マイ・ポータルってなんですか?

2015.07.28

 これまでの行政は、申請主義を採用していたため、申請しなければいくら資格があっても自ら裁定請求しなければ、年金も児童手当等も支給されません。

 しかし、申請がなくてもあるいはどのように申請すればよいかを国民ひとりひとりに伝えるような動がが出始めています。

この流れを、IT技術を用いてさらに促進しようというのがプッシュ型行政というもの。

 プッシュ型行政という視点からは、政府が設置するプッシュ型行政のためのインターネットサイトがマイ・ポータルということがいえます。これは、プッシュ型行政にマイ・ポータルを活用していくことをマイナンバー法において記載されています。

 また、マイ・ポータルは、給付申請の負担を減らすためのワンストップサービス機能も提供することがめざされ、マイナンバー法においても記載されています。

 そのマイ・ポータルでは、何の申請を行えばよいか把握でき、申請書も国や自治体であらかじめ用意されており、ボタンを数回押して終るのであれば、申請がなくても給付を行うというレベルのプッシュ型行政にほぼ近いレベルが達成できるといえます。

 マイナンバー法の規定からは、具体的にどのような給付を受けることができ、どのように申請すれば良いのかを知らせるタイプのプッシュ型行政を政府は目指している事がわかります。

マイポータルで受けられるサービス

 では、マイ・ポータルではどのようなサービスを受けられるのか。

 政府の「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部電子行政に関するタスクフォース」では、国民年金への加入、パスポートの取得、納税、社会保険手続き、転出・転入・転居、子育て支援金の受給継続、保育所への入所、保育所・学童保育の継続、年金の受給申請・受給継続等が検討されています。

 今後示される省令、ガイドライン等の内容によっては、改正される場合も考えられるので、省庁等のホームページで確認ください。


参考:http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq6.html

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