教育費の考え方と貯蓄

おっつー(神奈川県)

解決済み 2012年09月27日
初めて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。

我が家の基礎データです。

家族構成:会社員夫(49)会社員妻(45)中高一貫私立(中一)長男 公立小5年次男(中高一貫私立の予定)
年収:夫1,300万円 妻650万円(時短勤務。時短外すと810万円)
住宅:持家マンション ローン完済
金融資産:2,900万円
     内訳)教育費650万円×2人、老後資金1200万円、緊急用生活費150万円、その他250万円
 
毎年の貯蓄ですが、現在は教育費100万円×2人、老後資金300万円です。
2年後の教育費用貯蓄は650万円+200万円。これに18歳満期の学資保険が180万円で、2年後には1,000万円になります。これで私立中高大学費100万円×10年を賄いたいと思っています。(長男はすでに一部取り崩しています。)
この貯蓄は学費を想定しているので、塾代などはランニングコストとして毎月の費用として考えたいと思っています。
浪人、留年、大学院への進学については、そのとき親に甲斐性があれば出し、なければ教育ローンや奨学金、アルバイトにしてもらおうと考えています。

ここからが相談です。
今妻がいる会社の業績が悪いです。2年間は倒産やリストラはないと思いますが、そのあとは分かりません。(現に今も、給料が増えるのを防ぐため時短勤務させられています。)また夫も外資系の会社なので、今は業績が良いのですが、いつリストラ対象になるかわかりません。教育費はできるだけ親のほうで用意してやりたいと思っています。
子供を大学前出す費用の考え方はこれでよいでしょうか?ご意見を伺いたいです。
また、子供を大学まで出す費用+子供の世話にならないくらいの老後資金をためるためには、2年後より後にはどのくらい貯蓄が必要でしょうか?


どうぞよろしくお願いいたします。

No.834

質問者からのメッセージ

2012.10.05

ご回答くださいました先生方どうもありがとうございました。 今まで漠然と考えていたことですが、文章にして質問しご回答いただいたことで頭の中がずいぶん整理されました。 目的別に貯める目標額が決まれば励みにもなります。 また、お金は使うために貯めるのだな、ということも再認識しました。より良い使い方をするためにもっと勉強(情報収集)したいと思います。 ありがとうございました。

回答 4件

ベストアンサーに選ばれた回答です!

西畑 昌彦 ファイナンシャルプランナー
所属:三重FPオフィス(有)アイエヌシーエス
エリア: 三重県 津市

はじめまして、FPの西畑です。

大学にかかる費用は条件により異なります。

例えば、自宅から国立大学に通う場合には4年間で約500万円ですが、下宿をして私立大学(理系)に通う場合には約1100万円かかるというデータがあります。

大学進学前に約1000万円準備できていれば対応出来そうです。

また老後資金については最低限の生活が出来ればいいのか、ゆとりのあるセカンドライフを楽しみたいのかにもよりますが、後者の場合にはご夫婦で月額約36万円必要だといわれています。

例えば60歳で退職し、65歳まで無収入、その後公的年金を受け取るというパターンなら60歳から5年間で約2100万円必要です。
その後65歳から20年間ご夫婦で過ごすと約8600万円必要ですが、実際はこの金額(8600万円)から公的年金の支給額を差し引いた金額が必要ということになります。

ねんきん定期便などで支給額を予測し収入があるうちに必要額を準備しておけば老後を迎えてもお子様に援助してもらうことはないと考えられます。


有限会社アイエヌシーエス
FPネットオフィス.com
家計相談FP 西畑



西畑先生
ご回答ありがとうございました。自宅から国立大学でも100万円×4年では賄えないのですね。まだ大学受験に現実味がなくちゃんと調べないままでした。
とても参考になります。
年金の計算も必要生活費を算出することが大事なのだとわかりました。こちらも実感がわかず漠然と不安に思っているだけでした。
まずは老後の必要生活費について夫婦で話し合ってみます。
ありがとうございました。

2012.09.28


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山田 聡 ファイナンシャルプランナー
所属:山田FP事務所
エリア: 東京都 中央区

ファイナンシャルプランナーの山田と申します。

教育資金の準備の仕方については、いろいろな考え方がありますが、
将来の収入に不安を感じているのであれば
早めに確保される方がよいでしょう。
ですから、現在の仕方で問題ないと思います。

また、中学から大学卒業までの教育費(塾の費用等を除く)を、
一人あたり1,000万円と見積もられていますが、
オール私立の場合、また、理系大学の場合などでは、
もう少しかかる可能性もありますが、
その他の貯蓄も十分あるので特に問題はないでしょう。

老後の必要資金は、各ご家庭の将来収支の
シミュレーションをすることになります。
そのため、残念ながらこの場で金額を記載することはできません。

最も簡単な計算方法としては、
65歳からの余命年数に1年当りの生活費を掛けて
総支出額を見積もります。

ちなみに65歳時の平均余命は男性約19年、女性約24年です。
65歳以上のご夫婦の平均的な生活費は25万円程度ですが、
各家庭の状況や希望も違いますので、
ご自身に合った金額を設定した方がよいでしょう。

次に、65歳から予想死亡時までの年金収入総額を見積もります。
年金は年金定期便と今後の給与見込みで計算できます。

そして、総支出額から年金収入総額を差引いた金額が
最低限用意すべき金額となります。

簡単な方法ですが、最低限必要な金額の目安にはなるでしょう。

詳しくシミュレーションしたい場合は、
ファイナンシャルプランナーに相談されてみてください。

更に今後は、貯蓄方法を点検しましょう。
老後資金用の貯蓄ということは、運用期間も長期にわたることから、
その方法次第で最終的に大きな差がでる可能性があります。

また、確定拠出年金など税制面で有利な貯蓄が利用できるのであれば
十分に活用しましょう。

いろいろな不安が蔓延している世の中ですから、
益々自助努力が必要になります。

以上、わずかでも参考となれば幸いです。

山田FP事務所http://www.yamadafp.com
山田 聡






山田先生
ご回答いただきありがとうございました。
自分の頭の中で漠然と考えていたことなのですが、文章にしてコメントをいただいたことで少しすっきりしました。
老後資金はもう少し細かく見ていかなければならないのですね。
資金の運用方法も深く考えていませんでした。勉強になります。
ありがとうございました。

2012.09.28


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森本  直人 ファイナンシャルプランナー
所属:(株)森本FP事務所

おっつー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

家計データを拝見したところ、
住宅ローンは、完済されているようなので、
教育資金と緊急用資金を銀行預金等に取り置きした上で、
残りの部分は、資産運用を考えていった方がよいと思います。

ただし、価格変動のある資産運用は、絶対にNGという方も
いらっしゃるので、具体的なことは、通常のFP相談では、
お気持ちを伺ってから、ということになります。

ちなみに、例えば、15年後の老後資金をイメージして、
初期投資 1000万円、積立投資 年200万円でプランを考えた場合は、
元本ベースで、4000万円。

仮に、15年間を年3%で複利運用したのと同じ成果が出た場合は、
税金、手数料を考慮せず、15年後に、約5278万円になります。

その差は、約1278万円です。

万一、リストラ対象になってしまったら、と考える場合の試算は、
また別にしなければなりませんが、お金にも一緒に働いてもらうことで、
ご自身が働けなくなるリスクをある程度までカバーできます。

但し、もちろん、価格変動のリスクの方が怖い、と考える方も
いらっしゃるので、その場合は、節約で対処することになります。

1278万円÷15年の単純計算だと、年間では85.2万円。

上記の資産運用を考えた場合との比較で、月あたり 7.1万円の節約が
必要となります。

もちろん、どのプランが正解というのはありません。

お気持ちに沿ったプランを、FPと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、私でよければ、いつでも承ります。

なお、教育資金は、平均的なデータからは、私大医学部に進むなどで
なければ、お書き頂いた内容で、ほぼまかなえる計算です。

以上、ご参考になれば幸いです。

おっつー様
コメントありがとうございます。
なお、大学の授業料は、今後、値上がりする可能性もありますので、その点は、考慮してください。
イギリスで大学の授業料が、約3倍に値上がりしたという事例もあります。
政府の財政難に起因しているようです。
資産運用の必要性については、ある程度のご理解を頂けたようで、回答者として、少し安心しました。
利回り3%は、難しいと思われるかもしれませんが、これは工夫次第です。
経験も大事なので、今から少しずつ経験を積んでいかれるのもよいと思います。
ご参考です。

2012.09.28


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岩橋 栄子 ファイナンシャルプランナー
所属:ファイナンシャルプランナー 岩橋 栄子
エリア: 東京都 練馬区

おっつー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの岩橋栄子です。

まずはお子さんの教育にどのくらいかかるか、いつまでにいくらためなければいけないかを確認していきましょう。
私立中学・高校は年間100万円前後かかります。
1人なら、まだ余裕もありますが、二人になると大変ですから、公立の間に大学資金を準備したいものです。

大学のデータは学校に収める費用のみで文系で400万円弱、理系では500万円超です。

それ以外にもランニングコストとしている通学定期や教材などが必要となりますので、せめて大学費用を準備しましょう。
期間は出来ればお子さんたちが公立に通っている間です。

ということは教育費年間200万円の貯金で安心するのではなく、もう少しがんばったほうが良さそうですね。

次に、積み立て予想額ですが、収入は退職時に準備出来るお金と公的年金等がセカンドライフに使えるお金です。収入よりセカンドライフの生活費が上回ったとしても、60歳までは収入の中から不足額の積み立ても可能ですし、60歳以降は運用しながら生活費として取り崩していくこともできます。
仮に30年間のセカンドライフ準備金があと1千万円欲しい場合、1%で運用しつつ均等に取り崩すと、60歳時に860万円必要です。50歳の人なら定年までの10年間に1%で運用すると毎年860万円X0.096=83万円ずつ積み立てれば可能です。

岩崎先生
ご回答ありがとうございました。
教育資金は少し足りないでしょうか。確かに学費以外にいろいろかかりますのでそれも考えなくてはいけませんね。老後資金ももう少し生活に必要な額を考えてから逆算してみます。

ただ、いくら時短とはいえ正社員の仕事をこなしながら家事や中学受験の勉強を教えたりしていると(中学受験はやはり親がついて家庭学習を主体的に行わないとうまくいかないので。長男で実感しました。)、これ以上貯めるのも精神的につらいです(涙)
少し余裕のあるときに無駄な費用も洗い出してみます。
ありがとうございました。

2012.10.01


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