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FPの回答

  • 佐藤元宣(佐藤元宣FP事務所)

    秋田県

    2015.01.24

ナチコミさん

こんにちは。あくまでも1つの対策方法として参考になれば幸いです。


まずは、お父様の年齢が現在71歳であることを踏まえますと、「新たな借入」や「新たな保険加入」は極めて難しいわけであります。そこで、現在加入している生命保険を活用した「契約者貸付制度」を利用してみてはいかがでしょう?


「契約者貸付制度」とは簡潔にご説明致しますと、


保険会社から解約返戻金(700万円)の範囲内で資金の貸付が受けられる


といった制度です。契約者貸付制度を適用した状態で仮に死亡した場合でも「死亡保険金(1,000万円)から契約者貸付金及び利息相当額を差し引いた分が遺族に死亡保険金として支払われるといった仕組みです。


保険会社によって契約者貸付制度の内容は様々だという点を前置きさせていただいた上で、現在お父様が加入している保険会社に相談してみてはいかがでしょうか?入院保障も失わずに済みます。


結果としては、「借換」のような形式になり債務(住宅ローン若しくは保険会社へ返済する契約者貸付返済額)が完済できていないと思ってしまいがちですが、住宅ローンがなくなり、契約者貸付制度への返済がはじまる事になりますが、月々約15万円もの返済金額を大幅に圧縮できる可能性が極めて高くなります。


従って、月々の手許に残る資金が多くなりますので精神的な負担は大幅に軽減されると私は考えます。


長期に亘って掛け続けた生命保険は大きな財産でありますから、安易な解約は決してするべきではないでしょう。ナチコミさんが思っているように、お父様の年齢だけに今後入退院を繰り返すなども充分予測できます。このようなリスクを回避する手段は備えておかなければなりません。


余談ですが、歳を重ねるほど頑固になるなんてよく聞きますよね?なかなか柔軟な対応ができない方も多く見受けられますが、ご家族様でじっくりと話し合って不安が払拭できる事を願っております。

ご回答くださりありがとうございます。
保険会社から貸付が出来る制度があるのですね。
両親も含め、私も存じ上げておりませんでした。
借換になるので、父親が応じるか不安ですが、保険を残したい母の意見は尊重出来るので、
一度保険会社へ相談して、その場合の支払い期間や支払い金額のシミュレーションを頼んでみるのも、選択肢の一つになるかと思います。
保険会社様は、解約を反対されており(当然といえば当然ですが‥…)父親が1人で暴走しているかのような状態です。
母の気持ちも分かりますし、父の負担もなくしてあげたい私にとっては、選択肢が限られて途方に暮れておりました。
新しい選択肢をご伝授くださり大変参考になりました。
両親ともに最善策を考えます。
ありがとうございます。

2015.01.24


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