資産配分に関する質問です

lancelot(東京都)

解決済み 2010年03月29日
現在23歳です。近々定期預金が幾つか満期になります上、親族からの相続もございました為、新しい資産配分を考えている最中です。
私名義の資産は株・投信等も含め3000万程です。緊急時の為、私と母の生活費1年分+αは預貯金に残し、残りを株・債券(+金地金または金ETF)で分ける予定です。株・債券はインデックスファンドかETFに致します。そこで、3つ程質問がございます。

1. 各資産クラスは何割程度持つのが良いでしょうか。あと60年程寿命がございますので、短期の資産総額はあまり気にせず株を多めに持ちたいというのが正直な所です。
2. 先進国株(日本含む)・新興国株の割合はどのようにすれば良いでしょうか。債券は株が下がる時に連動して欲しくありませんので、先進国のみにしようと思っております。
3. 金は10年前の4倍になっていますが、買うには割高すぎるでしょうか?
ご回答宜しくお願い申し上げます。

No.183

回答 4件

真野 ファイナンシャルプランナー
所属:投資の学び舎

非常に大雑把には、ある時点での目減り具合をどの程度まで受け入れることが出来るかに懸かっています。先進国株価の変動率は20%、新興国のそれは25%と考えますと、非常時にはそれぞれ40%、50%減の状態があるということです。こういう状態があっても、過去100年ほどでは、先進国株式の運用成績は、インフレ控除後で年率略8%です。新興国の株式時価は全世界の15%程度になっているとも言われますから、全部株式で先進国85%、新興国15%もありうる話だと思います。一般的には、新興国の成長率が先進国を上回るとされていますが、こと株式の場合、先進国企業も新興国で事業を展開するわけですから、先進国企業の割合を積極的に落とすことには直ぐにはならないと思います。株式の中での割合はこの割合を参考にしてみてください。

債券と株式の割合は、先ほどのリスク許容度との関係に帰するわけですが、慎重には、債券70%、株式30%でしょう。より積極的にはこの割合を逆にするのだと思います。繰り返しますが、超積極的には株式100%となります。

過去30年ほどUS$ベースですが年率14%ほどで運用しているファンドでは、金を5-15%入れています。また、現金または同等品を10%程度いれて万一の時の出動に備えています。金投資は、ある種保険と考えてポートフォリオに組み入れるのかと思います。積極的に値上がり益を狙うと余りいい結果になっていない場合を見かけています。
ご返事ありがとうございます。具体的な数字を多数挙げて頂き参考になりました。
また質問の機会がございましたら宜しくお願いします。

2010.03.30


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石井 詳文 ファイナンシャルプランナー
所属:石井ファイナンシャルプランニング
エリア: 愛知県 愛西市

まずは3番ですが、金はそれ自体が価値をもっており、多少は割高に感じますが、
長期的に資産形成するとしたら問題はないと思われます。
株と債権なんですが、逆の動きをもつので連動する心配はないと思いますよ。
株ですが、先進国と新興国の割合ですが、参考にするだけにしてください。
先進国は四割、新興国は六割と私なら配分します。国内の株を買うなら生活に近い
会社を選ぶと株主優待券などでお得度が増します。
ただ、1年と言わず5年分の生活費を預貯金に残しておいたほうが、安心して投資に専念できるのでお勧めです。
最後に
株 二割 債権四割  金 二割  投信 二割ですね。私がアナタの立場なら。
相続税もかかりますが、忘れてないですよね?
ご返事ありがとうございます。勿論税引き後の資産額でご質問しました。
またの機会がございましたら宜しくお願いします。

2010.03.30


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青山 ファイナンシャルプランナー
所属:マネーマネジメントオフィス
エリア: 大阪府 大阪市

まだ23歳とお若いので、リスク資産を7割ほど取ってよいと思います。
株、債券のインデックスファンドかETFを中心にし、積極的に先進国と
新興国の割合は50:50でよいと思われます。
あと、私であれば世界最高のヘッジファンドである、マンAHLに1000万
ほど配分して、リスクを軽減します。株式との相関係数が低いからです。
年利15%ほどのリターンが期待できます。金価格の今後については
誰にもわかりませんが、やはり株式との相関係数が低いことから全資産
の10%を目安に保有されるとよいと思われます。
マンAHLをはじめとするオフショアファンドを扱うIFAとも当事務所は提携
しています。関心がおありでしたら、当事務所にご連絡ください。
ご返事ありがとうございます。ヘッジファンドを勧められたのは初めてです。
考えてみます。またの機会がございましたら宜しくお願いします。

2010.03.30


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大林 ファイナンシャルプランナー
所属:ファン・インベストメント株式会社
エリア: 東京都 港区

ご質問につきまして以下ご提案申しあげます。
何とぞよろしくお願いいたします。

「大枠の資産配分」
運用資産総額から、年間期待インカム(利金・配当)相当分を得られる投資額を計算し、優先株、債券、不動産へ配分。
その残りで元本の成長を目的とした株式へ配分。
インカム期待がゼロであれば、全額株式等への投資も検討可。

「金について」
金は金利を生まず、価格動向は相場次第なので配分は見送り。
(短期トレードや短期的なドル安のヘッジとしては検討に値しますが、本ポートフォリオにふさわしいかどうかは不明。)

「先進国・新興国の配分」
先進国、新興国の配分はいまや過去のパフォーマンス事例は参考にならず、冷静に検討すべきテーマ。
2010年3月下旬現在のタイミングでは新興国のバリュエーションは高め、先進国は低め。
よって、先進国の比率が高めのポートフォリオが適していると考えています。
機関投資家の配分基準は一般に各市場の株式時価総額をもとにデザインされています。
プライベート投資家では、リスク許容度によって自由にデザインできます。
投資開始時には相対的に割安な株式市場から入り、四半期毎に先進国・新興国の追加検討、配分見直しをしていくのが良いかと思います。

「その他」
先進国の経済成長率が停滞する局面では、オルタナティブ(ヘッジファンド、プライベートエクイティ)への一部配分が本来のリスク管理上は望ましい。
運用総額から質の高いオルタナティブへのアクセスは最低投資金額のハードルが高く、この分は見送りでもいたしかたない。

ご返事ありがとうございます。ヘッジファンドは他のFPの方も同様のことを(先進国の~)仰いました。最低投資金額が1000万とのことです。またの質問の機会がございましたらよろしくお願いします。

2010.03.31


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