生命保険のゼロのマジック

2015.03.15

なぜ死亡保障がわからないのか

生命保険文化センターの『生活保障に関する調査』では
生命保険に加入している率は男女ともに80%を超えている。
うち40代では男性87.5% 女性90%と高い率うぃ見ることができます。


40代、50代の統計をみるとほぼ全員はなんらかの保険に
加入しているということになります。

この数字をみる限り世界中でまれにみる保険大好き日本人
という姿を見ることはできます。
にも拘わらず保険音痴とも
いえるのはなぜなのでしょうか

一つはいつ、どこで人間は亡くなるか、
または病気に
なるかわからず正解がないためです。

もう一つは以前いや今もですが知識差を利用した
セールストークを駆使した販売が重ねられており
疑心暗鬼になっていることです。


変わり始めている保険販売

しかしこの知識差を利用した販売も徐々にではあるが
解決し始めています。その大きな役割を果たしているのが
スマートフォンにおけるインターネットの普及です。


今やその気になればどんな情報でも見つけることができる
インターネット時代では、かつて自分が聞かされた保険に
関する話が全く違うことがすぐにわかるのです。


またほしい情報はすぐに手に入れることができるため
年収が高く考えることができるインテリジェンス層には反対に
知識不足なセールスを信用しないという効果も出ています。


それでもそれはまだ少数かもしれません。
こと保険に関して悩んでいる方は依然多いです。
わからないといわれる保障について説明いたします。


死亡保障とは


単純に死亡保障はお亡くなりになった時の遺族の保障です。
収入を得ていた夫もしくは妻の死亡は家族にとって
その後の暮らしを考えると大きな経済的損失です。


悲しみなどの感情はどうしようもできませんが
保険は経済的損失を補てんするには大変優れている
金融商品といえます。


では夫がまたは妻が亡くなった時に補てんしなければならない
経済的損失とはどのような種類があるのでしょうか。
またそれは金額に直すといくらになるのでしょうか


実際にこれを求めておけば死亡保障で失敗することは
まずないといえます。主たる収入を作り出している夫(もしくは妻)
の死亡時を考えてみましょう。


最初に思い浮かぶのがやはり生活費でしょう。
次に教育費、そして少しの貯蓄ではないでしょうか
実はこの3つは家計でも主なものといえます。


まずは生活費を考えていきましょう。

ゼロのマジックに惑わされない

生活費を考えるときの単位はなんでしょうか。
保険でわからなくなるのがこのゼロのマジックです。
一生涯5千万円の保障といわれてピンときますか?


こないですよね。


当たり前です。
こんな単位を生活で使っている人はまずいません。
ほとんどの方は月にいくらという単位で家計を把握しています。


一生涯でいくらの生活費になりますかという質問は
答えられなくても月の生活費はいくらですかという質問なら
多くの方が答えてくれます。


次に教育費です。


これも家族構成によって違いますし、希望の進学ルートによっても
変わってきますのでそれぞれ月いくらかかるかという形で
算出します。


ネットで調べれば平均値が出ていますのでそれを基に
算出してみてください。わからなければFPにお尋ねください。
資料を用いて算出してくるはずです。


そして最後に奥様の老後も考えなければなりません。
女性が1人で生きていくためにはやはりお金の存在は無視できません。


死亡保障で大事なこと

これでわかったと思います。
死亡保障で大事なことは3つです。
当たり前のことを当たり前に考えれば結論が出てきます。


1、必要な費用は生活費、お子様の教育費、奥様の老後資金のための貯蓄
2、時間の単位を一生涯ではなく月にする
3、それで金額を算出すること


まずはこのゼロのマジックを排除するところから始めましょう。


この記事を書いた専門家

カテゴリ