資産運用について

サボハニ(福岡県)

解決済み 2022年01月18日
実は私は(現在37歳)若いときに(24歳)プルデンシャル生命のドル建て養老終身保険に加入しました。
当時はインデックス投資、ETF等の長期運用方法を知らず、株やFXよりも安全性が高いと思い、この保険に加入しました。 10数年間の投資の機会損失も悔やんでおります。現在は上記保険の手数料や運用の悪さを熟知し。再度保険制度を勉強しなおし、払済にしております。(解約返戻金が現在420万程)
そこでご質問ですが、この払済を今後どうすべきか悩んでおります。この保険は債権で運用しており、65歳で約950万になることは確定しております。(為替変動あり、払済時点での為替AVERAGE103円)運用益に対し20%の税金がかけられる為利益は少なくなるのは承知です。

①解約し税金優遇のあるNISAやiDeCoに乗り換えるべきなのか

②払済のまま年金または一時金として受け取るべきなのか

解約し、乗り換えた方が良いのは承知ですが、現在NISAは月7万、iDeCo1万円、は行っています。
今回の資金は老後の資金調達の運用であります。解約乗り換えを躊躇している原因はNISA等はあくまで投資の為、必ず増えるものではなく金額の確約はできない為です。
ドル建て払済は、為替リスクはありますが、65歳時点での受取額は確定している。
しかしながら、インデックス投資に比べれば複利効果は著しく少なく、税金優遇も弱い。

預貯金は生活防衛資金として300万あります。
ちなみにドル建て保険今解約しても、元本割れはしておらず、現在、為替差額益60万円出ております。
この資金をどう運用していくべきでしょうか?税金の対策も含め教示して頂きたく願います。

会社員 37歳 年収700万円
妻  パート 年収150万円
長女 11歳
長男 8歳
次男 3歳

払済保険 500万円(為替利益含む)
投資信託 150万円(月7万円)
現金資産 300万円

No.1396

回答 2件

舘野 光広 ファイナンシャルプランナー
所属:FP事務所ブレイン・トータル・プランナー
エリア: 埼玉県 本庄市

サボハニ様

ご相談ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

具体的に運用実績予測をグラフ化してみないことには詳細な回答は出来ませんが、本来投資というものは20年以上を継続するものであり、5年や10年で運用するものは投機にあたります。
従いまして、全ては御自身で許容できるリスクを投資商品ごとに判断され、ポートフォリオする必要があるでしょう。

そのように考えますと、ターゲットイヤーを年金受給が開始される65歳とした場合に、残り28年間はリスクを許容できる率が高まるかも知れません。つまり、ハイリターン+ミドルリターン+ローリターン(リスクもそれぞれ同等と考える)で投資を構成する場合には、家計収支から65歳まで投資に回せる資金を把握し、トータルでどのように分散させるかを決めなければなりません。

つまり、払済保険は債権で運用され(ミドルリスク)、為替リスクや課税負担があるとしても、満期解約金は確約していることから、老後資金が目的であればターゲットイヤー後の資金として維持しておくことも安心材料となります。

現在、65歳から年金受給された場合、人生100年プランでは毎月5万円の不足が懸念されていますが、トータルすれば約2000万円をターゲットイヤー迄に準備しておく必要があるかも知れません。そのためには、退職年齢時に支給される確定拠出年金額を把握し、払済保険による満期解約金と合算して問題がないのであれば他の投資は、多少のハイリスクに過重を置かれても憂いは生じないと考えます。

大切なことは、投資のリスクが懸念された時に、守るべき資金が安定していな場合には、リスクヘッジを誤る可能性があり、投機の術中に陥ることを回避することです。更に、今後の米国を中心とした金融政策次第では、15年間続いた株高に終止符が打たれ、暴落する懸念も噂されています(その場合は円高による為替リターンが発生する可能性はあります)。

投資という20年以上の運用を実践してゆくためにも、ライフプランから一度シミュレーションされてみてはいかがでしょうか。

本コーナーのメッセージボードからお問合せいただければ、顧客としての御相談が可能となりますので、更にご相談内容を深堀して具体化することが可能となります。

是非お待ちしております。

最後に投資に関しましては、あくまで私個人の意見であり、実際の運用は自己責任でご対応いただくようお願い申し上げます。

良い一日をお過ごしください。


ご回答ありがとうございました。
おしゃっる通り、何が目的なのかを再度精査資産配分して行きます。ありがとうございました。

2022.01.19


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森本  直人 ファイナンシャルプランナー
所属:(株)森本FP事務所

サボハニ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

10数年の間に、株価が大きく上昇したので、
確かに株式型のインデックス投資等を行っていれば、
今頃はかなり増えていましたが、
24歳で加入したドル建て保険も、銀行預金に寝かせておくよりは、よかったのではないでしょうか。

契約当時の予定利率はそれなりに高かったはずです。

ちなみに、満期保険金を一時金で受け取る場合は、
「一時所得」の扱いになるので、運用益から特別控除額50万円を差し引き、
さらに2分の1にした金額が総合課税の対象になります。

総合課税の税率は累進性があり、所得が大きくなるにつれ高くなります。

年金形式で受け取る場合は「雑所得」の扱いで、これも総合課税の対象です。

一般的な証券投資の分離課税(運用益に対し原則一律20%)とは異なるので、ご注意ください。
個別の状況により、保険の方が有利になることもあります。

1.解約し税金優遇のあるNISAやiDeCoに乗り換えるべきなのか

一般NISAは、ご承知の通り上限があるので、
既に始めている分と合わせて将来的に枠を超えないかを考慮した方がよいかもしれません。
2024年からは新NISAに移行します。

iDeCoも受取時の税金計算(退職所得控除の枠等)を考えずに使っている人が少なくありません。

2.払済のまま年金または一時金として受け取るべきなのか

一度保険を解約すれば、基本的に元の条件で契約し直すことはできません。

生活防衛資金に近いものと位置づけて継続する考え方もあると思います。

確かに今は、コロナショック後のリバウンドが大きかったこともあり、
株式型の投資は魅力的に見えますが、2021年のような上昇ペースが毎年続くことは、通常は考えにくいです。

投資は、テクニカルな面だけではく、
「感情のコントロール」も大きなポイントになりますので、
しっかりとした長期の計画を立て、必要に応じ、個別の計画をサポートするFPなどのアドバイザーも付けて、取り組まれることをおすすめします。


ご回答ありがとうございました。
近年の株式相場もあり、債権よりもどうしても株式が魅力的に見えましたが、人生設計の道半ばと考えて、払済保険は継続し、生活防衛資金及び、不測の事態資金の余剰としてインデックス投資、ETFを行うように致します。ありがとうございました。

2022.01.19


コメントありがとうございます。
65歳まで先は長いので、焦らずじっくりと取り組まれるとよいと思います。
まだまだ時間を味方につけた資産運用に取り組める年齢ですし、
過去の機会損失は、失敗経験という財産が増えたと捉えることもできます。
ぜひ前向きに進めてみてください。
ご参考です。

2022.01.19


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