住宅が買えるか、ローンの組み方は?

林田(兵庫県)

解決済み 2017年08月09日
夫 34歳 年収450万 転職1年目
妻 31歳 年収450万 現在育休中、復帰後時短予定
子 0歳、もう1人希望している。
現在貯金額 400万

子供が産まれ、年齢的にもそろそろマイホームを持ちたいと思っています。
諸経費込みで4100万のマンションを考えていますが
家計的に、今後の教育費や老後資金を考えると
このマンション購入はできるのか心配です。
(当初、諸経費込みで3500万前後を考えていたのもあり…)

教育費ですが、高校までは公立、大学もできれば国公立に行けるといいのですが。
10年払い2.5万の終身保険を学資保険代わりに積み立てています。
その他、できる範囲で月1.5万を別で貯金しています。(上記貯金額に含まず)

老後資金としては、妻名義で個人年金保険に入っており、満額で880万になります。
夫名義では月1万の終身保険に入っており、60歳で200万程度です。
その他としては、妻の会社が退職金前払制度で、月1.5万を確定拠出年金にしています。
夫は退職金がでないです。

家計について、現在の収入は、夫の給料と妻の育児休業給付金で
夫の給料(約25万)のみでやりくりを心がけていますが
育児休業給付金にも手をつけている状況です。
ボーナス等でこの半年に、70万は貯金しました。
妻の復職後は、できれば妻の給料は貯金に回したいと考えていますが
保育園費用もかかるので難しいかもしれません。

このような状況で、4100万の家は買えるでしょうか。
頭金は300万を考えています。
今後のことを考えると、夫のみの名義でローンを組みたいですが
この年収では厳しいでしょうか。
またローンはどのように組むのがよろしいでしょうか。
現在の賃貸は月々8.5万払っているので
購入後もそれくらいにおさめたいですが
ボーナス払いを多くすることにも不安があります。
教育費や老後資金も、これまでなんとなくの不安で貯めてきているので
もしご助言いただけると幸いです。

No.1217

回答 2件

森本  直人 ファイナンシャルプランナー
所属:(株)森本FP事務所

林田様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

諸経費込みで4100万のマンションですが、
共働きが前提なら買えない物件ではないと思います。

ただし、購入後は、住宅ローンの返済に加え、
管理費、修繕積立金、固定資産税などの固定費が増加します。

この固定費が増加する、という部分の認識がとても重要で、
仮に購入後に事情が変わり、世帯年収が少なくなっても、
待ったなしで支払いをせまられることになります。

一方、賃貸なら、いざとなれば、家賃の安いところに引っ越して
逃れられるので、家賃は、変動費的といえます。

とはいえ、ご家族で暮らすのに、マイホームの必要性は高いですよね。

手元の計算では、予算4100万の場合、ボーナス払いを組みあわせても
住宅固定費を月々8.5万に収めるのが大変そうです。

また、住宅ローンを変動金利にして、目先の支払いを抑えても、
将来の金利上昇リスクを負います。

物件の予算を少し落とすのも、ひとつの選択ですが、
個人的には、10年計画などで、頭金をしっかり貯めてから
購入する選択もありかなとは思います。

日本は人口減少社会に入ったばかりで、
ほとんどの方はそのことに気付いていませんが、あと10年もすると、
日本の人口は、1億2千万人を下回るとの予測もあります。

一方で、新規の住宅供給は、今後も増えていくはずです。

なので、例えば、10年後に築10年の中古マンションを狙えば、
思いの他安く買えるかもしれないと思っています。

つまり、時を待つ選択です。

過去には、金融危機で新築マンションが投げ売り状態になった
ことなどもありました。

ただし、頭金を貯める間に、国の借金問題などから通貨・円の価値が
下落してしまうリスクもあります。

また購入時点で、住宅ローンを組もうにも、金利が上昇してしまって
いる可能性もあります。

頭金を貯めるにしても、適切な方法の選択が必要になると思います。

なお、お書き頂いたようなお悩みや課題に対して、お金のプロとして
総合的、継続的に相談に乗れるのがファイナンシャルプランナーです。

対面型の個別相談もぜひ検討してみてください。


ご回答ありがとうございます。
年収に対して高すぎる物件であること、第三者目線から言っていただけて
再度考えることにいたしました。
実はこの物件、すでに築15年の中古マンションでして
室内リフォーム不要なほど綺麗ではあるものの
それにしても少し高いかな、とも思っていたのです。
夫の年齢もあり、時を待つのは焦りがありますが
改めて物件探しをし、その間に少しでも貯金したいと思います。
ありがとうございます。

2017.08.10


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森 泰隆 ファイナンシャルプランナー
所属:トライウッドマネー研究所

林田様

ご質問ありがとうございます。

あくまでも参考ですが、返済負担率を計算してみました。夫婦合算の場合、

固定金利 1.22%  35年ローン  月々 119,988円  返済負担率 15%

となりました。返済負担率だけで言うなら、20~25%以内なら安全と言われていますので、大丈夫でしょう。

参考までに夫のみのローンの場合、

固定金利 1.22%  35年ローン  月々 119,988円  返済負担率 31%

現状の400万円の貯蓄を頭金300万円に回してしまいますと、貯蓄額が危なくなります。まずは家計を見直して、どうすればどれくらい貯蓄ができるかを検討されてみるといいと思います。

ローンの組み方ですが、

35年ローンだと払い終える頃に、夫69歳、妻66歳となってしまいます。退職してからの住宅ローンの返済は重荷になります。

夫名義のみの住宅ローンは、夫が亡くなったり高度障害になった時に団信によって住宅ローンの返済しなくていいというメリットがあります。しかし、ペアローンに比べて借入可能額が少なくなってしまいます。

一方で、夫婦でペアローンなどにすれば、借入可能額を増やすことができたり、夫婦ともに住宅ローン控除を受けることができるというメリットがあります。

しかし、一方で妻が無くなったり高度障害になった時に住宅ローンの負担が夫に大きくなるというデメリットもあります。

お子さんをもう一人予定されているようですが、二人同時に大学費用がかかる場合、その時期に老後費用がかかることなどもリスクとして計算しておいた方がいいと思います。
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