FPの回答へコメント
FPの回答
-
森本 直人((株)森本FP事務所)
東京都2021.05.06
駐在員A様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
年利4%について、もちろん簡単ではありませんが、
非現実的ともいいきれないと思います。
例えば、「21世紀の資本」という本を書いた
トマ・ピケティ氏の研究によれば、
富裕層の人たちが、アドバイザーを雇うなどして
運用した場合の資本収益率は、年4%程度の数字です。
この数字は、経済成長率を上回るので、
働いて稼ぐしか方法のない人々との
格差がどんどん広がってしまい、
それが21世紀の社会問題でもあるというわけです。
なお、不動産運用と金融資産運用で、当然ながら、値動きは異なります。
さらに言えば、債券で運用するか、株式で運用するかでも違いがあります。
株式分散投資の場合は、期待値が高くなり、
年4%も非現実的ではありませんが、
その分、リスク(ここでは振れ幅のこと)が大きくなります。
価格変動リスクを受入れながら、
あくまで長期(目安として10年以上)でその成果を目指す運用手法です。
一方、不動産投資の場合、基本的に家賃収入は安定的なので、
年4%を上げ続けることも、それほどハードルは高くありません。
ただし、不動産特有のリスク(例えば、震災リスク)もあり、
建物は年々減価していきます。
投資用ローンの利用についての論点もあり、単純ではありません。
FPの立場としては、
まずは、ライフプラン・シミュレーションを実施して、
運用可能期間や必要な利回りなどを綿密に計算し、
必要最小限のリスクをとった資産運用を目指すことをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
年利4%について、もちろん簡単ではありませんが、
非現実的ともいいきれないと思います。
例えば、「21世紀の資本」という本を書いた
トマ・ピケティ氏の研究によれば、
富裕層の人たちが、アドバイザーを雇うなどして
運用した場合の資本収益率は、年4%程度の数字です。
この数字は、経済成長率を上回るので、
働いて稼ぐしか方法のない人々との
格差がどんどん広がってしまい、
それが21世紀の社会問題でもあるというわけです。
なお、不動産運用と金融資産運用で、当然ながら、値動きは異なります。
さらに言えば、債券で運用するか、株式で運用するかでも違いがあります。
株式分散投資の場合は、期待値が高くなり、
年4%も非現実的ではありませんが、
その分、リスク(ここでは振れ幅のこと)が大きくなります。
価格変動リスクを受入れながら、
あくまで長期(目安として10年以上)でその成果を目指す運用手法です。
一方、不動産投資の場合、基本的に家賃収入は安定的なので、
年4%を上げ続けることも、それほどハードルは高くありません。
ただし、不動産特有のリスク(例えば、震災リスク)もあり、
建物は年々減価していきます。
投資用ローンの利用についての論点もあり、単純ではありません。
FPの立場としては、
まずは、ライフプラン・シミュレーションを実施して、
運用可能期間や必要な利回りなどを綿密に計算し、
必要最小限のリスクをとった資産運用を目指すことをおすすめします。
+ 全文を見る
返答を書く
回答の内容に質問者から返答を書く事ができます。
お礼や、追加の質問を書きましょう。