住宅ローン控除と金利

山田(愛知県)

解決済み 2017年05月29日
この度住宅を購入することになりました。頭金を入れるつもりでしたが、フルで借りた方が控除の分で得になると言われました。(全期間固定で最初10年は優遇があり、1%以下の金利)
しかし毎月の返済額がキツくなります。その場合、控除で戻ってきた分を生活費の補填に充ててしまったら、意味がないと思うのですが、考え方は合ってますか?

また固定金利よりも変動金利の方が利率が低いので勧められましたが、なるべくリスクをとりたくありません。どちらがいいかも個人の考え方ということでいいのでしょうか?
ご教授下さい。

No.1208

質問者からのメッセージ

2017.06.04

皆様ありがとうございました。ご意見を参考にさせていただき、検討致します。

回答 4件

ベストアンサーに選ばれた回答です!

森 泰隆 ファイナンシャルプランナー
所属:トライウッドマネー研究所

たろいもさん

はじめまして

この度はご質問ありがとうございます。

住宅購入は、購入者それぞれ家族構成、年収、教育、老後の事情が違います。その方に応じた、物件、返済計画がそれぞれ必要となります。

一度、全てをたたき台にしたうえで検討される方が望ましいと思います。

>頭金を入れるつもりでしたが、フルで借りた方が控除の分で得になると言われました。

住宅ローン控除のことでですね。控除期間は10年で、2019年6月までに購入すれば各年最大40万円、10年間で最大400万円が返ってきます。しかし、これだけの控除を受け取るには、10年後もローン残高が4000万円を超えているということなので、おっしゃるとおり毎月の返済額がキツくなりますし、控除を生活費に回さざるを得なくなりますね。

最後に固定金利と変動金利の違いですが、

一般的に固定金利の方が、現在最低の金利を考えれば金利上昇リスクを抑えられて、返済計画を立てやすいというメリットはあります。

しかし、変動金利でもある程度の金利上昇に耐えられる人なら変動金利の方が得する可能性もあり、これも個人差があります。
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牧野 寿和 ファイナンシャルプランナー
所属:牧野FP事務所

たろいも様

お問い合わせをいただきありがとうございます。
人生の添乗員®ファイナンシャルプランナーの牧野寿和でございます。

早速ですが、いただいた文面から私なり考えをお伝えいたします。

まず、フルローンで全額融資を受けられるのであれば、
購入をお考えの物件は、
通常それなりの資産価値がある住宅だとも思います。

ただ、よく言われているように、
住宅ローンで借りられる金額と滞りなく返済できる金額とは、
違う場合があり、
ここは、滞りなく返済できる金額を融資してもらうことが大切です。

つまり、融資を受けた後や老後の生活に至るまで、
家計収支を客観的に検証することによって、
住宅ローンの商品(固定、変動、返済期間など)を、
決めることが出来るでしょう。

ご不明なところは、何なりとおたずねください。

以上、よろしくお願いいたします。

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平井 美穂 ファイナンシャルプランナー
所属:平井FP事務所

たろいもさん
はじめまして、東京の独立系FPの平井美穂と申します。
不動産営業および銀行で融資業務を経験後、独立し、今は第三者の立場で住宅ローンや不動産購入のアドバイスをさせていただいております。
私自身、不動産業者だったので住宅業界の慣例を知り尽くしていますが、「変動金利で借りた方が良い」「フルローンを組んでローン控除を利用した方が得」というのは不動産業界の決まり文句のようになっています。実際には、今、変動金利を選んでいる人は全体の4割程度ですが、変動金利はいわばハイリスクハイリターンの商品なので、金利が上がった時に返済できるゆとりが10年後・20年後もあるのか家計診断をする必要があります。
また、「フルローンを組んでローン控除を受けたほうが得」というセリフを言われて当事務所に相談にやってくるお客様が後を絶えませんが、実際にシミュレーションしてみると借入額を少なくした方が得な場合、また夫婦で借入しないで夫一人で借りた場合でもローン控除還付額はさほど変わらないといった結果になることがしばしばあります。
いずれのご質問も、実際には今後の収入、ローン残高の推移や家計収支を予測した上でシミュレーションしてみないと確かな判断はできません。当事務所は同じような相談内容でいらっしゃるお客様に、有益な情報を提案書にしてアドバイスさせていただいております。できれば、相談にお越しいただきたいですが、遠方で難しい場合には拙著「住宅ローン 借り方・返し方 得なのはどっち?」https://www.amazon.co.jp/dp/4309278086をお読みいただければ幸いです。住宅ローンを借りる上で注意していただきたい43個のポイントが載っています。
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浦田 幸助 ファイナンシャルプランナー
所属:浦田FP事務所
エリア: 熊本県 熊本市

福岡と熊本の事務所のファイナンシャルプランナーの浦田です。

愛知県は営業範囲ではありませんが、住宅資金設計をメインとしておりますのでご参考までにご回答いたします。

借入額、金利、返済期間、納付税金額等で変わりますのでの、以下に述べているのは一般論です。

住宅ローンの借入金利が、1%を下回っているのであれば、当初10年間はローン控除のほうが支払利息より大きいのでお得です。

ただし、実際はフルで借りてもちょっと頭金を入れてもそれほど効果に差はでないと思います。

納付税金額の範囲内にローン残高の1%が収まっていることが前提ですが、フルで組めば頭金の分がお手元に残るのでそれを他の用途に使える点は大きなメリットだと思います。

住宅資金設計をされるときは、住宅だけでなく家計全体でとらえる視点が重要ではないでしょうか。

固定か変動かについては、借入額と期間によると思いますが、これから金利は上がることはあれ、下がることはあまり期待できないと思います。

その点を考慮されてお決めになられると良いと思います。

文面を拝見したところ、フラット35Sではないかなと思います(違っていたら申し訳ございません)。
であれば、フルで借りると金利が上がるのでその点はご注意ください。

もし、福岡または熊本に来られることがあれば、ご相談に乗らせていただければ幸いです。

ちなみに、Skype相談も行っております。


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