ネット銀行での資産運用について
退会済み(東京都)
解決済み 2011年02月19日初めまして。よろしくお願いいたします。
父の遺産相続により、現在母名義の普通貯金が何千万かあります。
年金と地代で暮らしており、利殖に興味もないので何年か放っておいたのですが、最近このままずっと都市銀行の普通貯金の利子しかつかないのではもったいないねという話になりました。
そこで一旦、利率の良いネット銀行に何百万かうつし、1年定期と5年くらいの定期に分けて預けようという方向になったのですが、調べているうちにSBI銀行の仕組み預金(プレーオフ)に興味をもちました。
普通の定期より利率が良く、預入期間が1年か5年(銀行が1年後に決定する)のものなのですが、ネットでみると否定的な意見が多く迷っています。
延長された場合は市場金利での運用機会を失うリスクがあるということですが、元々5年定期に預けっぱなしにするつもりだったので、同じことに思えます。延長されなかった場合も、普通の1年定期よりは利子がつくので良いかなという感じです。
また基本途中解約できないということですが、途中で換金する可能性はありません。
という状況なのですが、専門家からみて、やはり仕組預金はやめておいた方がいいでしょうか。
またやめた場合はネットの1年定期と5年定期に預けるつもりなのですが、それについてはいかがでしょうか。
金融商品は色々ありますが、価格が変動し続けるものや為替リスクのあるものは抵抗があります。社債等も発行元の会社の安全性をどう判断したらよいか分かりません。
結局預金保険機構の対象である銀行定期(上記の仕組み預金含む)しか選択肢がなくなってしまうのですが、他におすすめの運用方法はありますでしょうか。
ぜひアドバイスいただければと思います。
長文申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
No.415
質問者からのメッセージ
2011.02.23
ご回答くださった皆さん、ありがとうございました。 とても勉強になり、不安な気持ちも和らぎました。 こちらで相談させていただいて本当に良かったです。 やっぱり専門家に訊くのが一番ですね。 本当にありがとうございました。
回答 4件
ベストアンサーに選ばれた回答です!
情報収集を丁寧になさっている印象を受けています。
以下、概観です。
1.繰り返しになりますが、ご質問の仕組み預金は、ご検討対象は、1年+4年のものですが、当該行HPによれば、1年+1年及び3年+3年のものもあります。いずれも当初の期限満了時にその預金を続けるかどうかの選択権を銀行が握っています。その選択権を預金者が銀行に譲っていますので、その対価として当初及び延長後の預金利率が通常に比べ高くなっています。その比率が適切かどうかは議論があるかと思いますが、仕組上の経済効果の差し引きは利率に反映されていることになります。
この場合、銀行は、当初の期限満了時に、そのときの金利が、思惑の金利水準より下がっていれば、この預金を延長せず、新たな預金者を新規低利率で募集し、逆に上がっていれば、この預金契約を延長することとなります。後者の場合、預金者は上昇した金利での新たな預金ができなくなるわけです。
この辺は、ご理解のとおりかと思います。拝読する文面からは、それでも、この預金に魅力を感じていられるようですから、伺うところの経済状態からは特段の問題はないように推察いたします。なお、蛇足ながら、この預金もペイオフの対象であることはご確認下さい。
2.国債は個人向け国債の販促に財務省は注力している印象ですが、通常の国債のほうが利回りも高く持ちきり前提ならばこちらのほうがいいかと思います。一般的には定期預金よりも国債の利回りのほうが高めの印象です。因みに直近発行の5年債及び2年債の利回りは、それぞれ0.527%、0.158%です。これに対し、あるネット銀行の定期預金の利率は、それぞれ0.52%、0.309%です。http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/shinmadohan/index.html
3.社債の例として比較的定期的に額面100万円での発行が散見されるオリックスの1月発行の5年債利回りは1.04%です。
印象としては、蛇足ながら、投資期間も含め投資対象はいくつかに分けられるのがいいかと思います。現状の円金利の状態からすると今後更なる低下余地は極めて限定的で、上昇の可能性のほうが高いと思っています。投資期間としては、3年以内の部分を厚め、或いは全部にしたほうがいいように思います。
以下、概観です。
1.繰り返しになりますが、ご質問の仕組み預金は、ご検討対象は、1年+4年のものですが、当該行HPによれば、1年+1年及び3年+3年のものもあります。いずれも当初の期限満了時にその預金を続けるかどうかの選択権を銀行が握っています。その選択権を預金者が銀行に譲っていますので、その対価として当初及び延長後の預金利率が通常に比べ高くなっています。その比率が適切かどうかは議論があるかと思いますが、仕組上の経済効果の差し引きは利率に反映されていることになります。
この場合、銀行は、当初の期限満了時に、そのときの金利が、思惑の金利水準より下がっていれば、この預金を延長せず、新たな預金者を新規低利率で募集し、逆に上がっていれば、この預金契約を延長することとなります。後者の場合、預金者は上昇した金利での新たな預金ができなくなるわけです。
この辺は、ご理解のとおりかと思います。拝読する文面からは、それでも、この預金に魅力を感じていられるようですから、伺うところの経済状態からは特段の問題はないように推察いたします。なお、蛇足ながら、この預金もペイオフの対象であることはご確認下さい。
2.国債は個人向け国債の販促に財務省は注力している印象ですが、通常の国債のほうが利回りも高く持ちきり前提ならばこちらのほうがいいかと思います。一般的には定期預金よりも国債の利回りのほうが高めの印象です。因みに直近発行の5年債及び2年債の利回りは、それぞれ0.527%、0.158%です。これに対し、あるネット銀行の定期預金の利率は、それぞれ0.52%、0.309%です。http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/shinmadohan/index.html
3.社債の例として比較的定期的に額面100万円での発行が散見されるオリックスの1月発行の5年債利回りは1.04%です。
印象としては、蛇足ながら、投資期間も含め投資対象はいくつかに分けられるのがいいかと思います。現状の円金利の状態からすると今後更なる低下余地は極めて限定的で、上昇の可能性のほうが高いと思っています。投資期間としては、3年以内の部分を厚め、或いは全部にしたほうがいいように思います。
2011.02.20
+ 全文を見る
(法令上の都合もあり、ここでは詳細な記述は控えます。と言うことで、一般的&抽象的なことのみの回答になります。)
ご自身がリスクが承知していらっしゃるようですね。
また、あくまでも(生活資金ではない)余裕資金であり、
そして、換金性も求めていない…。
と言うことであれば、後は、ご自身の判断に基づいて、決断されれば宜しいと思います。
ご自身がリスクが承知していらっしゃるようですね。
また、あくまでも(生活資金ではない)余裕資金であり、
そして、換金性も求めていない…。
と言うことであれば、後は、ご自身の判断に基づいて、決断されれば宜しいと思います。
momo様
ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
2011.02.20
+ 全文を見る
プロパティマネジメントを得意CFPやまなしです。
利殖にも興味はないけど銀行の普通預金では満足していないということですね。
確かに今は至上最低の低金利政策をとっておりますので満足はしないでしょう。
しかし、日本国もペイオフが実施されるくにでありますから1000万以上の預金にたいしリスクがあります
なにもしないリスクと対策したリスクが同じであれば利殖という選択しもあるのではないでしょうか。
先ほどもお話したとおり現在最低金利ですからこれからあがる可能性は大きいと思いますので
長期よりも短期で預けたほうが得策と思われます
以上
利殖にも興味はないけど銀行の普通預金では満足していないということですね。
確かに今は至上最低の低金利政策をとっておりますので満足はしないでしょう。
しかし、日本国もペイオフが実施されるくにでありますから1000万以上の預金にたいしリスクがあります
なにもしないリスクと対策したリスクが同じであれば利殖という選択しもあるのではないでしょうか。
先ほどもお話したとおり現在最低金利ですからこれからあがる可能性は大きいと思いますので
長期よりも短期で預けたほうが得策と思われます
以上
ご回答ありがとうございました。
やはり、今後金利が上がるという見方が大勢を占めているのですね。
なるべく短期の商品よりで運用するよう心がけたいと思います。
ありがとうございました。
やはり、今後金利が上がるという見方が大勢を占めているのですね。
なるべく短期の商品よりで運用するよう心がけたいと思います。
ありがとうございました。
2011.02.20
+ 全文を見る
momo様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、何千万かある普通預金のうち、
一部をお書き頂いたような仕組み預金に入れるのは、わるくないと思います。
ただ、あくまで一部に止めておいた方がよいと思います。
というのも、今後、金利が急上昇するリスクが、絶対にない、
とは、言い切れないからです。
なぜ、そうなるかについて、ここで単純に説明するのは、難しいのですが、
もし金利が急上昇した場合は、中途解約が出来ない仕組み預金は、不利になります。
換金性のある5年定期とは、性質が異なります。
ちなみに、もし金利が急上昇した場合は、おそらく、物価もどんどん上がっていきます。
もちろん、預金金利も上昇しますが、それで喜んでいる場合ではなくなるはずです。
今は、デフレだし、そんなこと起こる訳がない、と思われるかもしれませんが、
かつてのバブル時代に「日本の土地の価値は、永久に下がらない」と信じた人が、
ひどい目にあったように、「円という通貨の価値は、永久に下がらない」
と信じた人が、ひどい目にあう可能性も、一応はあるということです。
それから、おすすめの運用方法は、よく知っている方には、月並みな回答と
なってしまいますが、「長期分散投資」です。
ただ、ひと言で、「長期分散投資」といっても、やり方は、一通りではありません。
安全性を重視したスタイルもあります。
もし真剣に資産運用を考えるのであれば、基本的なことから丁寧に解説してくれる
独立系のファイナンシャル・プランナーに相談するのもひとつの方法ですよ。
ご参考です。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、何千万かある普通預金のうち、
一部をお書き頂いたような仕組み預金に入れるのは、わるくないと思います。
ただ、あくまで一部に止めておいた方がよいと思います。
というのも、今後、金利が急上昇するリスクが、絶対にない、
とは、言い切れないからです。
なぜ、そうなるかについて、ここで単純に説明するのは、難しいのですが、
もし金利が急上昇した場合は、中途解約が出来ない仕組み預金は、不利になります。
換金性のある5年定期とは、性質が異なります。
ちなみに、もし金利が急上昇した場合は、おそらく、物価もどんどん上がっていきます。
もちろん、預金金利も上昇しますが、それで喜んでいる場合ではなくなるはずです。
今は、デフレだし、そんなこと起こる訳がない、と思われるかもしれませんが、
かつてのバブル時代に「日本の土地の価値は、永久に下がらない」と信じた人が、
ひどい目にあったように、「円という通貨の価値は、永久に下がらない」
と信じた人が、ひどい目にあう可能性も、一応はあるということです。
それから、おすすめの運用方法は、よく知っている方には、月並みな回答と
なってしまいますが、「長期分散投資」です。
ただ、ひと言で、「長期分散投資」といっても、やり方は、一通りではありません。
安全性を重視したスタイルもあります。
もし真剣に資産運用を考えるのであれば、基本的なことから丁寧に解説してくれる
独立系のファイナンシャル・プランナーに相談するのもひとつの方法ですよ。
ご参考です。
ご説明よく分かりました。
やはり色々、勉強しないとですね。。
少しずつ慣れていきたいと思います。
ありがとうございました。
やはり色々、勉強しないとですね。。
少しずつ慣れていきたいと思います。
ありがとうございました。
2011.02.23
+ 全文を見る
確かに途中換金の予定がないので、国債は利率によっては有効な選択肢かもしれないですね。
仕組預金(5年のものを予定)は金利の動向によっては、やはり5年定期や2年定期+3年定期などと比べ有利になる場合もあるかと思いますので、今ある普通預金の5%程度買ってみようかと思います。
またアドバイスいただいた通り、今後他の運用方法を検討するとしても、「3年以内の部分を厚め」で考えたいと思います。
親切なアドバイスありがとうございました。