国債について

もみじ(不明)

解決済み 2009年10月20日
30歳 もみじと申します。

現在、預貯金が500万あり銀行に預けています。
先日、友人と預貯金の預け先について話をしていたのですが、その友人に国債を購入したほうがいいと思うよ?って言われました。
そういった知識がないもので、説明を受けたものの理解ができず何がどのようにいいのか、専門の方に教えていただきたく質問をさせていただきました。

初心者にでも分かるよう教えていただきたいです。

つまらない質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします!

No.124

質問者からのメッセージ

2009.10.24

今回、何気なくコチラで相談させていただいたのですが、沢山の専門の方からいろんな意見が聞くことができ、とてもわかり易く的確なアドバイスがいただけて本当に感謝しています。 また、相談させてください。 ありがとうございました!

回答 6件

伊藤  亮太 ファイナンシャルプランナー
所属:スキラージャパン株式会社
エリア: 東京都 中央区

 債券とは、国や企業などが資金を調達するために発行する有価証券のことをいいます。簡単にいえば、お金を借りるための借用証書といえます。債券は株式と違って、お金を借りるためのものですから、お金を借りた国や企業は返済する期日が来たら、借りたお金と利子を付けて返さなければなりません。

 金融の世界では、債券を発行する法人、つまりお金の借り手のことを発行体と呼んでいます。発行体のうち、公共団体(国や都道府県など)が発行する債券を「公共債」、民間企業が発行する債券を「民間債」といいます。また、外国の政府や企業が発行もしくは日本の企業が海外で発行する債券を「外国債(外債)」と呼び、区別しています。国債は公共債の一種です。

 日本の国債には、発行から償還までの期間で区分けした場合、期間が約60日と最も短い「政府短期証券」から期間が30年といった「超長期国債」まで様々な種類のものが発行されています。

 ほとんどの国債は個人でも購入が可能です。逆に個人しか購入することができない国債もあります。それが「個人向け国債」になります。個人向け国債には、満期まで金利が一定の固定金利型と、半年ごとに金利が見直され金利が変動する変動金利型があります。固定金利型は期間が5年、変動金利型は期間が10年と決まっています。

 この個人向け国債、1万円から購入が可能です。また途中でどうしてもお金が必要になった場合、発行期間から一定期間が経過していれば中途換金が可能になります。中途換金を行ったとしても国が元本割れなしで引き取ってくれる点はメリットといえます。

 個人向け国債は証券会社や銀行などの金融機関で購入が可能であり、収益性では他の金融商品に見劣りする面もありますが、安全性が高く、流動性も高い商品といえますので金融商品の一つとして投資対象に入れるのはよいかと思います。

以上、著書『金融入門 基本と常識』(西東社)より国債についてまとめてみました。(他にもいろいろ金融の知識について書いておりますので是非参考にしてみてください)

ただし、預貯金すべてを国債に回すのではなく、ある程度余裕資金からの購入としてください。

30代ですと結婚されているのであれば教育資金や住宅資金を蓄える必要があり、またこれから結婚を考えられているのであれば結婚資金も必要になります。そういった必要資金は無理せず預貯金での運用でも良いと思います。

長期で運用されるのであれば、投資信託などの運用も一つです。

上記、参考にしてみてください。



分かりやすいご返答ありがとうございます。
国債といえども沢山種類があるようですね。
自分なりに思っていたこととはやはり違っていたようです。
こういった運用は本当に無知なもので、これから少しでも勉強して関わってみようかなと思います^^
本当にありがとうございました。

2009.10.22


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新美 昌也 ファイナンシャルプランナー
所属:T&Rコンサルティング有限会社
エリア: 東京都 練馬区

国債を購入するというのは、国にお金を貸してあげることです。たとえば、10年国債を購入した場合、10年後(満期)には貸したお金を返してもらえます。その間は、約束した利息をもらえます。

ただし、仮に5年目にお金が必要になったときは、この国債を他の方に買ってもらわなければなりませんので元本の保証はありません。

これが原則ですが日本では、個人しか購入できない「個人向け国債」があり、途中で売却したときに、政府が元本で買い取ってくれますので、通常の国債のような元本割れのリスクはありません。ただし、利息については、途中売却したときに、不利益があります。


国債って奥が深そうですね~。
まだまだ勉強してから考えてみようと思います。
とても分かりやすくアドバイスを頂き感謝いたしております。
ありがとうございました!

2009.10.22


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宮平 浩示 ファイナンシャルプランナー
所属:アセットレンジ株式会社
エリア: 兵庫県 尼崎市

『国債』とは確かによく目にし耳にしますが、実際に私自身も購入したことがありません。私も含め多くの方にとって、決してつまらない質問ではないはずです。

国債については、先述の方々がご説明して頂いておりますのでリンクのみにて省略させていただきます。

■国債とは?
https://www.mof.go.jp/jgbs/summary/kokusai.html

>何がどのようにいいのか?
国に対する債権となりますので安心感があるのが一般的です。
たとえば、株式などであれば倒産リスクがあり取引価格変動リスクがありますが、国債は基本的に最低金利保証があり、満期を迎えると金利分が増えています。ただし最低保証金利が0.05%なので、普通預金利息よりは高いですが、運用金額が相当程度でなければ強烈な魅力は感じないかも知れません。

今回のご相談で、まず念頭に置いて頂きたいのは、500万円の現金資産が今後どのような時に必要になる可能性をもっているか?です。
このご時世では、通常の婚姻、出産、入学、退職等の生活イベント以外に、倒産、解雇等の非日常的ですが、誰かが陥っている環境変化が想定されます。
ハイリスクハイリターン、ミドルリスクローリターン、ローリスクローリターンなど資産の運用方法は多々ありますが、運用している資産の換金性は重要な要素だと思われます。
急な入用が発生した場合に、現金が必要となりすぐに損せず換金出来なければ、予定利息は意味をなしません。

『お金を増やす』目的を達する為に、金利は重要な要因ではありますが、商品リスクと換金リスクをご自身の環境に合わせてお考えいただき、目標と設定するとある程度の、設計が見えてくるのではないでしょうか?

具体的な要望や目標等をお伺い出来れば、より具体的なご提案が可能かと思われますので、信頼出来る機関もしくは、様々なご意見をより具体的にお聞きになられてはいかがでしょうか?
銀行に預けておくよりは金利がいいということぐらいしか知らなかったのですが、運用で考えた時にこの金利では面白くないということみたいですね。
今ある資産を全て運用にまわすのではなく、これからの生活イベントに合わせて分配することを考えてみようと思います。
まだ、勉強不足でもありますので自分なりに情報収集してみようと思います!
とてもわかりやすくご返答頂きありがとうございました^^

2009.10.22


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浅見  浩 ファイナンシャルプランナー
所属:株式会社グライブ
エリア: 埼玉県 越谷市

まず考えて頂きたいことが「何のために」お金を
増やそうとしているのか?
ゴール(目的)をしっかりと持ってほしいですね。

それが、決まれば一番向いている金融商品が
見つけやすくなりますよ!

国債を購入する場合は基本的に5年か10年
その資金を眠らせることにもなります。
それが、もみじさんの状況に合っているか?です。

現在地からゴールへの手段として、金融商品を
選びましょう!
国債自体の説明は他のFPの方が素晴らしい解説を
されているので、それを参考にされると良いでしょう。
まず目的ですね。実はこれがはっきりとしていなんです;今はただなんとなく…といった感じなので、目的を考えてみようと思います。
分かりやすくご返答頂きありがとうございました!

2009.10.22


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小川  あきこ ファイナンシャルプランナー
所属:Relieve~リリーヴFP事務所

国債とは、国が必要な資金を調達するときに、投資家(国債を買いたい人)からお金を借りる際の証拠として発行する証券です。
つまり、国債を発行するということは、国が投資家等から借金をしているということです。
そして国は、お金を貸してくれた投資家に利子を付けて返します。

償還期間(満期)は、2・5・10・15・20・30年が主で、個人向けには5年物、10年物が発行されています。
償還とは借金の返済を意味します。

国債の種類には、赤字国債と建設国債があります。
赤字国債は、国の収入のほとんどを占める税収では足りない場合に、その赤字を埋めるために発行するものです。
建設国債は、橋や道路等を作るために発行するものです。
 
現在、一番発行されている国債は10年物長期国債で、この国債の利回りは銀行の貸し出し金利に大きな影響を与えています。
そのため、この金利が上昇すると企業向け貸し出しや住宅ローンなど民間の金利も上昇します。

さて、もみじさまの500万円についてです。
この500万円は、5~10年間は使う予定がないお金ですか?

お金の預け先を選ぶ場合、「期間」がとても大切です。
急な出費に準備しておきたいお金は、月収の3~6ヵ月分だといわれていますが、このようなお金はいつでもおろせる金融商品を選ぶようにしてください。
1~5年以内に必要なお金はいくらなのか、5年以上使う予定がないお金は長期運用できる金融商品でなど、「期間」が重要です。

大切なお金です。
よく検討して、上手に殖やしてくださいね。
国債とは国にお金を貸すということなんですね。
国債を買うということは、私が投資家の立場になって、国に融資するということなんですね。
これから先のこともありますので、全額ではなくまずは少しずつはじめてみようと思いました。
わかり易くコメント頂きありがとうございました!

2009.10.24


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隅河内 ファイナンシャルプランナー
所属:下関あいFP・マンション管理士
エリア: 山口県 下関市

お友達から国債が良いとお聞きしてとのことですね。
はい。確かに、日本国が発行する国債(国庫債券)商品ですから。
安心・安全と思われる方が多いことも事実ではないかと思います。


ただ、貯蓄方法を選ばれる際、気をつけて頂きたいのは。
皆さん、各家庭で必要な生活費も異なりますし。
もちろん貯蓄額も違えば。いつどのタイミングでお金が必要かの
時期も様々なのです。(ですので、お友達には良くても、
もみじさんには不向きな商品もあるのです。)


それは、もみじさんが何の目的のために。
どのくらいの期間預けることになるのか?
出し入れがしやすい方がいいのか?しにくい方がいいのか?
という点を検討して頂いて、貯蓄商品を選択して頂ければと思います。


一般的な個人向け国債の預け入れ期間は、5年・10年。
募集時期は、年4回。
購入単位は、額面1万円以上1万円単位。
利率が、変動であれば、金利上昇が見込める今は有利といえます。
ただ、中途換金につきましては、発行後1年~2年間換金できないのが
原則で。
上記経過前に解約する場合には、中途換金調整額が必要となります。


全てにおいてパーフェクトな商品はありませんので。
ご自分のライフスタイルに合った商品をご検討されることをお勧め
させて頂きます。

メリット、デメリットがあるみたいですね。
国債だけに限らず、他の商品にも眼を向けてみようかと考えています。
自分のライフスタイルに合わせておかないと、後々後悔することになってしまうかもしれません;
的確なアドバイスありがとうございました!

2009.10.24


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