繰り上げ返済と貯蓄のバランスについて

のりこ(京都府)

解決済み 2010年12月24日
専業主婦ののりこと申します。
今まで住宅ローンの繰り上げ返済ばかりしていたので、貯蓄があまりなく、
最近急に不安になってきました。
今後どうしたらよいのか、アドバイスをよろしくお願いいたします。

夫:会社員 33歳   年収700万
妻:専業主婦 29歳  収入なし
子:保育園児 1歳 

2009年3月 中古マンション購入(築5年)

物件価格:2328万
借入金額:1700万

20年返済 変動金利1.075%

月返済額4.1万 ボーナス返済20万

現在ローン残高900万 貯蓄400万弱


変動金利なのが不安なため、貯蓄を全くせずに繰り上げ返済を繰り返しています。
繰り上げ返済はボーナス返済分に充当されるようで、既にボーナス返済分は
残り50万ほどで、来年の夏のボーナス分で終わりそうです。

あとは、月々の返済だけが18年分残っていることになると思うのですが、
このまま繰り上げ返済を続けて、あと4、5年で一気に完済するのがよいのか、
ローン返済をあせらずに、もっと貯蓄をちゃんとしたほうがよいのか、またその場合、繰り上げ返済と貯蓄の比率をどれぐらいにすればよいのか、何年ぐらいでローンを返せばよいのか、教えていただけるととても嬉しいです。

ちなみに、ボーナス返済がなくなれば、年間150万ほど繰り上げ返済できると思います。
変動なので、とにかく早く返さなくては!という思いが強いのですが、貯蓄が全く増えないのも不安です。

ご回答よろしくおねがいいたします。





No.343

質問者からのメッセージ

2011.01.01

FPの先生方、ご回答ありがとうございました。 これからも繰り上げ返済を続けつつ、生活費を見直して貯蓄もしっかり増やそうと思います。貯蓄の目標ができたので、生活費の見直しにも力が入る(?!)と思います。今後も相談させて頂く事があると思いますので、宜しくお願い致します。

回答 5件

ベストアンサーに選ばれた回答です!

伊藤 俊輔 ファイナンシャルプランナー
所属:京極・出町FP相談
エリア: 京都府 京都市


 のりこさま。京都の伊藤と申します。
 購入されて2年弱で、借入金をかなり減らされていてすごいです。

 いろいろな考え方があることを知っていただければと思います。
 貯蓄は少なくとも年収分は必要だと考えています。

 確かに住宅ローンの金利分を支払うことを考えれば、繰上返済するほうが支払総額が少なくなるのは言うまでもありません。しかし、このご時世ですので、急な失業等により収入が途絶えてしまった場合、手元にお金が無ければどうすることもできません。

 もちろん不安をあおるつもりはありません。このあたりは、直接にご夫婦の人生観や価値観をお伺いしながらでなければなかなか着地点は見つかりません。正解はありません。

 残債が1000万円を下回っておられるので急な金利上昇があったとしても、それほどとんでもないような影響を受ける可能性は少ないでしょう。何かあったときに、いつでも繰上げで全額返済できるための資金(貯蓄)を手元に準備されていれば金利が上がっても大丈夫ですよね??私はこの手法をお勧めしたいです。

 手持ち資金であれば使い道は自由です。
 失礼します。

ご回答ありがとうございます。

プロの方でもいろんな考え方があるのですね。それが自分に合っているかいないか、自分で見極めないといけないということですね。勉強になります。

年収分の貯蓄があれば、よほどのことが起こらない限りは安心できますね。私自身がとても心配症なので、確かにそれぐらい手元にあるのが、精神的にもよいかもしれませんね。

でも、繰り上げ返済できないとなると、なんだか少し淋しいですね・・・。ローン残高が減るのがとても楽しく、「趣味は繰り上げ返済」なんて言っていたので(笑)

金利上昇でとんでもない影響を受けないとすれば、私の不安の原因は貯蓄の少なさだけになるので、やはり貯蓄を増やしていくのが最優先なのですね。

参考になります。ありがとうございます。



2010.12.24


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金森  徹也 ファイナンシャルプランナー
所属:アルカディアFP事務所
エリア: 北海道 札幌市

初めまして 北海道の金森FP事務所の金森と申します。

手短に回答させていただきます。

>このまま繰り上げ返済を続けて、あと4、5年で一気に完済するのがよいのか、 
>ローン返済をあせらずに、もっと貯蓄をちゃんとしたほうがよいのか、またその場合、繰り上げ返済と貯蓄の>比率をどれぐらいにすればよいのか、何年ぐらいでローンを返せばよいのか、教えていただけるととても嬉し>いです。

単純には回答できませんのでので一般的な考え方を書かせていただきます。
同じ年収の方でも、実際の生活費の余力やお仕事の安定度により、貯蓄を残す比率は変わります。

一般的には緊急の予備費を具体的に挙げて見ると良いです。
例として、
車の買い替え、家庭電化製品が急に壊れた
親が無くなり急な出費が予定される
がんになった場合の費用
病気で所得が減った場合の費用など
です。

車などは計画的にローンを組む前提で、保険で備える準備がであれば、一般的には100万円ぐらいあれば、困ることは少ないです。
ご質問者が不安であれば余裕を見ても200万円の貯蓄を残し、繰上げ返済、補償はしっかりつけておくということで対応可能と考えます。

変動金利については、長い話になりますので、手短に説明させていただくとバブルの可能性は低く、5年ぐらいの間は大きく上がる要素は少ないと私は考えています。

実際に少し金利が上がった場合どれくらい住宅ローンの負担が増えるか計算すると安心できると考えます。

家計も年収から推測させていただくと見直しの余地はあると考えます。

良い相談相手を選んでください。

参考になれば幸いです。


早速のご回答、ありがとうございます。

200万程度で大丈夫なのですね。今の貯蓄でも足りないと思っており、そこから繰り上げ返済ということは考えておりませんでしたので、目から鱗です。
ただ、車の買い替えは現金でと考えているので、その分を含めるとなると、現在の貯蓄を取り崩すのは、やはりやめた方がよさそうですね・・・。

ちゃんとした知識のある方に相談しないと駄目ですね。
最近「ローン控除もあるのに、繰り上げ返済するなんてもったいない、やっぱりいざというときのために現金がないと」と複数の方に言われて不安になったものですから・・・。

ありがとうございます。

2010.12.24


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岩橋 栄子 ファイナンシャルプランナー
所属:ファイナンシャルプランナー 岩橋 栄子
エリア: 東京都 練馬区

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの岩橋と申します。

一般に返済負担率は年収の20%~30%に抑えるのが望ましいとされていますが、繰り上げ返済は早いうちにする方が、繰り上げ返済した元金にかかる利息相当分の負担が軽減するのでメリットが大きいです。

もし、繰り上げ返済後も1年間は生活できる程度のお金が手元にあれば、繰り上げ返済は早めにすれば良いと考えます。
但し、返済期間が後4年から5年となると、住宅ローン控除が受けられなくなります。

その事も伏せて、ローン期間を考えた方が良いかもしれませんね。

以上ご参考になれば幸いです。

ご回答ありがとうございます。

主人の年収から考えると、年間140万~210万ぐらいまでの返済が妥当ということですね。
ボーナス返済分終了後、月4.1万×12ヶ月=49.2万の返済だけになってしまうので、
年間100万~150万の繰り上げ返済をしても、特に返しすぎではないということですね。

1年間生活できる資金というのは、月40万×12ヶ月=480万ぐらいでしょうか?
それならわりと早く貯まりそうです。

住宅ローン残高から考えると、ローン控除は年間数万円しかないので、利息軽減のメリットの方が大きいのかなと漠然と思っていました。

生活資金なども漠然としているので、もっとちゃんと考えないと駄目ですね。勉強不足を痛感します。

ありがとうございます。

2010.12.24


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關 雅也 ファイナンシャルプランナー
所属:有限会社 新世紀
エリア: 東京都 町田市

こんにちは、ドクターマネーこと關(せき)といいます。

私のお金に関する考え方をアドバイスしますと、
「お金にも仕事をしてもらおう」
というのが基本にあります。

お金に仕事をして貰うとはどういうことなのか?
それはつまり、効率的な投資を行うということ。

住宅ローンの金利は、一般の消費者が借りることの出来る融資で1番金利の安い金融書湯品です。
(ここでローンも金融商品としてとらえることが重要)
一方、購入できる金融商品の中には、安全性も高く、銀行金利よりはるかに高い利回りの商品もあります。
これらのバランスを比較して、住宅ローン金利よりおよそ3%高利回りで運用できるようであれば、住宅ローンの返済は後回し(返済期間いっぱいで返す)のが良いでしょう。
*ここでおよそ3%というのは、住宅ローンは長期に渡るので複利効果を考えてのことです。

運用も視野に入れて、投資に詳しいFPに相談すると良いでしょう。
ご回答ありがとうございます。

老後の資産形成のために、投資についても考えていかないと、と思いながらなかなか実行できておりません。

利回りが住宅ローン金利プラス3%ということでしたら、4%の利回りで運用する必要がありますね。そうなると、リスクがつきものですので、心配症の私にはちょっと難しい方法です。

しかし、預貯金だけでは資産形成できないと思いますので、投資については今後の検討課題ですね。

ありがとうございます。

2010.12.24


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土屋 剛 ファイナンシャルプランナー
所属:(株)FCTGファイナンシャルプランナーズ 

のりこ様

はじめまして。

現状で一言でいえば素晴らしい!と思いますよ!

2つポイントをあげるとすれば、

①ご主人の失業可能性
会社の業績は別にして、
おそらくその年齢ではリストラは大丈夫かと思いますし、
たとえ失業しても実績があったり特殊だったりで
ニーズがあって再就職可能であれば考える必要はないと思います。

②ほかのものにローンを組む
住宅ローンの金利が一番低いので、
車や家電にローンを組むことは避けてください。
お子様のことなど考えても、
今の貯蓄額をキープしてそれ以外を繰り上げ返済に回せば十分だと思います。

読み違いだったら申し訳ありませんが、
それでお子様が小学生低学年のうちに完済できそうですよね。
その後貯蓄は増えていくと思いますので十分だと思います。

心配ならキャッシュフロー表を作ってみることをお勧めします!

最後までお読みいただきありがとうございます。
ご回答ありがとうございます。

お褒めの言葉をいただき、うれしく思います。

①主人の失業可能性
上場企業の技術職のため、現在の会社を辞めることがあっても、再就職はそんなに難しくないと思っております。ただ、病気などで失職することもあるでしょうし、その場合、現在の貯蓄では不安があります。

②他の物にローンを組む
車や家電にローンを組むことはないです。住宅ローン以外の借金はするつもりはありません。

現在の貯蓄額をキープすればよいとのこと、心強いお言葉です。
できれば、子供が小学校にあがるころまでに返済できればいいなと思っています。
貯蓄も少しは増えるとよいのですが・・・。

参考にさせていただきます。
ありがとうございました。


2010.12.26


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