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FPの回答

  • 岡田晃明(クオリティライフデザイン研究所)

    東京都

    2021.05.05

駐在員Aさん

クオリティライフデザイン研究所の岡田と申します。

4%ルールはあくまでもアメリカの株式と債券で運用した場合の過去のシミュレーションから導き出されているもので、株式投資比率も7割程度が前提です。結構な高リスク運用です。
日本においては長期的に概ね3%程度の利回りを期待するのは非現実的ではないと思うものの、長期的な運用においてであって短期的には投資環境によっては現在の運用環境においてはかなりのブレが生じると考えた方がよいでしょう。
目標の運用利率を高くすればリスクも高くなるので、リターンだけをコントロールすることはできません。
従って、4%~10%程度のリターンを目標とするのであれば瞬間的な元本割れのリスクは想定すべきです。

ご相談のFIRE(Financial Independence, Retire Early)については見識が浅くて申し訳ありませんが、恐らく短期ではなく、長期的なキャッシュフローのコントロールが決め手になると考えます。

早期退職の場合インカムがなくなるので、形としては資産を取り崩しながらの運用、一時払いの年金保険のような運用形態になると考えられます。そうしますとなかなか攻めの運用はしにくいのではないでしょうか。

運用成績だけではなく、キャッシュイン、キャッシュアウトのタイミングも考えなければなりません。取崩運用の場合、インとアウトに縛りがかかっているような状態になります。
使いたいときに使えないのでは意味がないので、それらを含めた総合的なシミュレーションが必要になります。

リスクのコントロールには分散投資が必要ですが、取崩運用では時間分散効果が生まれにくいのでその分コントロールもむずかしくなります。

多額の資産を背景に、アーリーリタイアを選択する場合でも生活困窮に陥る危険があることは想定した方が良いと思います。

老後の資産運用は、短距離走ではなく、ゴールの定まっていない長距離走です。十分に体力があると思っていても思わぬ熱中症で、それこそ運用からアーリーリタイアしてしまうことにもなりかねません。
ただし、アーリーリタイアを否定しているわけではありません。それを望むのであればそれなりの覚悟とリテラシーが必要だということです。それさえあればやり様はあると思います。

FIREについてご相談をお受けしたことはございませんが、もしも受けましたら以上のような観点から慎重にご対応いたします。

ご参考になりましたら幸いです。
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