住宅ローンの借り換えについて

ひろろん(兵庫県)

解決済み 2010年11月28日
約3年前に新築戸建てを購入して、某大手都銀から2900万円の10年固定で
1.9%(保証料免除で10年以降は-1.0%の優遇)のローンを組みました。
日銀によるゼロ金利政策が当面続くとの新聞記事を読んでから、現在の金利に
興味を持ち調べたところ、当初の契約よりも1%以上のメリットがあることから
借り換えを検討しています。中でも条件のよかった某地銀に審査を申し入れた
結果、次のようになりました。
借り入れ期間:29年
借り入れ額:2550万円
借り入れ費用:120万円[=約70万円(保証料を含む諸費用)
       +50万円(最大の金利優遇を受けるための借り入れ額低減費用)]
①金利変動:0.875%(終了後:-1.4%)
 ※途中で固定に切り替えた場合は今の金利条件だと10年固定:1.6%
②当初10年固定:1.3%(終了後:-1.3%)
③当初20年固定:1.9%(終了後:-0.6%)
の条件を提示されています。
当方としては、①か③か、変動・固定のミックスのいずれかで迷っています。
現在の条件は、
家族構成:私(31歳)、妻(33歳)、長女(5歳)、長男(3歳)
年収:600万円程度(公務員)
※妻は現在専業主婦をしており3年後には働く予定ですが、収入がどの程度
になるのかは未定です。
迷っている点を詳しく書きますと、以下の通りです。
①この3年間は100万円程度の繰上げ返済を行いましたが、来年は長女と長男
の幼稚園が重なるため繰上げ返済が難しく、昨今の公務員人件費2割削減等の
政策実施の懸念から今後の昇給が不透明であること。
②変動金利とした場合、当初5年間は月々の支払い額が現在より1万円程度
下がります。再来年以降はできるだけ繰り上げ返済を行おうと思います。
ただ、金利上昇のリスクが心配です。子どもの進路は、本人が望めば私立中学
への進学も考えていますので、その場合繰上げ返済の余裕はないと思われます。
③金利上昇のリスク低減のため、変動と固定のミックスプランとした方がいい
のか、またミックスプランの場合における適度な変動と固定の配分が全くわかり
ません。
④そもそも借り換えを行うのによいタイミングなのかわからなくっています。
 客観的にどう思われますでしょうか。

以上の点を踏まえて、よきアドバイスをお願いします。

No.306

回答 2件

山梨 ファイナンシャルプランナー
所属:月見里FP事務所
エリア: 北海道 江別市

こんにちはプロパティマネジメントを得意するCFP山梨です
ご質問の意図がよくわかりません
単純に安い金利で支払い金額を節約したいということでしょうか
やはり、少しでも支払いを安くしたいとう人間心理はよくわかりますが落ち着いて目的感を持ちましょう
今、現在の金利は決して高いとは思いません
ご自身でもわかってらしゃるとおり費用がかかります。
一般的には金利差が1%以上残金が最低でも500万以上他では1000万以上という方もいらしやいます
が計画的に繰り上げ返済をしていらしゃるようですし、お子様のことも考えていらしゃるようですのであまり目先の数字にとらわれることなく全体をみて判断してみてください。
以上
月見里FP事務所 山梨様

お忙しい中、ご返答ありがとうございます。

今回借り換えを検討するに至ったのは、現在の金利が史上最低レベルにあることと、
民主党政権が続く数年間はこの金利水準が続く公算が高く、10月頃に発表された
日銀によるゼロ金利の当面の継続宣言を新聞で目にしたことでした。

民主党政権の続く数年間でも現在の水準であれば、変動金利分を設定し繰上げ返済
を行うとよりベターでないかと考えていたのですが、実際に金利上昇のリスクを考える
とどの程度変動分とすべきか、もしくは全て固定とした方がよいのか、またはそもそも
借り換えをしない方がいいのかがわからなくなってきたためご質問させていただいた
次第です。

ご指摘の自分の目的とは総合的に利息分を少なくできればよいと考えていますが、
頂いたご意見を参考にさせていただきます。

2010.11.30


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中村  諭 ファイナンシャルプランナー
所属:住宅ローンソムリエ(R)
エリア: 千葉県 市川市

ひろろん様
はじめまして。

住宅ローンソムリエ(R)という商標で専門分野「住宅ローン・アパートローン」のFPをしております。
(NPO法人日本MP協会認定の千葉県第1号のモーゲージプランナーでもあります。)
宜しくお願いいたします。


お子様もまだ小さく、教育費負担もかかる見込みですので借換えるのであれば、長期固定をお勧め致します。
そこで次の試算をしてみました。

①10年固定(1.30%)、11年目以降4.0%(適用金利は4.0%-1.3%=2.7%)
②20年固定(1.90%)、21年目以降4.0%(適用金利は4.0%-0.6%=3.4%)
③①を前提に当初10年間は年間12万円程度を繰上げ返済(元金2カ月分の繰上げ返済)

【毎月の返済額】
①8万7993円(11年目以降:9万9707円)
②9万5364円(21年目以降:10万1800円)

【総返済利息】
①約780万円
②約840万円
③約690万円(返済期間:1年8カ月短縮)


これに借換えの諸経費を加えて、現在のローンと比較検討してみて下さい。
以上ご参考になれば幸いです。



『住宅ローンソムリエ®』(有)信共 代表取締役 中村 諭
 モーゲージプランナー[SCMP] / ファイナンシャルプランナー[CFP(R)] 

http://www.shinkyo-jp.com/
jls@shinkyo-jp.com

住宅ローンソムリエ(R)様

ご丁寧な返答、誠にありがとうございました。

早速、現在の金利条件での返済利息と試算して頂いた金額とを比較すると、
20年で繰り上げ返済をする方が400万円程度少なくなることがわかりました。
是非参考にさせていただきます。

そもそも変動またはミックスプランを考えていたのは、民主党政権が続く3年
程度の間は変動金利が現在の水準で低迷する公算が高く、10月に発表された
日銀による当面のゼロ金利継続宣言に関する新聞記事を読んだことからなの
ですが、もっと近いうちに金利が上昇するようなことはありえるのでしょうか。
今の世界的な不景気や金融不安および日本の景気が輸出に依存している
現状を考えると5年程度は不景気が続くのではと安易に考えておりまして、
その間に繰り上げ返済をできるだけ行い、金利が上昇する頃合に固定へ
変更すれば返済利息を少なくすることができるのではとの淡い期待を
していました。
全く私見で構いませんので、よろしければ金利の動向についてのご意見を
お聞かせください。

2010.11.30


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