シニア時のビジネス開業資金としての外貨建て終身保険

hisawo(山形県)

解決済み 2016年04月20日
現在、保険は医療保険(入院日額1万円)とそれの特約の死亡保障300万円だけに加入している、独身アラフォーです。今のところ結婚の予定はありません。
先日、保険の見直しをしてみようかと思い代理店に伺い、貯蓄性のある保険が知りたいと申したところ、いくつか紹介があったのですが「外貨建て終身保険」に興味を持ちました。受け取りは5万ドルで15年か20年くらい掛けてみようかと考えています。
今回考えている貯蓄性のある保険に関しては、目的は「退職後のビジネス資金」です。多少の元本割れがあっても構わないというスタンスでいますが、掛け終った後、元本割れしていて外貨で持っておこうと思った場合、外貨MMFなどに換えた方がいい等、アドバイスがあればお願いいたします(ビジネス資金予定ですので、外貨をそのまま海外との取引に使う手もあるな、と考えています)。
また、貯蓄性保険のおすすめもあればお聞きしたいです。

No.1144

質問者からのメッセージ

2016.04.27

ご回答ありがとうございました! ご回答を元にいろいろ調べてみたりして、保険や老後資金について 理解が深まりました。 外貨建ての保険からちょっと離れて、別の商品も検討してみます。 また、質問させていただく際にはよろしくお願いいたします。

回答 2件

野口 貴弘 ファイナンシャルプランナー
所属:合同会社Seiryu

こんにちは。
老後資金を作るために、お客様のニーズに合わせてさまざまなプランを提案しております。

まず外貨建てに目をつけられたことは正解だと思います。
しかし独身でご結婚もまだお考えでないのなら、終身保険は不正解です。

終身保険の給付金はその名の通り、ご自身の命と引き換えに残すお金ですから、
老後のビジネス資金としてお考えなら、満期解約型の積立商品がいいでしょう。
例えば日本の「学資保険」のようなものなら、15年から20年の積立でわずかですが利息も付いてきます。
老後資金は元本割れ覚悟の商品で運用してはいけません。
元本確保商品で少しでも利回りの良いものをチョイスしてください。

外貨建て商品はその国の金利で運用されるので、マイナス金利下の円建て商品よりはメリットがあります。
ただし、保険料引き落とし時にその時の為替レートによる変動リスクが生じます(つまり引き落とし額が毎回変動します)。

さらに長期運用期間中に、その国自体に経済や政情不安などのマイナス要素が生じる場合もあります。

上記以外にも、日本で契約する以上積立原資は円ですから、外貨建て商品を契約すると両替する必要性が出てきます。クレジットカードによる支払いならカード会社に、口座引き落としなら銀行に、それぞれ独自の両替手数料(スプレッドといいます)を取られてしまいます。

外貨建てを考える場合は、利回りの良さばかりを見るのではなくて、さまざまなコストに注意する必要があります。
日本は手数料国家です。手数料が高いほどお客様の資産は目減りするのです。

金融機関の担当者は手数料欲しさにいろいろなメリットトークを持ちかけてくることでしょう。
商品を比較検討する際には、この商品を契約したらどんなコストがあるのかをすべて話してもらうようにしてください。
早々のご回答ありがとうございます!
そうですね、手数料については少々お話を伺ったのですが、その時は質問が思い浮かびませんでした。で、今回ご回答をいただいて、貯蓄としての終身保険は適切ではないのかな、と思い始めました。仮に自分が死んだ場合に迷惑掛からないようにと保険の特約(死亡時300万円)があるわけですし、老後資金は保険と切り分けて安全な投資先にした方がよろしいでしょうか?今の日本では預貯金で積み立てておくのがいいとは思えませんし、「シニア時のビジネス資金を貯める」という目的において、長期の積立にはどこに預けたらいいものか、悩んでしまいますね。

2016.04.20


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中辻 博文 ファイナンシャルプランナー
所属:ファイナンシャルアライアンス㈱神戸支店
エリア: 兵庫県 神戸市

阪神ファイナンシャルプランナーズの中辻と申します。生命保険のアドバイスをさせて頂きます。外資系の保険会社が、主に販売している外貨建て終身保険。為替リスクを理解され、加入されるのであれば、良いと思います。しかし将来の財源確保される場合、元本以上に増える保険が有ります。低解約返戻金型終身保険です。この商品は、保険料満了期間を設定してその途中は解約金を低く抑えて満了後に一気に増える仕組みです。現在養老保険(満期保険金受取)よりこの保険が、貯蓄性保険として主流です。但し途中解約すると掛金合計よりかなり割り込みます。注意が必要です。しかし60才もしくは、65才まで長期で掛ける場合は、有利です。掛金総額に対して約110%以上戻る計算になっています。各保険会社によって少しずつ違います。国内生保、外資系保険会社どちらも扱っています。先ずは、銀行窓口販売で相談されるか、保険の窓口等の保険ショップで見積りを取ってください。そして比較して、返還率の高い保険会社を選んで見て下さい。ではグッドチョイスを祈っています。
個人年金保険も低解約返戻金型終身保険も将来の老後のために準備する保険です。余裕が有る場合は、両方加入され、掛け続けて行かれることが重要です。生命保険は、長期で運用しますので、短期間で解約の事態が発生した場合は、必ず損失します。ビジネス資金の準備でも、どちらも一時金で受取出来ますので、利用は可能です。短期で確実なのは、財形貯蓄積立保険か銀行の財形貯蓄です。これは勤務先で制度開設が必要です。相談者様の職業が分かりませんので、あくまで参考です。ではよろしくお願い申し上げます。

2016.04.22


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