住宅購入について

イクラ軍艦(埼玉県)

解決済み 2012年09月02日
はじめまして。住宅購入を考えており、その物件の購入が私たちにとって無理でないものかどうか悩んでいます。

私 33歳 年収約450万円(控除前)
妻 30歳 年収約450万円(控除前)
子ども1人 0歳10ヶ月

住宅用貯金1,000万円

検討している物件 約5,000万円

現在住宅の購入を考えている理由は、
①赤ん坊の育児も少し楽になり始め、②再来年から消費税が上がり、③住宅ローン控除も来年までで、④子どもはもう1人欲しいと考えていますが、これからまた妊娠、出産があると更に数年は住宅探しが難しくなり、⑤私も33歳であるため、これ以上遅くなると完済が高齢になってしまうと考えているからです。
私達にとって、タイミングは今だと考えています。

私達夫婦はともに公的機関に勤めており、給料が大きく変動することは通常はありません。
ただ、近年の経済状況、国家公務員の臨時特例法案の流れ、退職手当の減額により、生涯賃金は大幅に減ることが予想されます。

なお、教育費として現在住宅の貯金とは別に毎月の給料から2万円、賞与から10万円積み立てています。毎月分も賞与分も年々少しずつ増やし、今いる子が大学卒業するまでには2,000万円貯まる試算です。その都度その都度かかる教育費は日々の生活費から支出し、入学金やその他大きな支払い、日々の生活費から支払いができない時のため資金と考えており、2人目ができても同様の積み立てを続けていく予定です。

金融機関に相談したところ、4,000万円の借り入れは可能とのことですが、心配なのは5,000万円の物件を購入することが私たちに見合っているかということです。
と言うのも、夫婦で公務員で子どもも2人~3人いる知り合いは何人かいますが、皆5,000万円もする住宅を購入していないのです。(概ね3,000万円から3,500万円の物件を購入してます。)

返済は変動金利を利用しようかと考えており、月10万円、賞与で20万円の返済くらいであれば無理が無いかと考えていますが、4,000万円の借り入れに対して、この返済設定が甘いのでしょうか。
どうかアドバイス頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

ちなみに、私達夫婦の老後の資金としては退職手当と年金をあてに考えています。個人年金、財形は一切しておりません。

No.810

質問者からのメッセージ

2012.09.06

6名の先生方に様々なアドバイスをいただき、大変参考になりました。 わかってはいたことですが、確実な太鼓判を押していただくには至りませんでした。 先のことについて、細かい設定をしているつもりでしたが、いかに曖昧だったかがわかりましたので、もっと細かい数字で先を見据えたプランを考えたいと思います。 ありがとうございました。

回答 4件

山田 聡 ファイナンシャルプランナー
所属:山田FP事務所
エリア: 東京都 中央区

ファイナンシャルプランナーの山田と申します。

5000万円もの高額な買物ですから、より具体的な数字を使用して
今後の収支を時系列でシミュレーションされてはいかがでしょうか。
そして、最終的に老後資金が確保されているかを確認しましょう。

シミュレーションには今後の収入予想や基本生活費の他、
・子供の教育費
・こどもの基本生活費
・退職金
・年金受給額
・固定資産税、管理費・修繕積立金(マンションの場合)
上記のような数字が最低限必要です。

こどもの教育費は、公立・私立別の一般的な費用が文部科学省から公表されていますので
その数値を参考にしましょう。

こどもが成長するにつれ、家庭の基本生活費は上昇していきます。
小学校入学までは夫婦2人だけの時とそれほどかわりませんが、
小学校入学してから大学卒業までで一般的には600~700万円程度かかります。
二人目のこどもはその7~8割程度が予想されます。
シミュレーションでは家庭全体の基本生活費が上昇することを
考慮する必要があります。

そして定年時での住宅ローン残債、退職金、貯蓄残高、
さらに年金受給額を予想し、老後資金が確保されているかを
検討することになります。

尚、変動金利を予定しているのであれば、
金利が上昇した場合のシミュレーションも当然必要です。

住宅は、“買うことが可能か”ではなく、“支払うことが可能か”を
検討しなければなりません。
そのため、将来の予想数字を使用したシミュレーションが必要です。
現在の状況からだけではなく、将来の数字を使用して、十分に検討されてください。

以上、僅かでも参考となれば幸いです。
山田FP事務所  http://www.yamadafp.com/
山田 聡

山田様

早速ありがとうございました。
子どもにかかるお金について、「基本生活費」は勉強不足でした。
早速インターネットで調べて、勉強させていただきました。
家系全体の生活費が上がると言うことを、教育費と別枠で考えなければいけないのですね。
アドバイスいただいたことを踏まえ、今一度先々の趣味シミュレーションしてみたいと思います。
ありがとうございました。

2012.09.03


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中嶋 よしふみ ファイナンシャルプランナー
所属:中嶋よしふみ@保険を売らない普通のFP シェアーズカフェ
エリア: 埼玉県 川口市

返答します。

5000万円の住宅購入は不可能では無いかもしれませんが、カツカツになることは確実です。おそらく住宅ローンと子育て費用を支払うための生活になると思います。

お子様にかかる費用は教育費+生活費も合わせれば、大学まで公立でも2000万以上かかります。

変動金利は辞めておきましょう。人生では避けようの無いリスクがたくさんある中で、避けられるリスクをあえてとる必要は全くありません。

35年ローンも辞めておきましょう。定年までに返済できる年数(27年)を固定金利で考えて下さい。するとローン+固定資産税(+マンションならば管理費・修繕積立金)で毎月の支払いが20万円近くになります。

住宅ローン控除はつい先日、さらに拡充される可能性がある事が発表されています。だからもう少し待ちましょう、という話ではなく、ご自身の収入・雇用の安定度・貯金など、内部環境を元に判断してください。外部環境はあくまでオマケです。

完済が高齢になるから今のうちに、というのも間違いです。頭金を貯めて短期で返済すれば利息負担を減らすことが出来ます。早い内に買えばそれだけ早く建替えや大規模回収が必要になりますので、早く買った方が得という理由にはなりません。消費税の増税前後では駆け込み消費で価格は需給で調整されます。エコポイント終了後に価格が大きく崩れた液晶テレビと同じです。

持ち家のほうが得、という発想からスタートすると間違う事になりますので、ご注意ください。下に参考になる記事がありますので、全部読んでみてください。有料相談2.3回分位の価値はあります。

しっかりお金を貯めている事や、ライフプラン・ファイナンシャルプランをちゃんと考えようと姿勢はすばらしいと思いますが、どのように考えれば良いのか分からず困っているように見受けられました。

当店では住宅ローンを含んだお金全般(家計簿の付け方から保険、年金、資産形成など)の知識をお伝えするレッスンを提供しています。レッスンの目的はご自身でお金の問題を解決・予防できるようになる事です。よろしかったらご検討下さい。

シェアーズカフェ・店長 中嶋よしふみ
公式サイト http://sharescafe.com/
公式ブログ http://blog.livedoor.jp/sharescafe/
中嶋様

ありがとうございました。
中嶋様にいただきましたアドバイスは、リスクを最大限に排除した内容で、とても安心できるものです。
実家の両親にも今回の5,000万円の住宅の話をした際、「1人が働けなくなった時のことを考えなさい」と言われました。
生命保険、医療保険、学資保険、個人年金等も考え、リスクをどれくらいまでなら最悪の時に破綻しないでいられるのかも考えてみたいと思います。

コラムについてはじっくり読ませていただきます。
ありがとうございました。

2012.09.04


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伊勢谷 ファイナンシャルプランナー
所属:株式会社 VLIP

イクラ軍艦さん、はじめまして。

さいたま新都心のFP会社、株式会社VLIPの加藤と申します。

5,000万円の物件を購入することが見合っているかの点では、もう少し検討が必要かと思います。

第1に、購入を考えている理由の①④の理由については、もう少し考える必要があると思いますし、

ご夫婦の老後の資金は退職手当と年金のみをあてにしていることが気になります。

第2に、借入4000万で変動金利を前提としたローン返済計画の場合には、できるだけ繰上げ返済を

計画に組込むことをお勧めします。

第3に、二人での世帯収入であれば、5000万の物件でも問題ないと思いますが、色々なリスクを洗い出し

また、購入する場合の必要経費、その後の維持管理費用など資金等を含めての判断が必要です。


一度、ライフプランおよびキャシュフローを作成し、将来を見据えた上で判断されることをお勧めします。

株式会社VLIP
http://www.vlip.jp/index.html

加藤様

ご回答ありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

育児に少し余裕が出てきたことと、二人目ができるとまた先になってしまうことについて、確かに今住宅を購入することにこじつけていたかも知れません。(実家の両親に説明する時にも言い訳に使いました。)
その理由に拘ることなく、老後の費用も含めて今一度冷静に検討したいと思います。

ありがとうございました。

2012.09.06


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西畑 昌彦 ファイナンシャルプランナー
所属:三重FPオフィス(有)アイエヌシーエス
エリア: 三重県 津市

はじめまして、FPの西畑です。

住宅ローン返済中に奥様が産休や育児休暇をとることや、ご夫婦どちらかの収入が万一事故や病気で大幅に減ってしまうことがあった場合でも住宅ローン返済と教育費の貯蓄が今と同じように続けていけるかがポイントだと考えられます。

ご夫婦の収入が同じですので、仮にどちらかの収入だけで家計がうまく回っていくような収支計画を立てられるのであれば住宅ローンを組む場合には年間返済額を450万円~500万円の2割程度にしておけば万一大きく収入が減ることがあったとしても乗り切っていけるでしょう。

ご主人の年齢から考えると長くても30年までの借入期間にしておくほうが安心だと思われます。

仮に30年の長期固定金利(1.9%)で計算すると2200万円の借り入れで毎月の返済額は約8万円です。

安心して返済しきれる金額のなかでどの部分を重視して物件を選ぶかをご夫婦で考えられてはいかがでしょうか。

また、余裕があれば老後資金も早めに準備しておく方がいいでしょう。

退職金と年金のみに頼るのは少しリスクが大きいと思われます。



住宅ローン相談・生命保険見直し相談
家計相談FP 西畑 昌彦
西畑様

ご回答ありがとうございます。
やはり、夫婦どちらかに万一のことがあった場合の想定は必須ですね。
この先二人目の子どもも希望しているのですから、無理のない返済ができるようよく考えたいと思います。
自分達の好みの住宅を選ぶことで、今後の子どもの生活や教育費に、そのしわ寄せがいかないよう優先的に考えなければとも思いはじめました。

老後の資金については、他の先生もおっしゃるように、年金と退職手当の他にも検討したいと思います。

ありがとうございました。

2012.09.06


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