年収450万円で〜3500万の住宅ローン

和田(和歌山県)

解決済み 2022年02月12日
初めまして、
この度戸建ての購入を考えております。

▹結婚3年目/現在は子なし(ゆくゆくは1人希望)
▹夫(34)正社員 年収約450万 奨学金/マイカーローン支払い中
▹私(30)派遣社員 年収約230万 マイカーローン支払い中

現在はアパートにて 約75000円ほどの家賃を支払っています。
食費や雑費は全て私持ち、家賃光熱費水道代等は主人が持っています。
携帯料金などの【個人が使うもの】に関しては 各々で支払っています。

今回戸建ての購入を考えており、最大で3500万程の住宅ローンを組む予定にしております。
まだ見積もりを出してもらっていないのですが、大体これくらいの金額になるかと思います。

お恥ずかしながら、結婚はしておりますがお金に関しては【お互いが自分で管理】している為、主人が毎月どれほどの貯金をしているのか、何に使っているのか、全く把握しておりません。私は趣味にかける費用がかさみ、毎月1、2万程の貯金しかできておりません…。
(現在私自身の貯金は20万程度です)
恐らく、主人の貯金は100万〜200万くらいかと思います。

今現在、特に節制をしているわけでもなく、生活に不自由は全くない状態です。(今後のためにきちんと貯金をしていかなければならないと反省はしています…)

私が例えば妊娠し、暫く働けなくなったとして 主人の年収の450万円で、〜3500万程度の35年の住宅ローン返済は可能なのでしょうか。

主人とその話をしましたが【月々に支払い金額が10万以下なら大丈夫】と言い、【あまり先のことを考えすぎるとしんどくなるよ】と少し楽観的なところもあり、本当に大丈夫なのか?と不安です。

今回お伺いしたいのは
【主人のみの年収で3500万程度の35年の住宅ローンの返済は可能なのか】と、
【私の貯蓄を毎月どのくらいにすれば不自由なく暮らしていけるか】です。

30歳といういい大人なのに、将来設計が全くできていない、全く分からないというのも本当に恥ずかしい限りで、情けないのですが…、今からでも 勉強し考え直していきたいと思っております。

お力添えをいただけますと幸いです。宜しくお願いいたします。

No.1398

回答 1件

舘野 光広 ファイナンシャルプランナー
所属:FP事務所ブレイン・トータル・プランナー
エリア: 埼玉県 本庄市

和田様

ご質問ありがとうございます。

FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

①端的に申し上げまして、年収450万円のご主人の所得では3500万円の住宅ローン返済は無理があるでしょう。
②また、このまま賃貸住宅で過ごすとして、50歳までに2000万円の貯蓄(投資も可)あれば将来の生活に一応不安はありません。

それぞれの根拠です。
①ご主人の年収450万円×85%=383万円(可処分所得=自由に使える)です。但し、車のローンや保険料は除いていません。
383万円÷12か月=32万円(月額)ですから、住宅ローンを固定金利で元利均等(金利1.5%)で返済する場合には、毎月107.170円が必要となります。
従いまして、107,170円÷32万円=33.5%(返済負担率)となり、全国平均18%~20%の返済負担率をはるかに超える返済負担となります。
もし、お子様が誕生されたとすれば、教育費の負担が嵩みますが、公立でも年間10万円は必要であり、校外学習費を含めますと、公立でも年間40万円(小学校)は必要になるでしょう。

このように、和田様(妻)がお仕事をお辞めになった時から、負債(住宅ローンや他のローン)への返済が厳しくなり、御家族が増える事での消費負担率が増加することもあり、生活することが困窮する可能性もあるでしょう。

但し、和田様(妻)が最就職され、150万円以上の収入を得ることが継続出来れば(お子様が就職されるまで)、上記のような状態とはならないと思われます。また、和田様(夫)の所得も年々増加すると仮定すれば、キャッシュフローも変わってきます。

続いて②です。

50歳迄に2000万円と記載しましたのは、お子様の大学進学にかかる学費が卒業までに500万円必要になることを想定しています(自宅通学)。他に、老後資金としてご夫婦で70歳以降に2000万円は必要になるでしょうから、住宅修繕等を含めた金額として算出しています。

つまり、現在のお年が30歳として、月間84千円が貯蓄として必要であると計算されます(現在の金利事情)。

このように考えますと、共稼ぎで且つ賃貸住宅にお住まいであることから、余裕がある生活を過ごされていますが、消費以上の所得によって成り立っているのであり、消費が増加したり、所得が減少した時にはその反動が大きいとお考え願います。

実は、事務所には同様なご夫婦からの御相談は多く、ライフプランをシュミレーションすることで更に「見える化」が可能になります。

年金受給(65歳~75歳)までをターゲットイヤーとした場合、それまでが恒久的に所得を得ることが可能な年齢であり、それ以降は貯蓄からマイナス分を取り崩しゆくしかありません。

人生100年プランを想定することは、確かに今の若さでは考えにくいかも知れませんが、お若いからこそ将来のプランをしっかり設計する必要があり、プランを実現させる時間と余裕もあるとお考え願います。

更に詳細な回答は「メッセージボード」をご利用いただければ、個別に回答するように致します。

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