両親のライフプラン

tomorin(福岡県)

解決済み 2010年09月27日
両親の不必要な生命保険などを解約し、必要最低限の保障だけに絞りライフプランを見直したく、ご相談させていただきます。

両親は自営業です。
本来年収はいっしょくたなのですが、税金の関係で、だいたい手取りで父360万、母240万に分けているんだそうです。(収入自体ばらつきがある職種のため、平均です。)月々おおよそ50万になります。

現在父59歳母58歳、住宅ローン(団信あり)の他に、ローンが1000万ちょっとあり、月13万で返済中、64歳で完済予定です。住宅ローンは月10万、70歳で完済予定です。どちらも金利は1%台のようです。(ザックリですみません...)
固定資産税は年間20万です。火災保険は一括で支払済み。

そして、今現在父の死亡保障が4300万、65歳以降は月々の支払いが無くなり、保障額が600万くらいずっと死ぬまで続くタイプの生命保険に月々5万(医療保障込み)出しており、それ以外にも母の保険(貯蓄型)や県民共済など3本入ってるそうです。支払い総額は月々計10万。。。(もったいない!)

50万の収入に対して10万(生保)+23万(ローン)+固定資産税+生活費。。。
貯金は全くできていない状況です。父が働けなくなった後の母の老後がとても心配になります。(母一人ではできない仕事です。)

そこで、不必要な生命保険を解約し、医療保障は国民健康保険のみとし、現在必要な保障額だけに絞って、月々2万程度の逓減定期保険もしくは収入保障保険に入り直すなどして、その差額8万でローンを繰り上げ返済し早めに完済させたい、と考えています。
(高額療養費制度や障害年金制度等々があるので、民間の医療保障にお金をかける必要はないと考えてます。その余裕もないです。)

二人とも国民年金のほかに、国民年金基金というものに入っており、父2口、母1口だそうです。ねんきん定期便を見ると、それぞれの年金受け取り年額は、
父:821800+600000(国民年金基金) 母:733500+364900(国民年金基金)

そこで、今父が死亡した場合の必要保障額を計算してみたところ、
(シロウトなのでかなりザックリです...)


65歳まで
支出
生活費10万*7年=840万
固定資産税20万*7=140万
葬儀費用他=300万
ローン残金=1000万
合計2280万

収入0


65歳以降20年
生活費10万*20年=2400万
固定資産税20万*20年=400万(実際は減っているのでしょうが...)
葬儀費用他=300万
合計3100万

収入
年金+国民年金基金=1098400*20年=2196万
経過的寡婦加算9.91万*20年=198万(よく分からなかったので、国民年金の方だけで計算。。。)
合計2394万

706万不足(月々にすると2、3万程度、これくらいなら保険解約で余ったお金でローン完済を早めることにより、補填できると思ってます。)


ということで、必要保障額はおおよそ2280万になるのではないでしょうか。
それだとギリギリすぎるので2500万くらいと考えています。
(計算に重大な誤りがあれば教えてください。。。)

そこでお聞きしたいのは、

・こういう場合、現在の生命保険から、医療保障部分だけ解除して、65歳までの死亡保障を4300万→2500万に減額してこのまま継続するべきか?(65歳以降の終身部分はいらない気がしますが、払いなしでもらえるなら残してもいいのでしょうか。。。いらない保障に65歳までの掛け金がもったいない気がします。)

・それとも生命保険まるごと解約して解約戻金をもらって、逓減定期保険もしくは収入保障保険に入りなおすべきか?

・その場合、あとたった5年の間で逓減定期などに入ることができるのか?

・住宅ローンが終わる70歳までの間に、父がなんらかの原因(うつや腰痛など)で働けなくなって、かといって障害年金や団信がおりるほどの条件も満たさない場合、の保障はどう考えればいいのか?(貯金するしかない?)


です。大変長くなり申し訳ありません。シロウトが一生懸命計算して考えた思いつくかぎりのプランです。。。
新しく保険に入るにももう加入年齢ギリギリだと思うので、早くなんとかしてあげたいのですが...
どうかアドバイスお願いします。

No.255

回答 5件

石井 詳文 ファイナンシャルプランナー
所属:石井ファイナンシャルプランニング
エリア: 愛知県 愛西市

tomorinさん初めまして。愛知県で石井ファイナンシャルプランニングを営んでいます。石井です。よろしく。
生命保険を見直したいとのことですがトモりんさんは学生ですか?社会人ですか?
これによっても変わってきます。死亡保障は。自営業の場合は国民年金のみなので
老後の資金はサラリーマンとは違い多く要ります。シミュレーションをしてみないと判りませんが多分3500で足りるかどうかですね。
それと住宅ローンの団体信用生命保険にご両親が入っているかどうかでも。
少し的外れかもしれませんが一般的にはコレくらいしか言えません。
独立系のFPに直接見てもらったほうがよろしいかと思われます。
有料無料問わず。
回答ありがとうございます。
私はもう独立しています。
団信は入ってます(...と書いてあるのですが^^;

2010.09.27


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金森  徹也 ファイナンシャルプランナー
所属:アルカディアFP事務所
エリア: 北海道 札幌市

初めまして 北海道でFP事務所を営んでおります金森と申します。

ざっと読ませていただきますと、よく勉強されている部分もありますが、情報不足の部分と「所得補償」や「がん」に対しての考えが抜けている部分もあります。

自営業のお仕事でもお父様が働けなくなった場合収入がゼロになるのかお母様が変わりにできるかなどでも対策はかなり変わります。

>住宅ローンが終わる70歳までの間に、父がなんらかの原因(うつや腰痛など)で働>けなくなって、かといって障害年金や団信がおりるほどの条件も満たさない場合、の>保障はどう考えればいいのか?(貯金するしかない?)

高額療養費制度はご存知のようですが、今は「がん」の「分子標的薬」を使う場合はTVで宣伝されている先進医療より費用がかかる場合も珍しくありません。

保険の見直しの中で「がんと診断されたされた場合の保険金を多くするか「抗がん剤治療特約」付けておいたほうが良いです。
また、基本的に治療費とは別に「所得補償」への加入を考えておいたほうが良いです。

医療保険の解約については内容がわからないのでなんとも回答できません。
「所得補償」の意味で加入している可能性もあります。70歳まで引き受けられる「所得補償」もあります。

保険を解約してという案に対しても、ローンがノ金利が1%代ということでは、終身保険の予定利率などと比べての判断になります。

必要保障額も生活費の見方などでも違います。
一般論では収入保障方の定期保険の方が普通の定期保険(何千万円が何十歳まで)というものより無駄が減ります。

なおローンも年々減っていくはずですので、収入保障型定期保険のほうが計算しやすいです。

少なくとも現在は支払い能力があるということですので、今の予算以下で、合理的な見直しをしたほうが良いと考えます。
終身保険が600万円と想像いたしますが、一般的に定期部分などの特約を見直せば所得のがんの保障をつけられる場合が多いです。

逓減定期保険は保険会社ごとに規定がありますが、5年間というのは難しいかもしれません。

総合的な相談を判断できるFP事務所に相談されるのが良いと考えます。

参考になれば幸いです。
補足は1回だけしかできないようですので、ポイントを書かせていただきます。

情報がインターネットに偏っているようです。
もうひとつは専門家の意見を尊重したほうが良いと良いと考えます。
私はがんの薬や治療にに少し詳しいですが、治療は信頼できるお医者様に相談します。

1.医療保障と所得補償は区別したほうが良いでしょう。
  公務員と会社員・自営業・定年後・専業主婦と保障の付け方は変わります。
  これらを一緒にして区別しないと大変な場合があります。
  高額療養費制度も自営業にの方には万全ではありません。
ネットで調べるなら「がん患者、お金との闘い」を読んで見るとよいでしょう。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0224990/top.html
大腸がんは「分子標的薬」を使う場合が多いです。女性のがん死亡者数の1位です。
本の著者は末期がんと宣告されても約6年生きられましたが、貯蓄が500万円なくなりました。
分子標的薬は現在16種類もあります。16回のチャンスがあるということです。口から飲む薬も多いですから、処方箋さえあれば地方でも治療できます。
新薬はこれからも開発されるのでが減ることはないでしょう。
新聞などでは社会問題として取り上げています。
本の著者は北海道の地方都市で治療を続けました。

2.所得補償は免責期間は基本は7日間です。保険料をどうやって計算したか不明ですが、働いている間だけなので、終身医療保険よりはトータルで安くなります。
一例として「超保険」という保険なら免責期間を調整しやすく、自動更新ができます。
730日保障を1日3000円付けて、「がん診断給付金」を付けてもそんなに高い保険料にならないはずです。
募集文書になる可能性があるので保険料は控えさせていただきます。
また、特約を付ければ精神疾患も対象にすることができます。ケガで支払われないのは普通は天災時ぐらいのはずです。
費用対効果は医療保険のほうが給付日数が少ない場合が多いので、一生の保険料を計算すると費用対効果が悪い場合がほとんどです。

なお、生命保険の切り替えは新規の保険が無事に成立してから特約などをやめます。月の変わり目などに注意してください。


先月、私の知人が57歳ではんがんが原因で亡くなりました。

がんに対して一番危険な世代ですので、面倒がらずにしっかりしたところで相談されたほうが良いでしょう。

私は同世代なので、実際にマンションを手放して、生活保護を受けた方もみていますので、参考になれば幸いです、
必要なのは保険ではなく保障です。専門家に相談するのが近道だと考えます。

2010.09.27


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山崎  耐忍 ファイナンシャルプランナー
所属:あなたの家計応援団

tomorinさん、おはようございます。
戦略的保障提案 あなたの家計応援団 山崎です。

御質問の文面からかなり具体的に
検討されたことが伺えます。

ここまで、考えていられるなら
実行を前提にFPに相談(実行プランのアドバイス依頼)を
されるのが良いとお思います。

tomorinさん、及び御両親の意向を伝え、
納得のいく実行プランが出来上がりましたら
早急に実行されることをお勧めすします。

現在加入中の保険をベースに組みなおすのか
新たに加入するのかを判断するにも
もっと踏み込んだ情報が必要になります。

この点は、相談されたFPの判断を聴くのがよろしいでしょう。

現時点では、保険に新たに加入される場合は
必ずしも、思うとおりにいかないこともあることを
付け加えておきます。
(特に審査や現在の年齢に対応した保険料など)

御質問の文面にあるように
保障を(民間の)保険だけで考えない
tomorinさんの姿勢、考えをもってすれば
きっと良いプランが出来上がると思います。

具体的なアドバイスでなく恐縮ですが
御参考になればと思い回答いたしました。
山崎さん
ありがとうございます。とても心強くて涙が出ます。

正直、両親が死んだ時、ということを想像するだけでも泣きそうになります。
それでも父が死んだ時母が路頭に迷わないように...
老後も心安らかに過ごしていけるように...
ここ数週間一生懸命資料を集めて勉強して計算した結果です。
それでも足りなかったら私たち子供が援助する!という覚悟で。

ちょっと気づくのが遅かったかもしれません。もっと前に見直せていれば...
今回私も自分の住宅ローンを組むにあたって、団信や収入保障のことなど調べており
そこでふと自営業の両親の今後が心配になって調べてみたところ...このような楽観視できない状況だと分かった次第です。

山崎さんのおっしゃる通り、保険はあくまで足りない部分を補うだけのものだと考えています。それ以上の保障にお金をかける必要も余裕もないです。
両親が国民年金基金に入ってくれていたおかげで65歳以降はなんとかやっていけそうなので
今はローン返済を重点的に考えようと思います。
山崎さんのようなFPの方が近くにいらっしゃれば...

どうもありがとうございました。

2010.09.27


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梶田 けい子 ファイナンシャルプランナー
所属:梶田ファイナンシャルプランニング事務所

tomorinさん初めまして。
梶田ファイナンシャルプランニング事務所の梶田恵子と申します。


少しお尋ねしたいのですが、tomorinさんは困り度に星5つ上げてみえます 。

実際、ご両親自身お困りなのでしょうか?


情報が少ないとはいえ、tomrinさんはご本人では無いですからむしろどうしてそんなに詳しく知っているのですか?


ご本人自身が本当にお困りなら保険専門を前面にされているFPはさけ、FP実務専門にされているFPに直接ご本人(ご両親)が相談する事です。


テレビで保険の相談でよく「中立的な立場から」と言ってますが、保険会社の代理店をいくつも抱えていても絶対中立的な立場は保てません。

代理店はノルマが達成できなければ代理店契約を打ち切られてしまいますので中立的な立場を維持する事はできません。


それから、保険の初期手数料や継続手数料が保険会社や保険の内容に寄って可成開きがありますので例え何社か保険の扱いができたとしても中立的な立場は絶対保てません。


そもそも、そうした代理店に成ったのはそこで収入を得ようと考えたからですから中立的な立場は保てません。

最終的にはFPの有利な方に話しを持て行くと思いますから、そうでない純粋にFPだけをされているFPに相談されるべきです。


そして、tomorinさんは、保険は損だ損だと言われていますが、ご両親は自営業との事。


自営をされている場合と、普通に家庭の保険とは経理処理が違います。
ご両親がその保険をどのような契約内容にされているか仕事の経理内容も含めて見てみなければ何とも言いようが有りません。


個人営業の方はどうしても会社と家庭の経理を一緒にされてしまいがちです。
この辺り、しっかりと区別しておくべきです。
回答ありがとうございます。
>実際、ご両親自身お困りなのでしょうか?
これは書いてあるとおり、収入50万に対して10万の保険、23万のローン、固定資産税、生活費...まったく余裕がない危険な状態、ということです。

>tomrinさんはご本人では無いですからむしろどうしてそんなに詳しく知っているのですか?
えっと....子供が親の心配したらそんなに変でしょうか・・・?^^;
この先が成り立たないと判断したから一生懸命資料集めて調べた結果です。
自分も時間を削って両親のこと、生計のこと必死に考えているのに
そういう風に言われるとものすごく腹が立ちます。

私は保険は損だなんて一言も言ってません。
ただ、無駄を省いて死亡保障だけに絞って、収入保障型の保険に入ってはどうか、と言ってるのです。それがそんなにいけませんか?

ここには中立的な立場のFPの方もいらっしゃると思ってご相談したんです。
そうじゃないなら回答してくれなくていいです。

全然質問している内容じゃないところでこのようなやり取りをするのは疲れます。。。
本当に、聞きたいことに回答してほしいです。

2010.09.27


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金子 賢司 ファイナンシャルプランナー
所属:札幌のファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
エリア: 北海道 札幌市

はじめまして。
かなり綿密にご検討されたようですね。
国民年金(老齢基礎年金)の試算についてもほぼ間違いありません。

あと付け足すとすれば、60歳以降は国民年金の支払いが不要になります(公的医療保険は残ります)から今後年金問題がどう変更になるかわからないので断定的なことはいえませんが、毎月1万5000円前後の支払いは不要になります。年金支払い期間が不足であれば60歳以降も払う必要がでてきます。ただ70万以上の金額で国民年金の試算をされていますのでおそらくその心配はないと推測します。

保険の見直しですが、私なら死亡保障の4300万の部分は65歳以降継続せず600万の死亡保障のみを残して貯蓄兼お葬式代の費用にします。そして医療保障込みとのことでしたのでもしこの医療保険が特約であれば、はずして新たに主契約の終身型の医療保険に入り直すことがよいと思います。
(なぜなら死亡保障を使った時点で特約の医療保障であれば消滅してしまうからです。)
この際、年齢的になにかしらの健康上の理由で入れないかもしれないので、新しい医療保険に加入するにしても入れるか確認をとった上で今までの保険の特約のみはずせるようであればはずしてしまう。
あとの保険(母の貯蓄型や県民共済)はあまり必要がないと思います。それで浮いた分をまさに住宅ローンの繰上げ返済にまわすのが私はいいと思います。加入期間であと少しで満期を迎えるものがあるかどうかはわかりませんので、その辺の見極めは検討材料です。

引退後の収支は年金だけで生活費だけを考えれば最低限の生活は可能です。
あとは保険料をトータルで何歳まで払い続けているのかが情報として知りたいところです。
唯一の問題は65歳でお父様が仮に引退をしたあとの住宅ローンの返済期限である70歳までの期間をどう考えるかですね。繰上げ返済をして65歳以内にできるようであればこれで万全です。これについては今の保険も全部含めて(資産性のものはないかどうか等)あらゆる角度からかなり綿密にプランニングする必要があると思います。

私がこの文章を読んで気になるのはお父さんが何歳まで働く意思があるのかというご両親の思いが読み取れないところです。今回は保険期間でおそらくお父さんは65歳まで働くのであろうと推測してしまっていますが、お父さんの意向はどうなのでしょう?
そして本当に生活費が10万でずっとやっていくとに全く抵抗はないでしょうか?
ずっと自営業でがんばってきたのですから1年とはいわなくても3年に1度くらいは旅行に行きたいという願望もあるかも知れません。
それによってライフプランや返済計画も変わってきますし、それにともなってお母さんの収入も0かそうでないか変わってしまいますよね。

ここまでご両親思いな方のですからできれば質問者の方とご両親を含めてライフプランを作ってみてはいかがでしょうか?

おそらくすでに綿密にお話合いをされた上での質問とは思いますが、少しだけ出すぎた意見をさせていただきました。
暖かいお言葉ありがとうございました。
おっしゃるとおりの状況であれば無理な返済よりも少しずつ100万単位での返済でよいと思います。
少しずつでも総返済額はかなり違ってきます。

お父様が70まで働く意志があるのであれば家計的には全く問題ありません。
ただそうはいっても高齢ですので何があるかわかりません。そこの収入はプラスアルファとして考えておくのがよいでしょう。

2010.09.29


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