若者の自動車保険料の割引は車離れだけでなく、無保険の悲劇を食い止める

2018.03.10

自動車保険

FPサテライトの町田萌です。


この時期、高校を卒業したばかりで運転免許取得したばかりの18歳の子が自動車事故を起こしたというニュースを毎年のように目にします。
そのたびに心を痛めます。

そして職業柄、この子は自動車保険に加入していたのだろうか、誰の車で運転していたのかなど卒業後まだ就職もしていない未成年なだけに考えてしまいます。

近年は若者の自動車離れが進んでいることもあり、そうした悲しいニュースは以前より少なくなった印象です。
しかし、私が気になるのは、自動車離れの原因のひとつである割高な保険料を敬遠して、自動車保険に加入せず運転して事故を起こしているのではないかという危惧です。

自動車保険は、生命保険と違い若い人ほど保険料が割高になります。
つまり、運転して事故を起こす確率は若者の方が多いということです。

当然、保険料が割高であれば加入も敬遠されがちですが、自動車保険の無保険は悲劇を生みます。
万が一死亡事故を起こしてしまったときの賠償は億単位になることもあります。

わずか18歳では支払えない賠償責任を負うことになりかねません。

最近では、加入促進のために、保険会社も割引を使ってよりシンプルな保障での販売している保険会社もあります。

車離れは時代の流れもあり仕方のないことですが、自動車保険の加入は相手も自分も家族も守ることにつながるので、伝え続けていきたいと思います。


FPサテライトは執筆・セミナー等による金融教育活動も行っています

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