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FPの回答
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野口貴弘(合同会社Seiryu)
大阪府2016.04.20
こんにちは。
老後資金を作るために、お客様のニーズに合わせてさまざまなプランを提案しております。
まず外貨建てに目をつけられたことは正解だと思います。
しかし独身でご結婚もまだお考えでないのなら、終身保険は不正解です。
終身保険の給付金はその名の通り、ご自身の命と引き換えに残すお金ですから、
老後のビジネス資金としてお考えなら、満期解約型の積立商品がいいでしょう。
例えば日本の「学資保険」のようなものなら、15年から20年の積立でわずかですが利息も付いてきます。
老後資金は元本割れ覚悟の商品で運用してはいけません。
元本確保商品で少しでも利回りの良いものをチョイスしてください。
外貨建て商品はその国の金利で運用されるので、マイナス金利下の円建て商品よりはメリットがあります。
ただし、保険料引き落とし時にその時の為替レートによる変動リスクが生じます(つまり引き落とし額が毎回変動します)。
さらに長期運用期間中に、その国自体に経済や政情不安などのマイナス要素が生じる場合もあります。
上記以外にも、日本で契約する以上積立原資は円ですから、外貨建て商品を契約すると両替する必要性が出てきます。クレジットカードによる支払いならカード会社に、口座引き落としなら銀行に、それぞれ独自の両替手数料(スプレッドといいます)を取られてしまいます。
外貨建てを考える場合は、利回りの良さばかりを見るのではなくて、さまざまなコストに注意する必要があります。
日本は手数料国家です。手数料が高いほどお客様の資産は目減りするのです。
金融機関の担当者は手数料欲しさにいろいろなメリットトークを持ちかけてくることでしょう。
商品を比較検討する際には、この商品を契約したらどんなコストがあるのかをすべて話してもらうようにしてください。
老後資金を作るために、お客様のニーズに合わせてさまざまなプランを提案しております。
まず外貨建てに目をつけられたことは正解だと思います。
しかし独身でご結婚もまだお考えでないのなら、終身保険は不正解です。
終身保険の給付金はその名の通り、ご自身の命と引き換えに残すお金ですから、
老後のビジネス資金としてお考えなら、満期解約型の積立商品がいいでしょう。
例えば日本の「学資保険」のようなものなら、15年から20年の積立でわずかですが利息も付いてきます。
老後資金は元本割れ覚悟の商品で運用してはいけません。
元本確保商品で少しでも利回りの良いものをチョイスしてください。
外貨建て商品はその国の金利で運用されるので、マイナス金利下の円建て商品よりはメリットがあります。
ただし、保険料引き落とし時にその時の為替レートによる変動リスクが生じます(つまり引き落とし額が毎回変動します)。
さらに長期運用期間中に、その国自体に経済や政情不安などのマイナス要素が生じる場合もあります。
上記以外にも、日本で契約する以上積立原資は円ですから、外貨建て商品を契約すると両替する必要性が出てきます。クレジットカードによる支払いならカード会社に、口座引き落としなら銀行に、それぞれ独自の両替手数料(スプレッドといいます)を取られてしまいます。
外貨建てを考える場合は、利回りの良さばかりを見るのではなくて、さまざまなコストに注意する必要があります。
日本は手数料国家です。手数料が高いほどお客様の資産は目減りするのです。
金融機関の担当者は手数料欲しさにいろいろなメリットトークを持ちかけてくることでしょう。
商品を比較検討する際には、この商品を契約したらどんなコストがあるのかをすべて話してもらうようにしてください。
2016.04.20
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そうですね、手数料については少々お話を伺ったのですが、その時は質問が思い浮かびませんでした。で、今回ご回答をいただいて、貯蓄としての終身保険は適切ではないのかな、と思い始めました。仮に自分が死んだ場合に迷惑掛からないようにと保険の特約(死亡時300万円)があるわけですし、老後資金は保険と切り分けて安全な投資先にした方がよろしいでしょうか?今の日本では預貯金で積み立てておくのがいいとは思えませんし、「シニア時のビジネス資金を貯める」という目的において、長期の積立にはどこに預けたらいいものか、悩んでしまいますね。