奨学金返済と住宅購入の頭金積立、どちらを優先すべきか

sachi(千葉県)

解決済み 2010年12月13日
初めまして。
漠然とした内容の質問になってしますのですが、
専門家のお知恵をお借りしたくて、こちらに投稿させて頂きました。

主人:地方公務員 年収約480万円
妻(私):会社員 年収約380万円 
    現在第一子懐妊中の為、妊休中(無給)
    出産育児一時金、出産手当金、育児休業給付金の支給は有り
    2012年5月に職場復帰予定

漠然とした予定ではあるのですが、現在、将来のマイホームの取得に向け、
貯蓄に励んでおります。
しかしながら、先日ひょんな事から主人と意見が対立してしまいました。

〈状況〉
私(妻)は大学時代に4年間奨学金を借りていました。
貸与額は有利子と無利子併用で、合計480万円(元金)
現在は、月額約21000円ずつ返済しております。
詳細は、
・無利子:月賦返済約10200円 返済残回数179回 
      返済残額約182万円
・有利子:月賦返済約10600円 返済残回数179回 
      返済残額約189万円(元金は約181万円)
      利率0.54375%

私と致しましては、超低金利で借りられている奨学金ですので、
貯蓄を増やしながら今後も今のままのペースで返済をしていき、
余裕のある時にまとめて繰り上げ返済をするという形をとれば良いのではないかと考えているのですが・・・
主人はいくら奨学金でも「借り入れ」=「借金」という思いが強い様で、
・なるべく早い段階で返済するべき。
・特に有利子の方は、利息が勿体ないので早急に一括返済するべき。
と申しております。

一括返済するとなると、現在の貯蓄から約182万円が減る事になりますよね。
奨学金よりも住宅ローン等の方が利率は高いので、私は一括返済するよりも
頭金を増やす事を優先した方が、結果的に生涯で損をするお金は少なくなると思うのですが・・・

こういった背景の元、以下の2点を質問させて下さい。

①奨学金の一括返済(有利子分)とマイホーム頭金の貯蓄、
どちらを優先させるべきでしょうか?

②マイホームを購入する際、手元に緊急費として残しておいた方が良い金額はどの程度ですか?


長文、乱文で申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願い致します。


No.332

質問者からのメッセージ

2010.12.22

回答して下さった皆様 皆様のお陰で、主人と再度話し合い、 お互いが納得する事が出来ました。 ありがとうございました。 今まで通りコツコツと返済を続けながら、 マイホーム取得に向けての貯蓄も頑張ります。 今後またこちらにお世話になる事もあるかと思いますが、 その際はどうぞ宜しくお願い致します。 皆様をベストアンサーにさせて頂きたかったのですが、 1人のみの様ですので・・・ 一番最初にお返事を下さった金森様にさせて頂きました。

回答 3件

ベストアンサーに選ばれた回答です!

金森  徹也 ファイナンシャルプランナー
所属:アルカディアFP事務所
エリア: 北海道 札幌市

初めまして 北海道でFP事務所を営んでおります金森FP事務所の金森です。


具体的に計算してみましょう。
>・有利子:月賦返済約10600円 返済残回数179回 
      返済残額約189万円(元金は約181万円)
      利率0.54375%

189万円-約181万円=約8万円が利息です。

マイホームのローンを組んだ場合の利息の計算は検索するとたくさんシミュレーションできるところがでてきます。

奨学金は確かに借金ですが、損得を冷静に計算すると住宅ローンの利息のほうが大きくなるはずです。

もし奨学金の8万円よりより安い利息で融資してもらえるなら私がもう1件 別荘でも購入したいです。

②私は相談された方に緊急予備費の具体的項目を挙げていただいております。
 例えば、
 親の葬儀費用
 車が壊れた場合の費用
 電気製品(冷蔵庫など)が壊れた場合の費用
 がんになった場合の費用
 などです。
 保険で対応できるものもありますし、収入が安定しているのであればローンを組んでも利息が少ない場合もあります。
 また、家具などを新しくするかどうかでも変わります。
 その家庭によりかなり差はありますが、おおまかな目安として新築時に200万円前後(公務員なら100万円でも十分な場合もあります)。新築後1年過ぎたら100万円程度で他の現金は繰り上げ返済でも良いと考えます。
保障はしっかりつけておいてください。

なお、本質問と別ですが、公務員の場合は家計の見直し所が100万円単位でいくつもあります。

別途相談していただければ回答できるかもしれません。

参考になれば幸いです。
金森様

早速のお返事、ありがとうございます。

①そうですよね。
残額181万円(元金)をこの先179回(14年以上)掛けて返済する際に、
利息は8万円でOK(残金総額189万円)と言ってくれる所なんて、無いですよね。
【大学4年間の借り入れ総額元金は240万円
→20年返済で約14万円の利息(総額約254万円)】

マイホームローンのシュミレーションもこれからやってみようと思います。
そして、シュミレーション結果で出された利息と奨学金の利息を両方示しながら、
主人に改めて話をしようと思います。

②緊急費についてのアドバイスもありがとうございました。
我が家の場合、まだまだ漠然とし過ぎていると反省致しました。
具体的な項目を再度1つ1つ考えて目安を立てる必要がありそうです。
いざという時に慌てない様、保障の面も含め
考えていこうと思います。

また、金森様のおっしゃっていた

公務員の場合は家計の見直し所が100万円単位でいくつもあります。

という点も非常に気になります。
また改めて、ご相談させて頂くかもしれません。
その際は宜しくお願い致します。

2010.12.14


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山崎  耐忍 ファイナンシャルプランナー
所属:あなたの家計応援団

sachiさん

おはようございます。
あなたの家計応援団 山崎 耐忍です。

マイホーム購入に向け
御夫婦でいろいろと話し合ってください。

さて、今回の御質問ですが
まず、ライフプランの問題に関し、
絶対的な正解がないことを
御理解いただき回答させていただきます。

①奨学金の一括返済(有利子分)と、
どちらを優先させるべきでしょうか?

マイホーム頭金の貯蓄を優先されることでよいでしょう。

奨学金については決められた分の返済を行っているのですから
そちらはそのまま継続されれば良し。

マイホームの取得に向け、貯蓄をすすめてください。


②マイホームを購入する際、
手元に緊急費として残しておいた方が良い金額はどの程度ですか?

どのようなリスクに備えておきたいのか
それに対しどのような保障を既に備えているか

これらを勘案して算出するのが良いと思います。

また、日常(通常)の範囲で考えられるのなら
今、御主人の収入が途絶えたときに
どれくらいの期間でリカバリーできるかを考え
その期間分の総費用(総生活費)をまかなえる
金額を残しておくのも良いのではないでしょか。
(民間企業でなく地方公務員のため、それなりの保護をあると思いますが)

一般的な金額より個々の事情にあった金額を
把握され備えておいた方がよろしいかと思います。




山崎様

お忙しい中お返事を頂きましてありがとうございます。

①アドバイスをありがとうございます。
私も山崎様と同じ考えでしたので、
主人ともう1度よく話し合ってみます。

②緊急費は確かに家庭事に状況が異なる為、
必要な金額も異なりますよね。
先ずは、自身の家庭のリスクをしっかり把握するところから
スタートする必要がありそうです。
今年の春に結婚し、慌ただしい毎日の中
マイホームという漠然とした大きな夢に向けて貯蓄をして参りましたが、
そちらばかりに目を向けて、
・リスク
・保障
こういった項目の具体的な話し合いがしっかりと出来ていなかった様に感じ
反省致しました。
時間をかけてじっくりと話し合ってみます。

ありがとうございました。

2010.12.14


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關 雅也 ファイナンシャルプランナー
所属:有限会社 新世紀
エリア: 東京都 町田市

皆様、長文での回答をしていますので、私は簡潔に回答します。

「低利の借金は繰り上げ返済するな!」です。

繰り上げ返済するくらいなら、その余剰資金を金融商品に投資した方が「お金に仕事をさせる」ことが出来ます。

何故なら、繰り上げ返済したとして、今後突発的な資金が必要になって借金を申し込んでも、
やれ「貸付審査」だ、「返済計画」だと手間と時間がかかる上に、貸付実行されないケースも考えられます。

したがって、
①:返済は返済期間いっぱいで返済しましょう。

②:手元に残しておく金額は出来るだけ多く。住宅ローンは、市場にある金融貸付商品の中で最低金利です。
したがって、借りられる額は返済可能な額いっぱいまで借りましょう。
手元資金は住宅ローンと金利差が3%以上稼げる金融商品に投資した方が、長年経過後のパフォーマンスが大きく異なります。
金融商品でも、緊急時には3日程度で現金化できる商品にするのがお勧め。

有限会社 新世紀様

こんにちは。
お礼を申し上げるのが大変遅くなりました。
失礼致しました。
簡潔で解りやすいご返答、ありがとうございます。


①主人共々拝見致しまして、有意義な話し合いになりました。
お陰様で、お互いに納得した上で、
「奨学金は、今まで通りのペースで返済する」
という結論に至りました。
ご教授頂きまして本当にありがとうございました。


②緊急費についてのアドバイスもありがとうございます。
来年の春には子供も誕生致しますので、
家庭の資金を有効に活用出来る様、
今後は投資についても勉強していきたいと考えております。
ありがとうございました。

2010.12.18


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