住宅購入予算と頭金

けろたん(大阪府)

解決済み 2011年07月27日
初めて質問させて頂きます.宜しくお願いします.

最近,住宅購入について真剣に考え始めるようになりました.出来れば子供が小学校に入学する前の3~4年以内にと思っています.
モデルルームなどにも訪問するようになったのですが,そこで必ず聞かれるのが「住宅購入にかける予算」です.

確かにいい条件の家はそれなりにいい値段がします.でも,その金額の家を買ったが為に,後々の生活がきつくなったり,
子供の教育費や老後の生活費が足りなくなったりしたらと思うと不安になります.

そこで
①購入検討額は4,300万円と設定しましたが,この金額は安全圏の額なのか?
②貯金の中から頭金を出すのですが,諸費用等を考えると1,500万円位にしておいた方がよいのか?

自分なりにライフプラン,住宅ローンの返済シミュレーションなどもしてみましたが,
プロのFPの皆様にご指導頂けたら有難いです.宜しくお願いします.


夫:37歳公務員 年収800万円(手取り年収630万円、月手取り38万円、ボーナス150万円)
勤続年数:8年
妻:36歳専業主婦
子供:2歳
貯金:2,100万円

<毎月の支出金額>
食費:40,000(外食費含む)
光熱費:12,500
車維持費:1,000(ガソリン代)
通信費:7,520(固定電話,携帯電話,プロバイダー代)
夫小遣い:20,000円
妻小遣い:5,000円
生活雑貨:6,500円
衣服:3,500円
保険衛生費:5,000円
教養娯楽:9,500円
交際費:3,800円
保険:43,000(夫の生命保険,妻の個人年金,共済組合保険,自動車保険,賃貸住宅火災保険)
教育費:16,000円(プレ幼稚園費用)
住宅費:98,000円(駐車場代込み)
旅行費:8,000円(帰省費用の積み立て)


合計:279,320円(残金は貯金)


<購入検討物件>
新築一戸建て 4,300万円
頭金:1,500万円
諸費用:約200万円
家具家電:50万円
引越し:20万円

借り入れ額:2,800万円
返済予定期間:23年
ボーナス返済の割合:0%
金利:2.57%
月々の返済額:134,475円

<子供の養育費>
・幼稚園(私立):158万円
・小学校(公立):200万円
・中学校(公立):145万円
・高校(私立):375万円
・大学(私立理系):732万円

<退職後について>
夫:65歳で退職.退職金2,500万円
夫:共済年金で月???円
妻:個人年金で月7万円×10年





No.554

回答 2件

河村 富夫 ファイナンシャルプランナー
所属:FPオフィス武蔵野
エリア: 東京都 小平市

けろたん(大阪)さん

 FPオフィス武蔵野 の 河村です。

拝見しての印象は、非常によく検討されていて、物件の額も抑えて堅実だと言う印象です。
頭金の額も購入検討額の約35%に抑えてあり、これで計画をおすすめに成ってなって
OKと考えます。

1.現状の手取り38万ー約28万=貯金額10万では、月々の返済予定額約13.5万には
  足りませんが、現在の駐車場代を除いた住宅費の浮く分とボーナスからの補てんで
  十分乗り切れると考えます。

2.購入時の諸費用(詳細不明ですが)家具家電、引越し費用もう少し掛ると想像しますが
  出来るだけ、現状の予測に入るように努め、貯金ー頭金=600万を減らさないように
  務める事が必要と思います。後で思わぬ必要物は出てくることが有ります。

3.購入物件4300万の中に、外構等は含まれているのですね。
  後は、お子様の教育費他が有りますが、新居に移れば、繰り上げ返済等の目標も
  わいてくると思います。

 以上ですが、「安全圏の額」 の額ではありませんが、無難な額・ご計画と思います。
 更にご質問有りましたら、メッセージボード等へお願いします。
 着実な計画で進まれることを、お祈り致します。「FPオフィス武蔵野」 の河村。
河村様

早速のご回答,ありがとうございます.
購入時の諸費用は,ローンを借りる為の費用,登記の為の費用,不動産取得税など,ざっくりした計算で200万円としました.友人からはこういう予算は想像していたよりかかったから,多めに見積もっておいた方が良いと聞いておりますので,なるべく手元に残る金額をキープしたいと思います.

購入物件の4300万円は外構費など込みの金額になります.しかし,この先何があるかわかりませんので,貯金もそうですが,予算をもう少しだけ下げてみる,新築だけでなく築浅の中古物件も検討してみる事にします.

今回,思い切ってFPの皆様に相談したお陰で,購入予算の目安がはっきりしてきて,やみくもに貯金をするよりも達成感が出てきました.また河村様がおっしゃっていましたが,新居に移れば早くローンを返済しようという気持ちがわくと思いますので,夢の実現へ向けて一歩踏み出せたような気がします.本当にありがとうございました!


2011.07.28


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五十田 敏 ファイナンシャルプランナー
所属:五十田三洞

 金額的には問題ないと言えます。

 しかし、不動産業者も、銀行も、そしてFPも、お金のことしか言いません。
 その前に考えるべき重要なことがあります。
 住居はあくまで「家族が暮らして行くためのもの」です。購入にあたっては、どのような場所で、どんな生活をしたいかを明確にする必要があります。

●将来、どのような生活をしたいと思っているのか。住居の購入はそのために必要なのか。

●将来の生活について、夫婦の希望は合致しているのか。意思の疎通はできているのか。

●賃貸や親との同居と比較して、家の購入があなたの将来の生活にどのようなメリットをもたらすのか。

●仕事と住居の関係はどのようなものなのか。今の仕事をずっと続けるつもりがあるのか。転職や独立を考えているのか。その場合、仕事場はどこになるのか。

●将来の夢にとって、ローン返済が障害とならないか。

 上記のような事柄についての意思を明確にして初めて、長期の住宅ローン返済も、「理想とする生活のために必要なこと」と、前向きに考えることができます。
 対して、目的が明確でないままに、物件とローン返済能力だけで住居を購入してしまうと、返済が苦しくなった時には、ローンは「重荷」となり、長期にわたる、多大な「我慢」を抱えることになります。
 つまり「買えるか買えないか」ではなく、「どのような生活をしたいのか」を、まずしっかりと考える必要があるのです。

 こうした点を含めたコンサルティングのできるFPに相談することをお勧めします。
 非常にしっかりとお考えなので、さらに万全の計画になることでしょう。
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