海外居住者の日本円資産運用について

こっこ(愛知県)

相談中 2022年01月10日
お世話になります。現在アメリカに住んでいますが、親族を代理人とし日本の銀行口座を保有しております。現在500万円の預金がある状態ですが、ただ銀行に預金するだけでなく、資産運用をしたいと考えています。国外にいるためできることには限りがあると思いますが、おすすめの運用方法があればご教示いただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

No.1392

回答 2件

木村 太治 ファイナンシャルプランナー
所属:リベルタ経営相続研究所
エリア: 滋賀県

こっこさん

滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
よろしくお願いします。

さて、日本の銀行口座の預金の運用のご相談です。
既に、実感されていると思いますが、日本の銀行の預金では、ほとんど増えない(金利が付かない)のが現状です。
そのため、やはり有価証券運用が候補の一つになるものと思います。

有価証券運用のキモは、長期・分散・積立です。
リスクを抑えつつ、複利効果を活用して資産を増やしていくイメージです。

具体的には、「世界経済の成長に呼応した投資信託」を「ドルコスト平均法」により投資していく手法です。
預金全体をこの手法で、徐々に運用していくのが王道ですが、預金の半分ぐらいをこの手法で投資し、残り半分は確保しておき、急激な金融商品の下落(優良株等の暴落)があった場合、そのタイミングで投資する手法もあります。
世界的には、金融緩和も転換点に来ているようですし、常に、世界には、地政学を始めとするリスクがあり、10年スパンで見れば、結構な確率で金融商品(株式・投資信託)の暴落があります。また、その時は、急激に円高になる傾向があり、投資のダブルチャンスです。
ただ、一般にチャンス到来と思い込み、投資タイミングが早くなる傾向があるので、底打ちを確認してから投資行動を起こすことが肝要です。
なお、これらは私の一つの考え方なので、具体の行動は十分検討のうえ、自己責任でお願いします。

日本の証券会社の多くは、日本の非居住者に対して、口座開設等の対応をしていないと聞いています。
対応している証券会社の知見が私に無いので、具体の証券会社を探される場合は、金融庁に照会されてはどうでしょう。
また、アメリカで口座が開設できるのであれば、アメリカに資金を移されて運用する方法もあります。


なお、日本に居住されていないとのことですので、有利な資産形成の手法である少額投資非課税制度「NISA」の利用はできないことも付け加えたいと思います。

以上、参考にされてください。



ご回答ありがとうございます。大変参考になりました。
アメリカに資金を移して資産運用を進めていこうと思います。

2022.01.12


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舘野 光広 ファイナンシャルプランナー
所属:FP事務所ブレイン・トータル・プランナー
エリア: 埼玉県 本庄市

こっこ様

ご質問ありがとうございます。

FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

まず、ご親族を代理人として日本の口座を有しているとのことですが、口座の名義人はこっこ様になるのでしょうか?
もし、こっこ様の名義であれば、日本国内で非居住の方は、金融機関の口座は解約されてしまうケースが多いのですが、たまたま判明していないことで預金が継続していると思われます。

その点から、金融機関を経由して資産運用することは困難になるでしょう。また、保険商品も申し込めませんから、外貨建て等の運用も出来ません。
他に、金融機関以外の不動産投資(不動産小口化商品を含む)も、代理人による運用は認められていません。
つまり、現在の金融口座を利用して親族の方に一切お任せで投資をしてもらっても「借名取引」に該当するため、こっこ様の違法行為と判断されてしまいます。

では、親族に資金を預けて運用(資金を増やす)をお願いした場合ですが、そのような行為も「借名取引」によって禁じられており、ご親族による違法行為と判断されてしまいます。従いまして、資金の出所であるこっこ様が投資判断を行っていない取引は、全て「借名取引」に該当します。当然に証券会社等に知れた場合には即座に取引停止になってしまいます。

但し、法律としては、マネーローンダリングを防ぐ目的と、脱税を防ぐのが主な目的ですから、取引事態が見つかった場合でも、違法行為が「借名取引」のみである場合、法的な罰則規定はありません。しかし、関連して他の法律に違反する脱税等に該当する場合は当然に罰則があります。

このような背景から、国内での資産運用はお勧めできるものがありませんが、せっかく米国に居住されているのであれば、米国内で取得されている金融口座を活用されて投資活動を実践されてみてはいかがでしょうか。

確かに、円安の状況下では資産の移転にリスクが伴いますが、米国内の投資熱をうまく運用されれば為替リスクを上回るリターンを得ることも可能です。また、米国内のファンドだけではなく、日本国内のファンドに投資することも可能であり、米国のハイリターンには敵わなくてもローリスクの金融商品によって長期に運用出来る商品も多々あります。

もし、投資に関する専門的な会話に問題があれば、日本の金融機関の米国支店に口座を持てば日本人ガイドによる説明を受けることも可能となる場合もあります。

宜しくご検討願います。
ご回答ありがとうございます。大変参考になりました。
親族に委託して資産運用を行うことは違法行為となるとのこと、ご教示いただきありがとうございました。アメリカに資金を移して資産運用を進めていこうと思います。

2022.01.12


こっこ様

適切なご判断と思います。
他にモヤモヤ感があった時には、いつでもご相談ください。

それでは、良い1年をお過ごしください。

FP舘野光広

2022.01.12


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