住宅ローン完済したいけど

ナチコミ(岐阜県)

解決済み 2015年01月23日
現在71歳の父と68歳の母が住む実家の住宅ローンが600万強残っております。
毎月15万弱支払いがあり、完済まで後3年ちょっとです。
父親は自営業で今までは滞りなく支払うことも出来ていたのですが、昨年入院した事がきっかけで、15万弱の支払いが精神的に負担になっているようです。
そこで、30年以上掛け続けている1000万円の終身保険を解約すると言い出しました。
今解約すると、中途解約の為700万円払い戻しだそうです。
600円の住宅ローンの残債を清算して、ぼちぼち仕事をしながら貯金していけばいいと言っております。
ですが、その終身保険には入院保険もセットになっており、解約すると入院保険も自動的に解約になってしまいます。
これから病院のお世話になる機会も増えるであろう年齢ですし、入院保険を解約するにはかなり不安が残ります。
かといって、住宅ローンをこのまま払い続ける事も、父はかなり負担になっているようです。
保険会社の方は、入院保険を残すためには終身保険の金額を200〜300万円に下げては、と言われます。そうしますと一部解約となり、420万円程の払い戻しがあるそうです。600万円の残債は全部清算出来ませんが、毎月のローン返済額も安くなりますし入院保険も残せるので、父には一部解約を勧めました。ですが、私のような素人判断で良いのか不安ですし、何より父は入院保険の事よりもローンを完済したい気持ちが強く、聞く耳を持ちません。
どのような方法がいいのか相談させていただきたいと思います。
生命保険は今回解約しようとしている商品以外、加入しておりません。
ご指導よろしくお願い致します。

No.1086

質問者からのメッセージ

2015.01.25

皆様親身にご回答くださりましたこと、大変感謝しております。 ローン完済したい父の気持ちがとても強い事と、母が解約に納得しつつありますので、保険を全解約してローン完済という形になりそうでございます。 色々な選択肢を教えてくださり私もとても勉強になりました。 ありがとうございました。

回答 3件

遠藤 力 ファイナンシャルプランナー
所属:加古川FPオフィス遠藤

年齢的に近いせいかお父様の気持ちがよくわかります。

住宅ローンはもし万一の場合生命保険で清算できるでしょうが、毎月の15万は入院経験のある者にとって、気持ちの負担が大きいものです。

基本的には65歳までには住宅ローンは完済しておきたいところですが、もし残っている場合でもお父様のように整理する財源があるのなら早急に整理したいものです。

多少の蓄積があれば、通常の入院費用の負担には耐えられるものです。
まずはお父様の気持ちを優先することが大事ではないでしょうか?




再度ご回答くださり大変有難く思います。
本日実家へ行き、母と話しました。
母が1番心痛しておりました入院保険解約のことですが、住宅ローン完済後にいざという時に備え、毎月貯蓄すればいいと伝えたところ、とても安堵しておりました。
解約後に入院保険に加入するかどうかは、これから両親が決めていくことですが、ご回答くださった内容を両親に伝えようと思います。
幸い貯蓄もあるようですし、ローン完済後はそれまでの返済分も貯蓄にまわせるので、万一の病気、ケガにいつでも対応できるようにする心がけは必要だと思います。
シングルマザーをしております私には、何の力もございませんが、両親に楽しく老後を過ごしてほしいと切に願うあまり、何度も失礼致しました。
大変、大変参考になりました。
誠にありがとうございました。

2015.01.24


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佐藤 元宣 ファイナンシャルプランナー
所属:佐藤元宣FP事務所
エリア: 秋田県 秋田市

ナチコミさん

こんにちは。あくまでも1つの対策方法として参考になれば幸いです。


まずは、お父様の年齢が現在71歳であることを踏まえますと、「新たな借入」や「新たな保険加入」は極めて難しいわけであります。そこで、現在加入している生命保険を活用した「契約者貸付制度」を利用してみてはいかがでしょう?


「契約者貸付制度」とは簡潔にご説明致しますと、


保険会社から解約返戻金(700万円)の範囲内で資金の貸付が受けられる


といった制度です。契約者貸付制度を適用した状態で仮に死亡した場合でも「死亡保険金(1,000万円)から契約者貸付金及び利息相当額を差し引いた分が遺族に死亡保険金として支払われるといった仕組みです。


保険会社によって契約者貸付制度の内容は様々だという点を前置きさせていただいた上で、現在お父様が加入している保険会社に相談してみてはいかがでしょうか?入院保障も失わずに済みます。


結果としては、「借換」のような形式になり債務(住宅ローン若しくは保険会社へ返済する契約者貸付返済額)が完済できていないと思ってしまいがちですが、住宅ローンがなくなり、契約者貸付制度への返済がはじまる事になりますが、月々約15万円もの返済金額を大幅に圧縮できる可能性が極めて高くなります。


従って、月々の手許に残る資金が多くなりますので精神的な負担は大幅に軽減されると私は考えます。


長期に亘って掛け続けた生命保険は大きな財産でありますから、安易な解約は決してするべきではないでしょう。ナチコミさんが思っているように、お父様の年齢だけに今後入退院を繰り返すなども充分予測できます。このようなリスクを回避する手段は備えておかなければなりません。


余談ですが、歳を重ねるほど頑固になるなんてよく聞きますよね?なかなか柔軟な対応ができない方も多く見受けられますが、ご家族様でじっくりと話し合って不安が払拭できる事を願っております。


ご回答くださりありがとうございます。
保険会社から貸付が出来る制度があるのですね。
両親も含め、私も存じ上げておりませんでした。
借換になるので、父親が応じるか不安ですが、保険を残したい母の意見は尊重出来るので、
一度保険会社へ相談して、その場合の支払い期間や支払い金額のシミュレーションを頼んでみるのも、選択肢の一つになるかと思います。
保険会社様は、解約を反対されており(当然といえば当然ですが‥…)父親が1人で暴走しているかのような状態です。
母の気持ちも分かりますし、父の負担もなくしてあげたい私にとっては、選択肢が限られて途方に暮れておりました。
新しい選択肢をご伝授くださり大変参考になりました。
両親ともに最善策を考えます。
ありがとうございます。

2015.01.24


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藤井 亜也 ファイナンシャルプランナー
所属:株式会社COCO PLAN
エリア: 東京都 中央区

ナチコミ様

はじめまして、COCO PLANの藤井と申します。
お父様の住宅ローン完済に関してご相談いただき
ありがとうございます。

これまで15万円ずつ滞りなくローンのお支払いができていた
とのことで、自営業をされているお父様はかなりお金の管理も
しっかりとされていたのでしょうね。

入院を機に、今後のお支払いについて不安に感じるのは
当然かと思います。完済することで精神的に安心できるのであれば
保険解約金を利用するのも一つだと思います。

全解約の場合、入院などに対する医療保険も解約となることが
ご家族の不安要素になっているのですね。
現在の状況が分からないので、あくまで参考となりますが
通院中の方や、持病がある方でも加入できる保険はございます。

通常の医療保険よりも割高になってしまいますが、ご高齢という
こともありますので、今後の医療費に備えることも大切だと思います。

先ずは、現在の状況でもご加入できる保険があるかお探ししては
如何でしょうか。ご加入ができるようでしたら、今の保険を全解約しても
不安要素はなくなるかと思います。

もし、ご加入が難しいようでしたら、ナチコミ様がお考えのとおり
医療保険を残すかたちで一部解約でのご対応でも宜しいかと思います。
ご参考になれば幸いです。

ご回答くださりありがとうございます。
父は中途半端にローンを残すことは考えていないようですので、全解約となった後に、新たに加入出来る医療保険があるのか否か調べてみようと思います。
入院をきっかけにローンや家計を見直しているのだと思うので、両親とも納得出来るように話し合いをしたいと思っております。
親身にご回答いただきありがとうございます。

2015.01.24


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