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FPの回答

  • 真野(投資の学び舎)

    東京都

    2011.02.19

情報収集を丁寧になさっている印象を受けています。

   以下、概観です。

1.繰り返しになりますが、ご質問の仕組み預金は、ご検討対象は、1年+4年のものですが、当該行HPによれば、1年+1年及び3年+3年のものもあります。いずれも当初の期限満了時にその預金を続けるかどうかの選択権を銀行が握っています。その選択権を預金者が銀行に譲っていますので、その対価として当初及び延長後の預金利率が通常に比べ高くなっています。その比率が適切かどうかは議論があるかと思いますが、仕組上の経済効果の差し引きは利率に反映されていることになります。

  この場合、銀行は、当初の期限満了時に、そのときの金利が、思惑の金利水準より下がっていれば、この預金を延長せず、新たな預金者を新規低利率で募集し、逆に上がっていれば、この預金契約を延長することとなります。後者の場合、預金者は上昇した金利での新たな預金ができなくなるわけです。

  この辺は、ご理解のとおりかと思います。拝読する文面からは、それでも、この預金に魅力を感じていられるようですから、伺うところの経済状態からは特段の問題はないように推察いたします。なお、蛇足ながら、この預金もペイオフの対象であることはご確認下さい。

2.国債は個人向け国債の販促に財務省は注力している印象ですが、通常の国債のほうが利回りも高く持ちきり前提ならばこちらのほうがいいかと思います。一般的には定期預金よりも国債の利回りのほうが高めの印象です。因みに直近発行の5年債及び2年債の利回りは、それぞれ0.527%、0.158%です。これに対し、あるネット銀行の定期預金の利率は、それぞれ0.52%、0.309%です。http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/shinmadohan/index.html

3.社債の例として比較的定期的に額面100万円での発行が散見されるオリックスの1月発行の5年債利回りは1.04%です。

  印象としては、蛇足ながら、投資期間も含め投資対象はいくつかに分けられるのがいいかと思います。現状の円金利の状態からすると今後更なる低下余地は極めて限定的で、上昇の可能性のほうが高いと思っています。投資期間としては、3年以内の部分を厚め、或いは全部にしたほうがいいように思います。
大変分かりやすく丁寧な解説をありがとうございました。
確かに途中換金の予定がないので、国債は利率によっては有効な選択肢かもしれないですね。

仕組預金(5年のものを予定)は金利の動向によっては、やはり5年定期や2年定期+3年定期などと比べ有利になる場合もあるかと思いますので、今ある普通預金の5%程度買ってみようかと思います。
またアドバイスいただいた通り、今後他の運用方法を検討するとしても、「3年以内の部分を厚め」で考えたいと思います。

親切なアドバイスありがとうございました。

2011.02.20


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