新NISA開始前の「つみたてNISA」から「一般NISA」への切替可否について
じゅんのすけ(東京都)
解決済み 2023年10月02日2021年10月より、つみたてNISAを開始しておりまして、現在残高約1百万円(評価損益+10万円)ございます。投資運用に慣れておらず、恐る恐る始めましたが、コロナ禍直後こそ目減りたものの、その後は着実な評価益の積み上がりに手応えを感じることができました。
一方で、月額3万円という運用資産への移行の進捗に若干もどかしさを感じていることも事実です。
そこで、新NISA移行に先立ち、一般NISAに移行して、まとまった運用資産を一度に運用資産に移したいと考えているのですが、以下が分かりません。
(1) 既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか
(2) つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠
なお、現状の資産構成はざっくり以下の通りです(年金生保などはすべて除いています)。基本的なことで恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
・現預金、財形預金等:約30.0百万円
・つみたてNISA: 約1.0万円(2021/10~)
No.1440
回答 5件
かわすみFP事務所 川隅と申します。
NISA制度の移行期ということで、制度自体がわかりにくく不便ない思いをされている方は多いかと思います。
また、同様に現行のNISA制度に不満を感じておられる方も多いようです。
結論から申しますと、
(1)既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか:現行のつみたてNISA制度で買い付けたものは積立から20年間は売却益に課税されません。
(2)つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠:既存のNISA制度では年の途中での「つみたてNISA→一般NISA切替」ができません。
現行のNISA制度では「つみたてNISA」か「一般NISA」のどちらかを選択することになっています。今年(2023年)に入って1度でも現行のつみたてNISA制度を利用した買い付けを行っていると、年内は一般NISAへの切り替えや買い付けはできません。
こちらのサイトをご確認ください。
金融庁NISA特設ページ⇒つみたてNISAの概要⇒つみたてNISAとは https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html#contents1 小さな文字ですが、表の下の*2を確認すると以下の様になっています。「*2 …NISA口座を開設する金融機関は1年単位で変更可能です。また、NISA口座内で、つみたてNISAと一般NISAを1年単位で変更することも可能です。ただし、つみたてNISAですでに投資信託を購入している場合、その年は他の金融機関又は一般NISAに変更することはできません。」
対応策としては
・現行のつみたてNISAを枠内いっぱいまで利用する。(積立月額を引き上げます)
・NISA口座外で購入する。
・新NISAへの移行を待つ。(一般口座が併用できるようになります)
NISA制度自体が大きな資産の運用のための制度とは呼べない部分があります。現状の現預金など全額を運用されたいのであれば、NISA口座外での運用も視野に入れて検討されることをお勧めいたします。
新制度への移行後もNISA制度はうまく活用していきたいものです。
NISA制度の移行期ということで、制度自体がわかりにくく不便ない思いをされている方は多いかと思います。
また、同様に現行のNISA制度に不満を感じておられる方も多いようです。
結論から申しますと、
(1)既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか:現行のつみたてNISA制度で買い付けたものは積立から20年間は売却益に課税されません。
(2)つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠:既存のNISA制度では年の途中での「つみたてNISA→一般NISA切替」ができません。
現行のNISA制度では「つみたてNISA」か「一般NISA」のどちらかを選択することになっています。今年(2023年)に入って1度でも現行のつみたてNISA制度を利用した買い付けを行っていると、年内は一般NISAへの切り替えや買い付けはできません。
こちらのサイトをご確認ください。
金融庁NISA特設ページ⇒つみたてNISAの概要⇒つみたてNISAとは https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html#contents1 小さな文字ですが、表の下の*2を確認すると以下の様になっています。「*2 …NISA口座を開設する金融機関は1年単位で変更可能です。また、NISA口座内で、つみたてNISAと一般NISAを1年単位で変更することも可能です。ただし、つみたてNISAですでに投資信託を購入している場合、その年は他の金融機関又は一般NISAに変更することはできません。」
対応策としては
・現行のつみたてNISAを枠内いっぱいまで利用する。(積立月額を引き上げます)
・NISA口座外で購入する。
・新NISAへの移行を待つ。(一般口座が併用できるようになります)
NISA制度自体が大きな資産の運用のための制度とは呼べない部分があります。現状の現預金など全額を運用されたいのであれば、NISA口座外での運用も視野に入れて検討されることをお勧めいたします。
新制度への移行後もNISA制度はうまく活用していきたいものです。
2023.10.03
+ 全文を見る
はじめまして。
徳島でファイナンシャルプランナーをしております、岡本と申します。
つみたてNISAでの運用が順調とのこと。
すばらしいことです。
まず(1)についてですが、
買付から20年の間の利益につきましては課税されませんのでご安心ください。
続いて(2)についてですが、
以下の2つの条件に当てはまる場合は、同じ年でのNISAコース変更ができず、翌年からのコース変更となります。(来年からは新NISA になるため実質意味がない)
①本年すでにNISAで買付を行っている場合
②同年10月以降の手続きである
じゅんのすけ様におかれましては、上記①②両方の条件を満たしてしまっているかと思いますので、本年中のコース変更はできないかと思います。
ご参考になれば幸いです。
徳島でファイナンシャルプランナーをしております、岡本と申します。
つみたてNISAでの運用が順調とのこと。
すばらしいことです。
まず(1)についてですが、
買付から20年の間の利益につきましては課税されませんのでご安心ください。
続いて(2)についてですが、
以下の2つの条件に当てはまる場合は、同じ年でのNISAコース変更ができず、翌年からのコース変更となります。(来年からは新NISA になるため実質意味がない)
①本年すでにNISAで買付を行っている場合
②同年10月以降の手続きである
じゅんのすけ様におかれましては、上記①②両方の条件を満たしてしまっているかと思いますので、本年中のコース変更はできないかと思います。
ご参考になれば幸いです。
ご多忙中にもかかわらず早速ありがとうございます。
よく理解できました。
よく理解できました。
2023.10.03
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滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。
さて、ご質問の
(1) 既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか
については、NISA口座ですので、売却益に課税はされません。
つぎに、
(2) つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠
については、現行制度では、年ごとに一般NISAかつみたてNISAを選択することになっています。
現在、積立でNISAをされているようなので、今年中は一般NISAに変更することはできません。
なお、来年からNISA制度が大きく変わります。
主な点は、
①1年間の投資枠が360万円に大幅アップ。 内訳は、成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円。
②成長投資枠と、つみたて投資枠が併用できる。
③売却した場合、売却額の枠が復活。
④これらの総枠(一生で使える枠)は、1800万円となる。従って、毎年360万円の枠を使うと、5年で総枠が埋まることになる。
基本的に、資産形成を早くする(複利運用)なら、初期に大きく投資をする方が有利ですが、投資のタイミングによって大きな損失を被ることもあります。
そのため、やはり一度に運用資産を移してはリスクが大きいと思います。投資の王道に従って、長期・積立・分散がおすすめです。
あくまで、投資は自己責任ですが、NISA制度を使い、手数料の安いネット証券の投資信託(銘柄は、目論見書か、資金流入額、購入ランキング等を参考に選択)を無理の無い範囲で、購入されるのが良いと思います。
チャンスは繰り返し訪れます。
参考にされてください。
よろしくお願いします。
さて、ご質問の
(1) 既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか
については、NISA口座ですので、売却益に課税はされません。
つぎに、
(2) つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠
については、現行制度では、年ごとに一般NISAかつみたてNISAを選択することになっています。
現在、積立でNISAをされているようなので、今年中は一般NISAに変更することはできません。
なお、来年からNISA制度が大きく変わります。
主な点は、
①1年間の投資枠が360万円に大幅アップ。 内訳は、成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円。
②成長投資枠と、つみたて投資枠が併用できる。
③売却した場合、売却額の枠が復活。
④これらの総枠(一生で使える枠)は、1800万円となる。従って、毎年360万円の枠を使うと、5年で総枠が埋まることになる。
基本的に、資産形成を早くする(複利運用)なら、初期に大きく投資をする方が有利ですが、投資のタイミングによって大きな損失を被ることもあります。
そのため、やはり一度に運用資産を移してはリスクが大きいと思います。投資の王道に従って、長期・積立・分散がおすすめです。
あくまで、投資は自己責任ですが、NISA制度を使い、手数料の安いネット証券の投資信託(銘柄は、目論見書か、資金流入額、購入ランキング等を参考に選択)を無理の無い範囲で、購入されるのが良いと思います。
チャンスは繰り返し訪れます。
参考にされてください。
ありがとうございます。「長期・積立・分散」という点は理解しつつも、もどかしいところがありますね。
2023.10.03
+ 全文を見る
滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。
さて、ご質問の
(1) 既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか
については、NISA口座ですので、売却益に課税はされません。
つぎに、
(2) つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠
については、現行制度では、年ごとに一般NISAかつみたてNISAを選択することになっています。
現在、積立でNISAをされているようなので、今年中は一般NISAに変更することはできません。
なお、来年からNISA制度が大きく変わります。
主な点は、
①1年間の投資枠が360万円に大幅アップ。 内訳は、成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円。
②成長投資枠と、つみたて投資枠が併用できる。
③売却した場合、売却額の枠が復活。
④これらの総枠(一生で使える枠)は、1800万円となる。従って、毎年360万円の枠を使うと、5年で総枠が埋まることになる。
基本的に、資産形成を早くする(複利運用)なら、初期に大きく投資をする方が有利ですが、投資のタイミングによって大きな損失を被ることもあります。
そのため、やはり一度に運用資産を移してはリスクが大きいと思います。投資の王道に従って、長期・積立・分散がおすすめです。
あくまで、投資は自己責任ですが、NISA制度を使い、手数料の安いネット証券の投資信託(銘柄は、目論見書か、資金流入額、購入ランキング等を参考に選択)を無理の無い範囲で、購入されるのが良いと思います。
チャンスは繰り返し訪れます。
参考にされてください。
よろしくお願いします。
さて、ご質問の
(1) 既存のつみたてNISAの非課税期間内であれば、売却益には課税されないか
については、NISA口座ですので、売却益に課税はされません。
つぎに、
(2) つみたてNISA→一般NISA切替後に一般NISAで使用できる非課税枠
については、現行制度では、年ごとに一般NISAかつみたてNISAを選択することになっています。
現在、積立でNISAをされているようなので、今年中は一般NISAに変更することはできません。
なお、来年からNISA制度が大きく変わります。
主な点は、
①1年間の投資枠が360万円に大幅アップ。 内訳は、成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円。
②成長投資枠と、つみたて投資枠が併用できる。
③売却した場合、売却額の枠が復活。
④これらの総枠(一生で使える枠)は、1800万円となる。従って、毎年360万円の枠を使うと、5年で総枠が埋まることになる。
基本的に、資産形成を早くする(複利運用)なら、初期に大きく投資をする方が有利ですが、投資のタイミングによって大きな損失を被ることもあります。
そのため、やはり一度に運用資産を移してはリスクが大きいと思います。投資の王道に従って、長期・積立・分散がおすすめです。
あくまで、投資は自己責任ですが、NISA制度を使い、手数料の安いネット証券の投資信託(銘柄は、目論見書か、資金流入額、購入ランキング等を参考に選択)を無理の無い範囲で、購入されるのが良いと思います。
チャンスは繰り返し訪れます。
参考にされてください。
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じゅんのすけさんへ
(1)(2)の問題については、数人の方が回答していますので、別の角度から回答いたします。
じゅんのすけさんの年齢や収入などわかりません。そこで一般的な話としてアドバイスさせていただきます。
人生は、「健康」「お金」「生きがい」のトライアングルのバランスが大切です。
今は順調に評価益が出ているみたいですが、投資には、リスクがつきものです。
投資には、消去できない「市場リスク」と分散により減衰させることができる「個別リスク」があります。
一度家族(?)とともに、ライフプランを考え、キャッシュフロー表を作成してみましょう。
そして見直しを行い、投資をしてもよい範囲で投資をいたしましょう。
幸プランナー 小久保輝司
(1)(2)の問題については、数人の方が回答していますので、別の角度から回答いたします。
じゅんのすけさんの年齢や収入などわかりません。そこで一般的な話としてアドバイスさせていただきます。
人生は、「健康」「お金」「生きがい」のトライアングルのバランスが大切です。
今は順調に評価益が出ているみたいですが、投資には、リスクがつきものです。
投資には、消去できない「市場リスク」と分散により減衰させることができる「個別リスク」があります。
一度家族(?)とともに、ライフプランを考え、キャッシュフロー表を作成してみましょう。
そして見直しを行い、投資をしてもよい範囲で投資をいたしましょう。
幸プランナー 小久保輝司
じゅんのすけさんへ
すみません。1点訂正お願いいたします。
「個別リスク」は(誤り)で、「固有リスク」が(正解)です。
幸プランナー 小久保輝司
すみません。1点訂正お願いいたします。
「個別リスク」は(誤り)で、「固有リスク」が(正解)です。
幸プランナー 小久保輝司
2023.10.03
たいへんよく理解できました。引き続きよろしくお願いします。
2023.10.03
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新NISA移行後も、うまく活用できるよう、勉強を続けてまいります。