確定拠出年金idecoとNISAでの運用について

りん(東京都)

解決済み 2018年05月06日
31歳女性です。老後の資金3000万円をどのように用意するか考えています。
現在、独身なのでこの先もひとりだと仮定します。
年収300万程で、退職金や企業年金はありません。
厚生年金は入っていますが、身体が弱いため、60歳まで働けるかどうかも心配です。
そのため、国民年金の支給のみ、という最低ラインのケースを想定したとき、自分で用意するべき老後資金としてやはり3000万円は必要という計算になりました。

今の収入では月5万円の貯金が精一杯です。(ボーナスはないです)
普通に貯金すると、34年で2040万なので、運用をしなければまかなえません。
そこで最近話題のidecoとNISAを活用しようと思いました。
その際、①毎月5万円を積立て、34年間年利3%の投資信託で運用した場合と、
②毎月5万円をidecoとNISAを使って積立て、34年間年利3%の投資信託で運用した場合、どちらが良いか悩んでいます。
というのは、idecoやNISAは非課税で節税にもなるのがポイントですが、計算すると思ったよりお得感がありません。
対して変わらないのであれば、縛りのあるidecoやNISAよりも、融通のきく①の方が良いのだろうか?と感じています。
以下が私のシュミレーションです。
月5万円を老後用資金として積立、商品は全て投資信託とし、その年利は3%としています。

①毎月5万円を積立て、34年間年利3%の投資信託で運用した場合
元金2040万円、運用後3539万円、★税引後3239万円

②毎月5万円をidecoとNISAを使って積立て、34年間年利3%の投資信託で運用した場合
*idecoは60歳まで引き出せないので、60歳になったらNISA分と合算して3%で運用すると65歳にいくらになるだろうか、と思いました。

A. ideco 月2万円 × 29年間 ×年利3% = 1107万+104万(節税)− 37万(運用コスト)=1174万円(60歳時)
B. NISA&つみたてNISA(5年間は普通NISAを使いたいです)月3万円
  普通NISA 5年間:月3万×5年 ×年利3% = 193万円
       →特定口座に移管・年利3%の投資信託で運用 193万円×15年×年利3% = 279万(税引後)
  つみたてNISA 15年間:月3万×15年間×年利3% = 680万円
  →→ (279万+680万円) × 9年× 年利3%= 1193万円(税引き後)
C. つみたてNISA終了後、51〜60歳まで月3万円×9年×年利3%=370万(税引後)
D. 60〜65歳 月5万円×5年×年利3%=318万円
E. (A+B+C)×5年×年利3%=(1174+1193+370)×5年×年利3%=3085万

→ D+E=318+3085= 3403万円

①と②の差額 164万円

idecoとNISAは非課税なので、もっと節税効果が出て良いような気がします。
もしくは、資金が分散している分、複利の効果が弱くなっているのでしょうか。
私の計算が間違っているかもと思い、こちらでご相談した次第です。

アドバイスの程、何卒よろしくお願いいたします。

No.1268

回答 3件

松本 喜子 ファイナンシャルプランナー
所属:はなFP事務所
エリア: 東京都 板橋区

はじめまして。
保険などの商品を販売しない、珍しい独立系ファイナンシャルプランナー「はなFP事務所」の松本喜子です。

当事務所は有料相談となっておりますので詳しくはお伝えできませんが、投資信託は、手数料が高く、運用のリスクが大きいものが多いため、投資のコツが必要です。
販売側のスタンスなどによっては、「手数料を差し引くと思ったよりも全然増えない!」ということになり得ますので、ご注意くださいね。

ご回答ありがとうございます。
ご指摘を受け、確かに信託手数料を勘定に入れてませんでした。
参考にさせていただます。
どうもありがとうございました。

2018.05.11


はい、ぜひ、手数料も考慮に入れたうえで、ご判断ください!

あとは、本当にその額をずっと積立てていけるの?などはライフプラン次第ですし、積立てをするよりも保険を止めたほうがいい人も多くおられます。
いろいろなことを総合して、お考えくださいね。

有料相談なので恐縮ですが、ご希望でしたら、いつでもご相談ください!

2018.05.12


+ 全文を見る

森本  直人 ファイナンシャルプランナー
所属:(株)森本FP事務所

りん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

細かく検算しきれていませんが、①と②の差額は、特に違和感のない数字です。

というのも、月5万円を仮に20年間積み立てられれば、元本ベース1200万円となり
その時点で、もはや少額投資ではなくなるためです。

計算過程を見てもB. の後半9年やE. の5年あたりでそれなりの課税が生じています。

運用の途中で課税が生じると、その分複利運用の効果も落ちるわけです。
(細かいことを言えば、含み益のまま運用し課税を繰り延べる計算過程もありえます)

あと気になるのは、年利3%の数字が、ひとり歩きしていないか、という点です。

FPとして、資産運用のアドバイスをかれこれ10年以上やっていますが、
投資信託の運用で年利3%の数字は、当然ながら約束されたものではありません。

現実には、投資時期や運用ポートフォリオによってかなりのバラツキがでます。

例えば、10年間運用して、年利1%しか達成できない人もいれば、
5年間で年利10%超を達成できる人もいるといった感じです。

税金や手数料は、投資初心者の方にとって特に気になりやすい部分ですが、
実際に運用を始めると、税金や手数料を気にしている場合ではないくらい、値動きがあります。

例えば、2008年のリーマンショックの時は、瞬間的にマイナス50%近くになった人もいます。

仮に運用資金が3000万円を超えたところで、リーマンショック級の金融危機が来たらどう考えるのか。

コツコツと毎月5万円ずつ積み立て、30年後に税引き後3000万円を超えられれば御の字くらい
のざっくりとしたイメージを持ってスタートした方が、気持ちの面では楽です。

ただ、行き当たりばったりではなく、計画的に資産運用を考えるのはとても良いことですし、
日本ではまだ根付いていませんが、それが本来あるべき姿と思います。

ぜひ、idecoとNISAを活用し、計画的に取り組んでみることをおすすめします。



ご回答ありがとうございます。
計算をご確認いただき、ありがとうございます。
税金に加え、別の先生のご指摘で信託報酬を引き忘れてましたので、この単純計算でももっと額は減ると思います。
もっと投資の勉強をして自分の目で見極める必要がありますね。
参考にさせていただます。
どうもありがとうございました。

2018.05.11


+ 全文を見る

關 雅也 ファイナンシャルプランナー
所属:有限会社 新世紀
エリア: 東京都 町田市

投資信託をお考えであれば、もっとリスク分散したポートフォリオを積み立てれば、年平均金利も6〜7%くらいは楽にうんようできるのではないかと思います。

何故、年3%が出て来たのかわかりませんが、リスクは時間がヘッジしてくれます。
ご回答ありがとうございます。
参考にさせていただます。
どうもありがとうございました。

2018.05.11


+ 全文を見る