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FPの回答

  • 森本 直人((株)森本FP事務所)

    東京都

    2017.08.09

林田様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

諸経費込みで4100万のマンションですが、
共働きが前提なら買えない物件ではないと思います。

ただし、購入後は、住宅ローンの返済に加え、
管理費、修繕積立金、固定資産税などの固定費が増加します。

この固定費が増加する、という部分の認識がとても重要で、
仮に購入後に事情が変わり、世帯年収が少なくなっても、
待ったなしで支払いをせまられることになります。

一方、賃貸なら、いざとなれば、家賃の安いところに引っ越して
逃れられるので、家賃は、変動費的といえます。

とはいえ、ご家族で暮らすのに、マイホームの必要性は高いですよね。

手元の計算では、予算4100万の場合、ボーナス払いを組みあわせても
住宅固定費を月々8.5万に収めるのが大変そうです。

また、住宅ローンを変動金利にして、目先の支払いを抑えても、
将来の金利上昇リスクを負います。

物件の予算を少し落とすのも、ひとつの選択ですが、
個人的には、10年計画などで、頭金をしっかり貯めてから
購入する選択もありかなとは思います。

日本は人口減少社会に入ったばかりで、
ほとんどの方はそのことに気付いていませんが、あと10年もすると、
日本の人口は、1億2千万人を下回るとの予測もあります。

一方で、新規の住宅供給は、今後も増えていくはずです。

なので、例えば、10年後に築10年の中古マンションを狙えば、
思いの他安く買えるかもしれないと思っています。

つまり、時を待つ選択です。

過去には、金融危機で新築マンションが投げ売り状態になった
ことなどもありました。

ただし、頭金を貯める間に、国の借金問題などから通貨・円の価値が
下落してしまうリスクもあります。

また購入時点で、住宅ローンを組もうにも、金利が上昇してしまって
いる可能性もあります。

頭金を貯めるにしても、適切な方法の選択が必要になると思います。

なお、お書き頂いたようなお悩みや課題に対して、お金のプロとして
総合的、継続的に相談に乗れるのがファイナンシャルプランナーです。

対面型の個別相談もぜひ検討してみてください。

ご回答ありがとうございます。
年収に対して高すぎる物件であること、第三者目線から言っていただけて
再度考えることにいたしました。
実はこの物件、すでに築15年の中古マンションでして
室内リフォーム不要なほど綺麗ではあるものの
それにしても少し高いかな、とも思っていたのです。
夫の年齢もあり、時を待つのは焦りがありますが
改めて物件探しをし、その間に少しでも貯金したいと思います。
ありがとうございます。

2017.08.10


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