NISAのロールーオーバーについて
甘栗愛知(東京都)
解決済み 2021年01月04日『前提』2017年からNISAを開始し、2021年の今年は5年目です。
ロールオーバーについては以下認識で合っていますでしょうか?
1.現在NISAで保有している株は仮に120万円をこえていたとしても、すべて2022年以降に非課税枠で5年間保有することができる。
このとき、2022年の枠はすべて(120万円分)使い切ったこととされる。
2.ロールオーバー後ふたたび5年間の非課税枠の投資が可能となり、前提の場合、2022年から2027の各年で(2022年のロールオーバー分を含めて)120万円分*5の非課税枠がある。
以上よろしくお願いいたします。
No.1362
質問者からのメッセージ
2021.01.12
詳細にご回答いただきありがとうございました。
回答 2件
ベストアンサーに選ばれた回答です!
甘栗愛知様
こんにちは。あけましておめでとうございます。
ご質問① お問い合わせの内容の通りです。
2017年の非課税枠を2022年にロールオーバーされる場合、評価額が120万円を超えていても、
全てロールーオーバー可能ですが、2022年の非課税枠を使い切ってしまいますので、追加での新規投資はできません。
ご質問② 2023年までのロールオーバーは、①と同じです。しかし、2024年から現行の一般NISAから、新NISAへ変わり、ちょっと複雑になります。
新NISAは2階建ての制度で、1階部分のつみたて部分20万円、2階の一般部分102万円となり合計最大122万円の非課税枠になります。
2階の一般部分は、レバレッジ投資信託や、上場株式の内、監理銘柄、整理銘柄へのなどが出来ません。
2024年から新規に投資を始める人は、1階部分を利用しないと、2階部分が使えないなどの制約があります。
ただ、今回のご質問は、一般NISAを利用されている方になりますので、ロールオーバーをする場合には、
上場株式で、2階部分から枠を利用することになります。
2019年の枠が全て上場株式の場合と、投資信託も含んでいる場合では、いろいろなパターンがあります。
とりあえず、株式のみという前提でお話で、お答えします。
まず、2024年の2階部分の非課税枠102万円を使うことになります。
その時の時価が102万円を超えていても、その全額をロールオーバできます。(考え方は現行と同じです)
もし時価が102万円を超えて、122万円以下の場合には、2024年の枠で1階部分の積立部分で余った枠内での
新規投資ができることになります。
ということで、2018年までは、現行NISAで、①と同じ考えで大丈夫です。
2019年以降の投資は、ロールオーバーは、新NISAになりますが、細かい手続きなどは、これから決まってくると思いますので、
御注意下さい。
よろしくお願い致します
嶋田哲裕
こんにちは。あけましておめでとうございます。
ご質問① お問い合わせの内容の通りです。
2017年の非課税枠を2022年にロールオーバーされる場合、評価額が120万円を超えていても、
全てロールーオーバー可能ですが、2022年の非課税枠を使い切ってしまいますので、追加での新規投資はできません。
ご質問② 2023年までのロールオーバーは、①と同じです。しかし、2024年から現行の一般NISAから、新NISAへ変わり、ちょっと複雑になります。
新NISAは2階建ての制度で、1階部分のつみたて部分20万円、2階の一般部分102万円となり合計最大122万円の非課税枠になります。
2階の一般部分は、レバレッジ投資信託や、上場株式の内、監理銘柄、整理銘柄へのなどが出来ません。
2024年から新規に投資を始める人は、1階部分を利用しないと、2階部分が使えないなどの制約があります。
ただ、今回のご質問は、一般NISAを利用されている方になりますので、ロールオーバーをする場合には、
上場株式で、2階部分から枠を利用することになります。
2019年の枠が全て上場株式の場合と、投資信託も含んでいる場合では、いろいろなパターンがあります。
とりあえず、株式のみという前提でお話で、お答えします。
まず、2024年の2階部分の非課税枠102万円を使うことになります。
その時の時価が102万円を超えていても、その全額をロールオーバできます。(考え方は現行と同じです)
もし時価が102万円を超えて、122万円以下の場合には、2024年の枠で1階部分の積立部分で余った枠内での
新規投資ができることになります。
ということで、2018年までは、現行NISAで、①と同じ考えで大丈夫です。
2019年以降の投資は、ロールオーバーは、新NISAになりますが、細かい手続きなどは、これから決まってくると思いますので、
御注意下さい。
よろしくお願い致します
嶋田哲裕
2021.01.06
>>2021・2021年分の投資分がロールオーバーされ
上記記載に誤りがありました、以下に修正させていただきます。
>>2021・2022年分の投資分(保有証券等)が再びロールオーバーされ
上記記載に誤りがありました、以下に修正させていただきます。
>>2021・2022年分の投資分(保有証券等)が再びロールオーバーされ
2021.01.06
甘栗愛知様
2022年に、一般NISAの120万円の枠を、2017年分からのロールオーバーで使ってしまっても、
2023年には、120万の非課税枠があります。仮に、2018年分からロールオーバーで使うことも可能です。
ロールオーバーは、一般NISAで5年の非課税期間が終わるものを、つぎに持ち越すので、2021年の枠に
ロールオーバーができるのは2016年の投資枠になります。甘栗愛知様は、2017年から一般NISAをご利用との
ことでしたので、2021年にロールオーバーできるものは無いですね。
ちなみに、一般NISAは自動的に振り返られるものではありませんので、ロールオーパーしたい銘柄を自分で選択し、
手続きをする必要がありますので、忘れないようにしてください。忘れると、自動的に特定口座(課税口座)に移されます。
新NISAを開始で、つみたて部分を使うか、上場株式のみにするかも、ご自身で選択することになります。
2019年の投資分を、2024年にどのようになさるのか、いろいろなパターンが考えられますね。
甘栗愛知様のお考えにあった資産形成にあう、非課税枠の有効活用をなさってください。
個別性の強いお話になるようでしたら、メッセージボードもご利用なさってください。
よろしくお願い致します。
2022年に、一般NISAの120万円の枠を、2017年分からのロールオーバーで使ってしまっても、
2023年には、120万の非課税枠があります。仮に、2018年分からロールオーバーで使うことも可能です。
ロールオーバーは、一般NISAで5年の非課税期間が終わるものを、つぎに持ち越すので、2021年の枠に
ロールオーバーができるのは2016年の投資枠になります。甘栗愛知様は、2017年から一般NISAをご利用との
ことでしたので、2021年にロールオーバーできるものは無いですね。
ちなみに、一般NISAは自動的に振り返られるものではありませんので、ロールオーパーしたい銘柄を自分で選択し、
手続きをする必要がありますので、忘れないようにしてください。忘れると、自動的に特定口座(課税口座)に移されます。
新NISAを開始で、つみたて部分を使うか、上場株式のみにするかも、ご自身で選択することになります。
2019年の投資分を、2024年にどのようになさるのか、いろいろなパターンが考えられますね。
甘栗愛知様のお考えにあった資産形成にあう、非課税枠の有効活用をなさってください。
個別性の強いお話になるようでしたら、メッセージボードもご利用なさってください。
よろしくお願い致します。
2021.01.06
+ 全文を見る
あけましておめでとうございます。
滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
どうぞよろしくお願いします。
さて、お尋ねのロールオーバーの件ですが、
1.本年のNISA枠にロールオーバーを行えるのは、5年を経過したもの、すなわち2017年に買われたものとなります。
この場合、値上がり等で120万円を超えていても、全額ロールオーバーできます。つまり、この分については、後5年間非課税の優遇を受けることができます。
また、120万円以上のロールオーバーの場合、本年の枠が全て消費されたこととなるので、本年のNISA口座での新たな投資はできません。
2.NISA口座は、120万円の枠が5年間という設計なので、ある年の使用できる枠の累積合計は最大600万円となります。(当初120万円以内で投資され、値上がり等で120万円を超えたものをロールオーパーしている年がある場合は、現実的には600万円をこえることもあります。)
なお、現在のところ、NISAは2023年(2023年購入、以後最長5年間保有)までの制度です。2024年からの取扱いについては、積立方式も取り入れる2階建ての制度が、昨年12月に公表された「令和2年度の税制改正大綱」に盛り込まれております。このように、2024年からは、制度変更の可能性が高いので、今後の議論にご注意ください。
以上、参考にされてください。
滋賀県近江八幡市のFP事務所「リベルタ経営相続研究所」の木村と申します。
どうぞよろしくお願いします。
さて、お尋ねのロールオーバーの件ですが、
1.本年のNISA枠にロールオーバーを行えるのは、5年を経過したもの、すなわち2017年に買われたものとなります。
この場合、値上がり等で120万円を超えていても、全額ロールオーバーできます。つまり、この分については、後5年間非課税の優遇を受けることができます。
また、120万円以上のロールオーバーの場合、本年の枠が全て消費されたこととなるので、本年のNISA口座での新たな投資はできません。
2.NISA口座は、120万円の枠が5年間という設計なので、ある年の使用できる枠の累積合計は最大600万円となります。(当初120万円以内で投資され、値上がり等で120万円を超えたものをロールオーパーしている年がある場合は、現実的には600万円をこえることもあります。)
なお、現在のところ、NISAは2023年(2023年購入、以後最長5年間保有)までの制度です。2024年からの取扱いについては、積立方式も取り入れる2階建ての制度が、昨年12月に公表された「令和2年度の税制改正大綱」に盛り込まれております。このように、2024年からは、制度変更の可能性が高いので、今後の議論にご注意ください。
以上、参考にされてください。
1.一部記載誤りがありました。
2017年のNISA枠のロールオーバーは、本年(2021年)のNISA枠ではなく、2022年のNISA枠です。
お詫びの上、訂正いたします。
2017年のNISA枠のロールオーバーは、本年(2021年)のNISA枠ではなく、2022年のNISA枠です。
お詫びの上、訂正いたします。
2021.01.05
大変参考になりました。
新NISAについては注視していきたいと思います。
詳細にご回答いただきありがとうございます。
新NISAについては注視していきたいと思います。
詳細にご回答いただきありがとうございます。
2021.01.06
+ 全文を見る
改めて追加で確認いたします。
>>2017年の非課税枠を2022年にロールオーバーされる場合、評価額が120万円を超えていても、
>>全てロールーオーバー可能ですが、2022年の非課税枠を使い切ってしまいますので、追加での新規投資はできません。
例えば2022年にロールオーバーした場合、2023年の投資枠については以下のいずれが正しい(またはいずれも間違っている)でしょうか?
・2023年は120万円の投資枠が付与される。
・2023年は引き続き2021・2021年分の投資分がロールオーバーされ、その投資額が120万円がこえていれば新規投資枠は付与されない。
※ロールオーバーは5年経過時の1回のみなのか、それとも追加の5年分毎回行う手続きなのか、疑問に思い質問させていただきました。
※新NISAはまだ決まってばかりということもありあまり調べておらず初歩的な質問で恐縮なのですが、今回の前提の場合は現行NISAから新NISA(2階建てNISA)に自動的に振り替えられる見込みということでしょうか?(前提に付け加えると、120万円を超える投資分はすべて投資信託とします)。