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FPの回答

  • 半田典久(多摩プランニングオフィス)

    東京都

    2018.07.04

佐藤様

ご相談ありがとうございます。

要点のみになりますが、お答えします。

まず一番大切な基本として、為替を予想するのは、やめた方が良いです。
株価より為替の方が、予想があたりません。

なぜなら株は利益と連動する(絶対的価値に近い)のに対し、為替は相互の通貨価値の相対比較ですので、影響される要素が多い。
そもそも、どんなプロでも予想能力は、普通の人と大差ありません。(証明されています)
ただ、彼らはもっともらしい理屈で説明をする能力は、もちろんあります。

個別株というのは、プロレベルの相当の調査能力や判断能力、根気がないと、まともな判断できません。
そして、一般に流れてくるような情報で判断したのでは、遅すぎます。(すでに株価に織り込まれている)
外国の株であれば、なおさらです。

つまり、外国の個別株では、儲かっても、多くは「まぐれ当たり」で当たったにすぎません。
外国株の個別株は、一般人が、老後資金のために行うことではありません。

一般人が行うことは、プロに負けない方法(一般人が有利な方法)で、収益性以上に確実性を高める運用です。
これだけの資産があれば、一般人向けの普通の運用を確実にやれば、それで「十分すぎるほど十分」です。

まずは、金融機関の話に乗らない事が大事です。
(そもそもが手数料、ノルマが目的であり、顧客のためでなく自社のため)
それと、長期に確実にやること・・これがまず多くの人はできない。
(意味がわかっていないので、自分で勝手に判断しがち)

私のお客さんでも、10年とかずっと続けた人では、途中リーマンショックがあっても、
今現在損をしている人はいませんし、確実に当初よりしっかり増えています。
経験上で分かるのは、続かない人、ダメな人は、わかっていないのに「目先の損得」ばかりに目を奪われる人ですね。


早速のご返答ありがとうございます。ユニリーバに勤務していた関係で、ユニリーバ株を持っている次第です。退職以来いつ売ろうか検討していますが、株価は順調に上がってきているし、英のEU脱退がなければ、まだ持っていようと思っていました。しかし脱退すれば、ユーロとポンドは、分離され弱体化し、ともに相対的価値が下がると思いました。それならば、今のうちに売っておこうと思いましたが、どうやら、EU脱退後も、ユーロとポンドの価値が下がるかどうかなんて、わからないということですね。
どちらにせよ今のうちに売っておいて、その資金でプロに負けない方法(一般人が有利な方法)で運用した方がいいということですね。

2018.07.05


佐藤様

それが良いと思います。
株でも、為替でも、市場は売る人がいて、逆に買う人がいることで、成立します。
それぞれの事情と思惑です。

売るにしても、買うにしても、どちらにも必要性、思惑があります。
分かりやすい、考えがちなストーリ―は成り立たないと思った方が良いです。

将来は、誰も分かりません。
老後資金ならば、どこで何が起こっても、もっともブレにくい、一番確実性のある方法で作るのが良いと思います。

2018.07.05


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