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FPの回答

  • 伊藤 亮太(スキラージャパン株式会社)

    東京都

    2009.10.20

 債券とは、国や企業などが資金を調達するために発行する有価証券のことをいいます。簡単にいえば、お金を借りるための借用証書といえます。債券は株式と違って、お金を借りるためのものですから、お金を借りた国や企業は返済する期日が来たら、借りたお金と利子を付けて返さなければなりません。

 金融の世界では、債券を発行する法人、つまりお金の借り手のことを発行体と呼んでいます。発行体のうち、公共団体(国や都道府県など)が発行する債券を「公共債」、民間企業が発行する債券を「民間債」といいます。また、外国の政府や企業が発行もしくは日本の企業が海外で発行する債券を「外国債(外債)」と呼び、区別しています。国債は公共債の一種です。

 日本の国債には、発行から償還までの期間で区分けした場合、期間が約60日と最も短い「政府短期証券」から期間が30年といった「超長期国債」まで様々な種類のものが発行されています。

 ほとんどの国債は個人でも購入が可能です。逆に個人しか購入することができない国債もあります。それが「個人向け国債」になります。個人向け国債には、満期まで金利が一定の固定金利型と、半年ごとに金利が見直され金利が変動する変動金利型があります。固定金利型は期間が5年、変動金利型は期間が10年と決まっています。

 この個人向け国債、1万円から購入が可能です。また途中でどうしてもお金が必要になった場合、発行期間から一定期間が経過していれば中途換金が可能になります。中途換金を行ったとしても国が元本割れなしで引き取ってくれる点はメリットといえます。

 個人向け国債は証券会社や銀行などの金融機関で購入が可能であり、収益性では他の金融商品に見劣りする面もありますが、安全性が高く、流動性も高い商品といえますので金融商品の一つとして投資対象に入れるのはよいかと思います。

以上、著書『金融入門 基本と常識』(西東社)より国債についてまとめてみました。(他にもいろいろ金融の知識について書いておりますので是非参考にしてみてください)

ただし、預貯金すべてを国債に回すのではなく、ある程度余裕資金からの購入としてください。

30代ですと結婚されているのであれば教育資金や住宅資金を蓄える必要があり、またこれから結婚を考えられているのであれば結婚資金も必要になります。そういった必要資金は無理せず預貯金での運用でも良いと思います。

長期で運用されるのであれば、投資信託などの運用も一つです。

上記、参考にしてみてください。


分かりやすいご返答ありがとうございます。
国債といえども沢山種類があるようですね。
自分なりに思っていたこととはやはり違っていたようです。
こういった運用は本当に無知なもので、これから少しでも勉強して関わってみようかなと思います^^
本当にありがとうございました。

2009.10.22


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