住宅ローン延滞後の保険について

まさっち(東京都)

解決済み 2011年01月23日
平成2年に父が借り入れた土地購入費用約9千万円が残債3000万にまでなっていますが、支払いが滞り始め、銀行から保証会社に債権が移り、所定の手続きに従い、差し押さえ等の処理に移りますという書面がきている状態です。

この物件は父名義で購入しましたが、その後失業した経緯もあり、実際は連帯保証人である祖父が返済を続けていました。祖父は隔月に収入のある年金を支払いに充てていました。

現在この土地は約1980万円で売りに出していますが、買い手がつかず、頼んであ
る不動産業者からは1000万なら手数料等込で買い上げると言ってきています。こ
の金額で買い上げられてもまだ二千万の残債が残ってしまうので、保証会社も
この金額では、競売とどちらがいいか二の足を踏んでいる状態のようです。

相談というのは、銀行から保証会社に債権が移った段階で、団体信用生命保険が切れてしまうとのことを聞きました。今の状態では父に万一のことが会った場合に、ローンが相殺されないから、祖父は子の私名義で父に民間の死亡保障の生命保険に早急に入るようにと促すのですが(保険料は祖父から支払うからということで)、保険会社に見積もると月々の支払いが約8万円もの金額になることがわかりました。

客観的に見てこのような保険に入る意味があるのかどうかが知りたいと思います。
一般的なはなしとしてこのようなケースがよくあるのかどうかが分かりません。
(保険会社はおそらく契約したいので、良くある話ですよといいますが、いまいち信じられません)

何かアドバイスを頂けると助かります。

No.371

回答 2件

真野 ファイナンシャルプランナー
所属:投資の学び舎

状況が必ずしもはっきりしないので、例によって概観です。

1.先ずは、債権回収業者と話をしたらどうでしょう。残債全額を回収できるとは思っていないと思います。勿論金融機関からの債権買取額は、残債額の何掛けかです。此方の事情=経済状態をはなし、残債減額交渉も可能だと思います。一般論として、債権者としては、債務者の自己破産はなるべく避けている印象があります。

2.生命保険の内容がわからないので、これについては、コメントが難しいのですが、少し割高のような気がします。原則論としては、父君が万一のことを心配されていますが、そもそも返済負担をされていない方の死亡保障保険に入られる理由が理解できません。

3.繰り返しますが、債務者本人及び連帯保証人の経済状態の把握、その後債権者との交渉が順当なところだと思います。念のため、貴殿はこの法律関係には本人として、つまり当事者として立ち入らないほうがいいと思います。他の資産内容がわかりませんので一概に言えませんが、万一の場合の最終手段は相続放棄です。心情的には兎も角、法律的には家族の債務を他の家族が負担する理由はありません。
当面の対処として、1.に記したことに尽きます。先ず、実行だと思います。このことによる追加負担はありません。関係者の手間と心情的負担が必要ですが、これは、何事かをするときに必須の事柄だと思います。

  少なくとも生活維持できなくなるほどの事態には債権者もすることはできません。

  2.については、残念ながら、連帯保証人とはそういうものだと言うことです。通常の住宅ローン案件ではなかったということになるのでしょうか。通常は連帯保証人は求められないと思っていますが。

2011.01.27


+ 全文を見る

森本  直人 ファイナンシャルプランナー
所属:(株)森本FP事務所

まさっち様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご相談の件、保険契約の内容が、分からないので、
具体的なアドバイスは、難しいのですが、
月々約8万円という水準にお祖父さまが納得しているのであれば、
保険会社から何らかのスキームの提案があったのではないでしょうか。

ちなみに、親の借金は、プラスの財産と一緒に、相続放棄ができます。
そういった基礎知識はお持ちでしょうか。

それと、断片的な知識に基づいて、素人なりに判断して、失敗する人も、
多いですから、やはり体系的に学習している専門家に直接セカンドオピニオンを
求めた方がよいように思います。

そもそも金額的に見ても、あまり軽々しく、インターネット相談で、
アドバイスが出来ない案件です。

気になったので、投稿させていただきました。
+ 全文を見る