英のEU離脱に際してユーロとポンドの為替レートの予想
佐藤 伸(栃木県)
解決済み 2018年07月04日現在2008年7月現在、ユーロ建ての外国株(ユニリーバ)300万円、ポンド建ての外国株(ユニリーバ)300万円と、ユーロの外貨預金を200万円くらい保有しています。来年の英のEU離脱に伴い、ユーロとポンドの円に対しての為替レートは、どうなるのでしょうか?当方59歳で、すでに退職して、上記を合わせて資産は5200万です。夫婦ふたり暮らしで収入はありません。年金は65歳から夫婦合わせて20万くらいしかありません。老後の家計も不安です。現在非消費支出を含めて月30万くらいの暮らしぶりです。いろいろ不安があってしんどいです。資産運用や老後家計など、信頼できるFPさんに相談したいです。
No.1278
回答 4件
超低金利の昨今では、外貨を含めての運用を考えないと資産形成が難しい時代と言えます。
しかしながら、老後資金を変動の大きいもので運用してしまうと、なかなか予定が立てにくくなることも事実です。
投資は大きく分類すると、ある程度の期間をかけて資産を大きくしていくものと、まとまった資金を入れて
定期的な配当や金利を目指すものに分かれると思います。
前者は値上がりなどのキャピタルゲインを狙うもの、後者はインカムゲイン狙いということになります。
老後家計を視野に入れていくのであれば、このインカム型の投資をご検討されてみてはいかがでしょうか?
しっかりとした資産を形成されていらっしゃりますので、分散投資をうまく活用することでいろいろな選択肢があると思います。
ご参考になれば、幸いです。
しかしながら、老後資金を変動の大きいもので運用してしまうと、なかなか予定が立てにくくなることも事実です。
投資は大きく分類すると、ある程度の期間をかけて資産を大きくしていくものと、まとまった資金を入れて
定期的な配当や金利を目指すものに分かれると思います。
前者は値上がりなどのキャピタルゲインを狙うもの、後者はインカムゲイン狙いということになります。
老後家計を視野に入れていくのであれば、このインカム型の投資をご検討されてみてはいかがでしょうか?
しっかりとした資産を形成されていらっしゃりますので、分散投資をうまく活用することでいろいろな選択肢があると思います。
ご参考になれば、幸いです。
2018.07.05
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佐藤様
ご相談ありがとうございます。
要点のみになりますが、お答えします。
まず一番大切な基本として、為替を予想するのは、やめた方が良いです。
株価より為替の方が、予想があたりません。
なぜなら株は利益と連動する(絶対的価値に近い)のに対し、為替は相互の通貨価値の相対比較ですので、影響される要素が多い。
そもそも、どんなプロでも予想能力は、普通の人と大差ありません。(証明されています)
ただ、彼らはもっともらしい理屈で説明をする能力は、もちろんあります。
個別株というのは、プロレベルの相当の調査能力や判断能力、根気がないと、まともな判断できません。
そして、一般に流れてくるような情報で判断したのでは、遅すぎます。(すでに株価に織り込まれている)
外国の株であれば、なおさらです。
つまり、外国の個別株では、儲かっても、多くは「まぐれ当たり」で当たったにすぎません。
外国株の個別株は、一般人が、老後資金のために行うことではありません。
一般人が行うことは、プロに負けない方法(一般人が有利な方法)で、収益性以上に確実性を高める運用です。
これだけの資産があれば、一般人向けの普通の運用を確実にやれば、それで「十分すぎるほど十分」です。
まずは、金融機関の話に乗らない事が大事です。
(そもそもが手数料、ノルマが目的であり、顧客のためでなく自社のため)
それと、長期に確実にやること・・これがまず多くの人はできない。
(意味がわかっていないので、自分で勝手に判断しがち)
私のお客さんでも、10年とかずっと続けた人では、途中リーマンショックがあっても、
今現在損をしている人はいませんし、確実に当初よりしっかり増えています。
経験上で分かるのは、続かない人、ダメな人は、わかっていないのに「目先の損得」ばかりに目を奪われる人ですね。
ご相談ありがとうございます。
要点のみになりますが、お答えします。
まず一番大切な基本として、為替を予想するのは、やめた方が良いです。
株価より為替の方が、予想があたりません。
なぜなら株は利益と連動する(絶対的価値に近い)のに対し、為替は相互の通貨価値の相対比較ですので、影響される要素が多い。
そもそも、どんなプロでも予想能力は、普通の人と大差ありません。(証明されています)
ただ、彼らはもっともらしい理屈で説明をする能力は、もちろんあります。
個別株というのは、プロレベルの相当の調査能力や判断能力、根気がないと、まともな判断できません。
そして、一般に流れてくるような情報で判断したのでは、遅すぎます。(すでに株価に織り込まれている)
外国の株であれば、なおさらです。
つまり、外国の個別株では、儲かっても、多くは「まぐれ当たり」で当たったにすぎません。
外国株の個別株は、一般人が、老後資金のために行うことではありません。
一般人が行うことは、プロに負けない方法(一般人が有利な方法)で、収益性以上に確実性を高める運用です。
これだけの資産があれば、一般人向けの普通の運用を確実にやれば、それで「十分すぎるほど十分」です。
まずは、金融機関の話に乗らない事が大事です。
(そもそもが手数料、ノルマが目的であり、顧客のためでなく自社のため)
それと、長期に確実にやること・・これがまず多くの人はできない。
(意味がわかっていないので、自分で勝手に判断しがち)
私のお客さんでも、10年とかずっと続けた人では、途中リーマンショックがあっても、
今現在損をしている人はいませんし、確実に当初よりしっかり増えています。
経験上で分かるのは、続かない人、ダメな人は、わかっていないのに「目先の損得」ばかりに目を奪われる人ですね。
早速のご返答ありがとうございます。ユニリーバに勤務していた関係で、ユニリーバ株を持っている次第です。退職以来いつ売ろうか検討していますが、株価は順調に上がってきているし、英のEU脱退がなければ、まだ持っていようと思っていました。しかし脱退すれば、ユーロとポンドは、分離され弱体化し、ともに相対的価値が下がると思いました。それならば、今のうちに売っておこうと思いましたが、どうやら、EU脱退後も、ユーロとポンドの価値が下がるかどうかなんて、わからないということですね。
どちらにせよ今のうちに売っておいて、その資金でプロに負けない方法(一般人が有利な方法)で運用した方がいいということですね。
どちらにせよ今のうちに売っておいて、その資金でプロに負けない方法(一般人が有利な方法)で運用した方がいいということですね。
2018.07.05
佐藤様
それが良いと思います。
株でも、為替でも、市場は売る人がいて、逆に買う人がいることで、成立します。
それぞれの事情と思惑です。
売るにしても、買うにしても、どちらにも必要性、思惑があります。
分かりやすい、考えがちなストーリ―は成り立たないと思った方が良いです。
将来は、誰も分かりません。
老後資金ならば、どこで何が起こっても、もっともブレにくい、一番確実性のある方法で作るのが良いと思います。
それが良いと思います。
株でも、為替でも、市場は売る人がいて、逆に買う人がいることで、成立します。
それぞれの事情と思惑です。
売るにしても、買うにしても、どちらにも必要性、思惑があります。
分かりやすい、考えがちなストーリ―は成り立たないと思った方が良いです。
将来は、誰も分かりません。
老後資金ならば、どこで何が起こっても、もっともブレにくい、一番確実性のある方法で作るのが良いと思います。
2018.07.05
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佐藤 伸様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
為替は、政治情勢でも動きますが、投機マネーや通貨の供給量、
金利やインフレ率など、本当にさまざまな要因で変動します。
もしも、来年のある時点の為替レートを的中させられるとしたら、
例えば、外国為替証拠金取引(FX)を使って、短期間で大儲けができます。
老後の家計も安泰ですが、現実には、未来が見える水晶玉でもない限り、
短期的に予想を的中させるのは困難とご理解ください。
ちなみに、FPは、相場の予想屋さんではなく、お金の計画をサポートする専門家です。
個人的には、「賭け事にしない資産運用」をおすすめしています。
「賭け事にしない資産運用」とは、短期ではなく、長期の視点で計画する資産運用です。
少し具体的に言うと、例えば、外国株を含め、優良企業(上場企業)の株式に
分散投資をして、長期で保有し続ける方法です。
なぜ長期が良いかというと、世界中にある優良企業は、全体として、
利益を生み出し続けていますので、短期的な価格変動はあったとしても、
利益の積み上がりで10年後や20年後には、価格が上昇している確率が高いためです。
また、リスクを抑える意味では、なるべく複数の株式への分散投資がおすすめです。
統計・確率の理論を使えば、賭け事の要素はずいぶん下がります。
まずは、直近5年くらいで使いたいお金、その先に使いたいお金という感じで、
資金計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。
もしFPにご相談される場合は、ミスマッチが起こらないよう、
事前にアドバイスの方針やコンサルティングの進め方、そのFPの収入源など、
ホームページやメール等で十分に確認したうえで申し込まれた方がよいと思います。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
為替は、政治情勢でも動きますが、投機マネーや通貨の供給量、
金利やインフレ率など、本当にさまざまな要因で変動します。
もしも、来年のある時点の為替レートを的中させられるとしたら、
例えば、外国為替証拠金取引(FX)を使って、短期間で大儲けができます。
老後の家計も安泰ですが、現実には、未来が見える水晶玉でもない限り、
短期的に予想を的中させるのは困難とご理解ください。
ちなみに、FPは、相場の予想屋さんではなく、お金の計画をサポートする専門家です。
個人的には、「賭け事にしない資産運用」をおすすめしています。
「賭け事にしない資産運用」とは、短期ではなく、長期の視点で計画する資産運用です。
少し具体的に言うと、例えば、外国株を含め、優良企業(上場企業)の株式に
分散投資をして、長期で保有し続ける方法です。
なぜ長期が良いかというと、世界中にある優良企業は、全体として、
利益を生み出し続けていますので、短期的な価格変動はあったとしても、
利益の積み上がりで10年後や20年後には、価格が上昇している確率が高いためです。
また、リスクを抑える意味では、なるべく複数の株式への分散投資がおすすめです。
統計・確率の理論を使えば、賭け事の要素はずいぶん下がります。
まずは、直近5年くらいで使いたいお金、その先に使いたいお金という感じで、
資金計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。
もしFPにご相談される場合は、ミスマッチが起こらないよう、
事前にアドバイスの方針やコンサルティングの進め方、そのFPの収入源など、
ホームページやメール等で十分に確認したうえで申し込まれた方がよいと思います。
早速のご返答ありがとうございます。ユニリーバに勤務していた関係で、ユニリーバ株を持っている次第です。退職以来いつ売ろうか検討していますが、株価は順調に上がってきているし、英のEU脱退がなければ、まだ持っていようと思っていました。しかし脱退すれば、ユーロとポンドは、分離され弱体化し、ともに相対的価値が下がると思いました。それならば、今のうちに売っておこうと思いましたが、どうやら、EU脱退後も、ユーロとポンドの価値が下がるかどうかなんて、わからないということですね。
どちらにせよ今のうちに売っておいて、その資金で分散投資して運用した方がいいということですね。
どちらにせよ今のうちに売っておいて、その資金で分散投資して運用した方がいいということですね。
2018.07.05
コメントをありがとうございます。保有の外国株は、元勤務先のご関係なのですね。
英国のEU離脱で欧州の経済活動の停滞や混乱が確実視されるようになれば、
確かに、ユーロや英ポンドの下落リスクはあるので、自発的な投資でなければ、
今のうちに円に交換しておくのも一つの判断です。
ただし、欧州で問題を解決または先送りにするような合意が行われるなどして、
シナリオ通りにならないことも往々にしてあるので、その意味ではどうなるか誰にもわからないといえます。
なお回答に書いた趣旨は、計画の中で金融商品を活用した方がよいということです。
日本では、当たり外れの大きい短期的な取引をするか、まったく投資に興味がないかの
どちらかの方が多いですが、計画の中で長期分散投資に取り組まれた方は、
例えば、この10年間では、ほぼ全員が成果を挙げています。
元本を棄損できない生活資金の運用であれば特に、統計学的に成功確率の高い方法を軸に
取り組んだ方がよいのではないか、というのがFPとしての個人的意見です。
(予想による取引を組み合わせるとしても、それがメインになってしまわない方がよいという意味です)
英国のEU離脱で欧州の経済活動の停滞や混乱が確実視されるようになれば、
確かに、ユーロや英ポンドの下落リスクはあるので、自発的な投資でなければ、
今のうちに円に交換しておくのも一つの判断です。
ただし、欧州で問題を解決または先送りにするような合意が行われるなどして、
シナリオ通りにならないことも往々にしてあるので、その意味ではどうなるか誰にもわからないといえます。
なお回答に書いた趣旨は、計画の中で金融商品を活用した方がよいということです。
日本では、当たり外れの大きい短期的な取引をするか、まったく投資に興味がないかの
どちらかの方が多いですが、計画の中で長期分散投資に取り組まれた方は、
例えば、この10年間では、ほぼ全員が成果を挙げています。
元本を棄損できない生活資金の運用であれば特に、統計学的に成功確率の高い方法を軸に
取り組んだ方がよいのではないか、というのがFPとしての個人的意見です。
(予想による取引を組み合わせるとしても、それがメインになってしまわない方がよいという意味です)
2018.07.05
+ 全文を見る
中央区のファイナンシャルプランナー事務所、FPサテライトの町田と申します。
ご相談内容を拝見いたしました。
1) 所有されている外国資産の今後について
EU離脱に際しての円に対するユーロ、ポンドの為替レートがどうなるか、ですが、将来の為替レートを予測することは、実はプロの投資家の方でも非常に難しい事です。
また、所有されている外国株の株価も併せて予測するのは、さらに難易度が上がります。
2) 老後資金について
もう一つのご質問である「老後資産」についてですが、現在の資産額が変動しない前提あれば、それほど心配されなくてもよい程度の資産をすでにお持ちでいらっしゃいます。
ですが、現資産5200万の15%をユーロ建て外国株、ポンド建て外国株、ユーロ建て外貨預金といった海外リスクの高い資産が占めており、将来の為替変動や株価変動の如何状況によっては、大きく資産が毀損し目減りしてしまう立ち行かなくなる可能性があります。
年金受給まであと数年となる今、将来的にどうなるかわからない為替レートを心配しながら海外資産を保有し続けるよりは、利益確定しながら現預金を増やし、老後の生活をいかに充実されるのかを考え始めるのもよいかもしれません。
弊社では詳細なライフプランを基にした、安心した老後生活を迎えるための家計設計のお手伝いをいたします。
より充実した老後生活を送るため、ぜひご相談をご検討ください。
ご相談内容を拝見いたしました。
1) 所有されている外国資産の今後について
EU離脱に際しての円に対するユーロ、ポンドの為替レートがどうなるか、ですが、将来の為替レートを予測することは、実はプロの投資家の方でも非常に難しい事です。
また、所有されている外国株の株価も併せて予測するのは、さらに難易度が上がります。
2) 老後資金について
もう一つのご質問である「老後資産」についてですが、現在の資産額が変動しない前提あれば、それほど心配されなくてもよい程度の資産をすでにお持ちでいらっしゃいます。
ですが、現資産5200万の15%をユーロ建て外国株、ポンド建て外国株、ユーロ建て外貨預金といった海外リスクの高い資産が占めており、将来の為替変動や株価変動の如何状況によっては、大きく資産が毀損し目減りしてしまう立ち行かなくなる可能性があります。
年金受給まであと数年となる今、将来的にどうなるかわからない為替レートを心配しながら海外資産を保有し続けるよりは、利益確定しながら現預金を増やし、老後の生活をいかに充実されるのかを考え始めるのもよいかもしれません。
弊社では詳細なライフプランを基にした、安心した老後生活を迎えるための家計設計のお手伝いをいたします。
より充実した老後生活を送るため、ぜひご相談をご検討ください。
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どちらにせよ今のうちに売っておいて、その資金でより安全な方法で運用した方がいいということですね。