著名人は語らない「必要な時だけいつでも横にいるFP」

2013.02.26


以下は小説ライフ君(以下私)のひとりごと(つぶやき)です。

ライフプランの相談で来店されるお客様が、時折おっしゃる言葉がある。「人生相談させてもらっています。」この言葉には正直ビックリだ。私どもは大切な時間を預かっているそんな気がしてなりません。


大枠ではございますが、お話をお伺いしていますと確かにいろいろな人生が少しは見えてくるのも事実。

そう、お話をお伺いして、一番の課題は何か、最も急ぎ優先してすることは何かを一緒に考えていくのが私の使命でもある。


例えば、「住宅取得の例ですが:住宅資金が豊富で即金で買える人、この方は⇒大抵は早く購入できる立場に位置していますが、一番の課題がお住いになる環境にウエイトが高い場合は、あまり急ぎません。

また、土地取得資金の準備が必要な人も、それなりの資金(準備)計画が必要のはずで急ぎません。

この場合通常であれば、計画性を持ち一つ一つ順番に丁寧に実行して行けるからだ。


しかし現実、油断はできません。突然・新たな課題が生まれ、専門家と対応を協議することも・・・。


「例:急に購入しようと思っている土地が知り合いからの紹介で見つかり買いたいとの申し出⇒境界線の問題等を考えていませんでした」また時には、お客様の都合で頭金の準備の予定が教育資金や老後資金へと変遷していく場合もある。それは、頭金の準備のはずが別の手段(頭金:親からの資金贈与)で可能となるケースだ。


さらに、頭金として貯めてきたお金が⇒(教育資金)となり、その教育資金も学資保険の加入で賄えることになり⇒たどりついたのが(老後資金)となるケースだ。つまり、貯蓄する資金の目的も時間(ニーズ)と共に変化する。これは、ご相談者お一人お一人が異なる人生観で、また生活環境で生活されているからでありこういうことは少なくない。


ですから、こんなことも起こるわけで・・・お客様がおっしゃるには「生命保険や損害保険を見直したその結果⇒保険の解約返戻金等を含めて頭金ができた⇒保険料が抑えられた分だけ住宅ロ-ンの返済に自信が湧いた」とのこと。


つまり、保険の見直しの際には、最低限必要な保障と共に、お客様が可能な限り継続が可能なコスト負担等を熟慮しているわけですからこのケースも起こるのである。また逆に、突拍子もないことが発生し、再度の見直し対策が必要な場合も・・・


それは、当初は計画性のある住宅取得の場合ですが、希望する建物の建築に必要な資金の概算、土地の選定(購入可能額の試算)、取得に伴う諸費用、借入先(金利等の商品性)の選定、借入額(返済可能期間と毎月の返済額の試算、返済計画)の決定、その他(負担税、ローン減税、火災保険)など十分検討するなど時間がもっと必要なはずだった。それが突然、「住宅手付金払ってきた。すぐにでも買おうと思う。」ですから・・・大変。


他にも住宅資金の贈与のケ-スで「振込をせずに、お子様の口座に入金してきた。」・・これには参りました。


このケ-ス落ちがあり、それは引き出した金融機関が発行した自己宛小切手での入金でしたもので・・ホッ。専門家(税理士さん)の事務所へ同行し、いきさつを説明(これも私の役割)。その後のアフタ-フォロ-として、「繰り上げ返済」「保険の見直し」等々長いお付き合い・・・お客様から見るイメ-ジとしては必要な時だけいつでも横にいるFPのようでこれはありがたい。ちょっと便利でしょう!

この記事を書いた専門家

カテゴリ