つみたてNISAとドルコスト平均法について
なかなか(神奈川県)
解決済み 2021年10月07日1.つみたてNISAで、同一商品を月に複数回購入することは、制度的には可能ですか?。
2.ドルコスト平均法が効率的な購入方法の一つと考えたとき、別に「毎月」にこだわらず、毎月複数回購入することも、さらに価格変動リスクを低減する手段としては考えられるでしょうか?。(毎月1回2万円→毎月4回5000円ずつ等)
あまり頻繁に購入することによる手数料等の考慮が必要がないか気にしています。(一般的なネット証券で、ノーロードのインデックス投信積み立て等を考えています。)
No.1385
回答 3件
なかなか様
ご質問頂き、ありがとうございます。
簡単にお答え致します。
1.可能です。但し、金融機関が対応している必要があります。ネット証券で、月中での投資タイミングの設定が、毎週とか、毎日などを設けているところがあります。
2.価格変動リスクを低減できるか?というご質問では、ドルコスト平均法では価格変動リスクを下げる事にはなりませんという答えになります。
ドルコスト平均法は、あくまでも、タイミングを分散しているだけです。
タイミングを月1回に限定したくない(あるいは、月の中で、いつ購入するかを気にしたくない、いつがいいか分からない)場合には、月の中で分散なさることはよろしいかと思います。
価格変動リスクは、どの商品を選ぶか(積み立てるか)という事で決まってきます。
よろしくお願いいたします。
ご質問頂き、ありがとうございます。
簡単にお答え致します。
1.可能です。但し、金融機関が対応している必要があります。ネット証券で、月中での投資タイミングの設定が、毎週とか、毎日などを設けているところがあります。
2.価格変動リスクを低減できるか?というご質問では、ドルコスト平均法では価格変動リスクを下げる事にはなりませんという答えになります。
ドルコスト平均法は、あくまでも、タイミングを分散しているだけです。
タイミングを月1回に限定したくない(あるいは、月の中で、いつ購入するかを気にしたくない、いつがいいか分からない)場合には、月の中で分散なさることはよろしいかと思います。
価格変動リスクは、どの商品を選ぶか(積み立てるか)という事で決まってきます。
よろしくお願いいたします。
2021.10.07
+ 全文を見る
なかなか様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
1.金融庁の説明では、累積投資契約となっていたので、
毎月1回でなくとも、あらかじめ定めた期日に買付ける契約形態であれば、つみたてNISAを利用可能と思われます。
実際にできるかどうかは、証券会社ごとに対応が異なるので、詳細は、証券会社に直接尋ねてみてください。
2.確かに、毎月複数回の方が投資タイミングがより分散されますね。
ただ、毎月1回でも、それなりに分散効果は期待できるので、管理のしやすさなども考慮して決めた方がよいかもしれません。
手数料については、例えば、月4回と月末1回を比べると、
月4回の方が、毎日差し引かれる信託報酬は、確かに多くなりますね。
ただ、ごく微妙な差ですし、信託報酬を払いつつ、その間も運用はされます。
いずれにしても、例えば、○○ショックのような局面では、それまでに投資した分が、まるごと暴落に巻き込まれます。
リーマンショックの時は、一時的に、50%くらい下落しました。
入口の微妙な差も気になりますが、結局は、運用資金全体でどう考えるかだと思います。
現実の資産運用は、価格変動が大きいものになりますので、
運用目的や運用期間、目標利回り、目標額等の「全体計画」をしっかりと立てたうえでスタートされることをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
1.金融庁の説明では、累積投資契約となっていたので、
毎月1回でなくとも、あらかじめ定めた期日に買付ける契約形態であれば、つみたてNISAを利用可能と思われます。
実際にできるかどうかは、証券会社ごとに対応が異なるので、詳細は、証券会社に直接尋ねてみてください。
2.確かに、毎月複数回の方が投資タイミングがより分散されますね。
ただ、毎月1回でも、それなりに分散効果は期待できるので、管理のしやすさなども考慮して決めた方がよいかもしれません。
手数料については、例えば、月4回と月末1回を比べると、
月4回の方が、毎日差し引かれる信託報酬は、確かに多くなりますね。
ただ、ごく微妙な差ですし、信託報酬を払いつつ、その間も運用はされます。
いずれにしても、例えば、○○ショックのような局面では、それまでに投資した分が、まるごと暴落に巻き込まれます。
リーマンショックの時は、一時的に、50%くらい下落しました。
入口の微妙な差も気になりますが、結局は、運用資金全体でどう考えるかだと思います。
現実の資産運用は、価格変動が大きいものになりますので、
運用目的や運用期間、目標利回り、目標額等の「全体計画」をしっかりと立てたうえでスタートされることをおすすめします。
ありがとうございます。
すいません、頂いたご回答について確認させてください。
>手数料については、例えば、月4回と月末1回を比べると、
>月4回の方が、毎日差し引かれる信託報酬は、確かに多くなりますね。
A.毎月1日に10,000円購入
B.毎月1日に5,000円購入
毎月15日に5,000円購入
この2パターンを比較したときに、購入2か月目以降は、AでもBでも
信託報酬や信託財産留保額は同じと考えていましたが、差がでますで
しょうか???
そこを是非知りたいです。何卒よろしくお願いします。
すいません、頂いたご回答について確認させてください。
>手数料については、例えば、月4回と月末1回を比べると、
>月4回の方が、毎日差し引かれる信託報酬は、確かに多くなりますね。
A.毎月1日に10,000円購入
B.毎月1日に5,000円購入
毎月15日に5,000円購入
この2パターンを比較したときに、購入2か月目以降は、AでもBでも
信託報酬や信託財産留保額は同じと考えていましたが、差がでますで
しょうか???
そこを是非知りたいです。何卒よろしくお願いします。
2021.10.07
お書き頂いた選択肢だと、
A.の方がわずかに信託報酬の支払いは多くなりますね。
ただ、運用を託す期間がほんの少し長くなるというだけの意味で、
信託報酬の料率自体は、1か月目から同じです。
信託財産留保額は、解約時にのみ一定の率で掛かります。
購入回数に比例する手数料は無いという理解で合っています。
ちなみに、つみたてNISAは、パッシブ運用といって、
相場観を持たずに、計画通り淡々と積立を継続することが前提の制度設計になっています。
おそらく相場観が必要な投資だと、難しすぎると思われたり、
アドバイザーが必要になったりして、投資を広く普及させにくい、という考え方があるのだと思います。
マラソンと同じで、とにかく完走することが大事なので、
ピッチ走法か、ストライド走法か、完走に向けてご自身に合った選択をされるとよいのではないでしょうか。
A.の方がわずかに信託報酬の支払いは多くなりますね。
ただ、運用を託す期間がほんの少し長くなるというだけの意味で、
信託報酬の料率自体は、1か月目から同じです。
信託財産留保額は、解約時にのみ一定の率で掛かります。
購入回数に比例する手数料は無いという理解で合っています。
ちなみに、つみたてNISAは、パッシブ運用といって、
相場観を持たずに、計画通り淡々と積立を継続することが前提の制度設計になっています。
おそらく相場観が必要な投資だと、難しすぎると思われたり、
アドバイザーが必要になったりして、投資を広く普及させにくい、という考え方があるのだと思います。
マラソンと同じで、とにかく完走することが大事なので、
ピッチ走法か、ストライド走法か、完走に向けてご自身に合った選択をされるとよいのではないでしょうか。
2021.10.08
ありがとうございます。すっきりしました。
リーマン前に、バランス投信の素敵な広告に惹かれ購入、投資額が3割以上に目減りしたところで償還されてしまい、それ以降インデックスファンドのドルコスト修行僧でやっております!!!
リーマン前に、バランス投信の素敵な広告に惹かれ購入、投資額が3割以上に目減りしたところで償還されてしまい、それ以降インデックスファンドのドルコスト修行僧でやっております!!!
2021.10.08
+ 全文を見る
なかなかさん
初めまして。
ファイナンシャルプランナーの綿﨑(わたざき)と申します。
さっそくご質問にお答えします。
1.可能です。
一般NISAの買い方については制限がないため、つみたてNISAのように毎月定額をドルコスト平均法を効かせて
買う方法ができます。
2.考えられます。
上記1の通り年間120万という枠内で買い方は不問です。一括で購入しても分割で購入しても枠を使い切らな
くても自由です。リスク低減という意味では、毎月→毎週→毎日(例えばFXや暗号資産の積立では毎日という
買い方もあります)と時間を短くすればするほどリスクは軽減されます。ただし気にされているように手数料の
必要性にもよりますので、お取引される予定の証券会社や金融機関の取り決めを事前にご確認ください。
また何か追加で質問がございましたらなんなりとお待ちしております。
初めまして。
ファイナンシャルプランナーの綿﨑(わたざき)と申します。
さっそくご質問にお答えします。
1.可能です。
一般NISAの買い方については制限がないため、つみたてNISAのように毎月定額をドルコスト平均法を効かせて
買う方法ができます。
2.考えられます。
上記1の通り年間120万という枠内で買い方は不問です。一括で購入しても分割で購入しても枠を使い切らな
くても自由です。リスク低減という意味では、毎月→毎週→毎日(例えばFXや暗号資産の積立では毎日という
買い方もあります)と時間を短くすればするほどリスクは軽減されます。ただし気にされているように手数料の
必要性にもよりますので、お取引される予定の証券会社や金融機関の取り決めを事前にご確認ください。
また何か追加で質問がございましたらなんなりとお待ちしております。
ご回答ありがとうございます。
質問に記載の通り、つみたてNISAで考えておりますので、年間40万で考えています。(改正前の前提ですが)
購入対象は、MSCIなりS&Pなり一般的なノーロードのインデックス投信で考えいます。
年間の投資対象商品、投資額は変わらず、購入タイミングの分散を効かせることで結果的に「購入回数」が増えることで手数料が増えることは考えられるでしょうか?。
御知見がございましたら、ぜひお願いいたします。
質問に記載の通り、つみたてNISAで考えておりますので、年間40万で考えています。(改正前の前提ですが)
購入対象は、MSCIなりS&Pなり一般的なノーロードのインデックス投信で考えいます。
年間の投資対象商品、投資額は変わらず、購入タイミングの分散を効かせることで結果的に「購入回数」が増えることで手数料が増えることは考えられるでしょうか?。
御知見がございましたら、ぜひお願いいたします。
2021.10.07
手数料体系によりますが、1回あたり〇〇円となっているものであれば回数を増やせば手数料は増加する可能性があります。
購入金額に対する率、例えば1.0%という手数料体系であれば金額が同じであれば手数料が同じになります。
購入金額に対する率、例えば1.0%という手数料体系であれば金額が同じであれば手数料が同じになります。
2021.10.07
ありがとうございます。
了解しました。
了解しました。
2021.10.07
+ 全文を見る
「価格変動リスクの低減」と書いていて、自分でもこれはちょっと違うかもな、とは思っていましたが、ご指摘の通りですね。
月の中での購入タイミングのさらなる分散は、特に問題があるわけではないと理解しました。
購入回数が増えることによる手数料的なオーバヘッドをちょっと気にしていましたが、信託報酬も信託財産全体から取られるものですし、購入額ではなく購入回数に比例するような手数料は無いと考えています。