のプランニングになるのが合理的な方法になりそうです。
御自身の資産、家計状況・事情によります。繰り返しますが、それぞれ事情とゴールが違いますから本やWEBでは再現性は低いと思います。ち密なプランニングが成功の決め手だと思います。
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FP事務所トータルサポート
代表 横谷