自営業の住宅ローンについて

jane(神奈川県)

解決済み 2010年09月20日
住宅ローンについてお尋ねします。
6000万ほどの中古住宅の購入を検討しています。
自己資金4000万に2000万程をローンにてと希望していますが、
自営業であることなどから、融資が難しいと考えています。
率直なご意見を頂けたら幸いです。

主人(44歳)フリーでデザイン関係の仕事を17年程続けている自営業です。
他に専業主婦の妻(私)と6歳の娘が一人おります。
青色申告は今年度で4年目ですが、一昨年、少し赤字が出ました。
昨年度は黒字でしたが、65万の控除枠で0となっています。
この様な申告状況では、普通に考えて住宅ローンの審査は通らないかと思いますが、
有り難いことに、夫の親族が生前贈与(家族3人分300万程)を毎年下さっており、
その合計額が現在1650万。その他の貯金と親からの援助で自己資金が4000万程用意できます。
今後も当面、生前贈与を300万ずつ毎年頂ける予定ですので、そちらを繰り上げ返済に回したいと考えています。
(購入した不動産は家族3人の共有名義にし、毎年共有持ち分の割合を変更しようと考えています。)
他にローンは無く、キャッシングや支払いの遅延などもありません。
個人信用調査機関2社に開示請求した所、問題になる点は全くありませんでした。
現在、賃貸マンションに居住していますが、家賃+駐車料金合わせて毎月18万支払っています。
なお、主人は自宅で仕事をしているため、家賃や車両費、通信費、光熱費などの一部を経費として計上しています。
融資対象の条件としてははずれるかもしれませんが、こちらの感覚としては、
月々の返済も家賃並みであれば可能ですし、繰り上げ返済をして、10年以内に早い段階で完済できると考えています。
この様な状況ですが、やはり、実際に住宅ローンを組むのは難しいでしょうか?

No.250

回答 5件

石井 詳文 ファイナンシャルプランナー
所属:石井ファイナンシャルプランニング
エリア: 愛知県 愛西市

青色申告は特別控除なので所得は65万円になります。正確には課税の際のものだからちょっと違います。年収から税金・社会保険料・などを差し引いた金額が所得です。
だから、住宅ローンを組むのは難しくはないですよ。
自営業でも所得が安定していれば問題はありません。
ただ、赤字が続いた場合、ジェーンさんが外に仕事に出なくてはいけなくなります。
質問がある場合は言ってください。

早速にご回答感謝します。自営業の所得の考え方が、今ひとつ判然としていなかったのですが、ご回答頂き、了解しました。住宅ローンは門前払いかと危惧しておりましたが、可能性があるということで、希望が持てました。具体的な方策について色々調べてみようと思いますので、また質問させて頂けたら有り難いです。よろしくお願いします。

2010.09.22


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金森  徹也 ファイナンシャルプランナー
所属:アルカディアFP事務所
エリア: 北海道 札幌市

最初に書かせていただくことは金融機関側から見ると、金融機関は商売として融資をしておりますから、返済能力があるかどうかを判断して、融資するかどうかを決めます。

現在の情報の範囲ではおそらく融資に問題はないと予想されます。

自営業の場合は返済時にはいくつか注意点があります。
1.収入が変動した場合
2.退職金がないこと
3.がんや長期の病気で収入が減った場合


出版関係のフリーの方は最近は出版の仕事が減っているので、余裕の範囲でローンを組んだほうが良いでしょう。
質問者様には該当しないかもしれません、

会社員であれば退職金でローンを返済するということができますが、退職金がない分、ずっと働かなければ返済が終わらない場合もでてきます。

長期で収入がなくなる場合の代表例が「がん」と「うつ病などの精神疾患」です。
がんの場合入院せずに、通院する「分子標的薬」による治療も増えております。
長期入院に対応するには普通の医療保険では通院だけだとほとんど対応できません。
がん保険でも通院だけの治療にはほとんど対応しておりませんので、注意が必要です。
がんの通院に対応する方法のひとつとしては「がんと診断された場合の保険金」だけで契約する方法があります。

9月中なら大幅な値上げ前です。
10月から男性はおよそ5割値上がりします。

参考になれば幸いです。
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金子 賢司 ファイナンシャルプランナー
所属:札幌のファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
エリア: 北海道 札幌市

年収がわからないのでなんともいえませんが、会社としての借入れがなければ親からの援助も含めて、援助資金を全部住宅に回せるのなら全く問題ないと推測します。
会社の借入れがあるとそれも含めて住宅ローン審査の対象となりますので、そこだけ気になります。

抑えておきたいリスクとしては下記の通りです。

1.お子さんが高校卒業し教育費のピークがあと12年後にくると予想されます。
どういった教育を希望するかによりますが、自分たちの目標を明確にしてそれに対してもきっちりと対策をたてて貯蓄しておくことも忘れずに。

2.自営業ですので年金の金額も不十分の可能性があります。
3.旦那様の病気、怪我で働けなくなったときの準備も当然会社勤めの方よりも十分な準備が必要になります。

推測ですがおそらく返済の余力はあります。それゆえにリスクに対しても万全の対策を立てておくべきだと思います。


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小林 ファイナンシャルプランナー
所属:株式会社 アクトFPオフィス
エリア: 東京都 港区

さて、早速、ご質問にお答えさせていただきます。
結論から申し上げますとご質問の内容から、住宅ローンの取り上げはかなりの確率で可能ではないかと思います。
もちろん、取り上げの可否は金融機関が決定することなので確実なことは申し上げられませんが、私のこれまでの経験から大丈夫ではないかと思います。

個人事業主の決算書では表面的な利益だけではなく、売上、減価償却、家賃などの経費関連も加味して審査するのが一般的です。そして、自己資金も重要な審査要素になりますので、一度、金融機関に打診されたらいかがでしょうか?

 最後に最近では住宅ローンの諸条件もずいぶんと格差が出ておりますので、十分にご検討されてから、お申し込むことをお勧めします。
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斎藤 和孝 ファイナンシャルプランナー
所属:株式会社ベリーライフコンサルタント

自営業は確かに会社員に比べてローンの基準が厳しくなっているようですが、開業17年と長く続けられていることと、18万円の賃貸料がきちんと払える収入がおありなので、決して難しいということはないと思います。

購入を希望されている物件も、総額に対してかなり多くの頭金が用意できるようですので、ローン比率は少なく、返済に無理が生じることもなさそうです。

最近の金融機関の住宅ローンへの取り組みは多種多様ですので、いくつか実際にあたってみられるとよいと思います。

ひとつアドバイスをさせていただくと、まだお子様が6歳でこれからお金がかかってくるようになります。お手元の資金をすべて住宅につぎ込んでしまわないように、ローンを組んだ場合のシュミレーションをしておくとよいと思います。
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