節電にチャレンジすることでお金も貯まる?そんな預金があるんです

2012.04.04

 今回は、節電にチャレンジすることでお金を貯めることができる預金をご紹介します。節電をこころがければ、当然光熱費もうき、家計にとっても大助かり。しかも節電を行うことを楽しくしてくれる預金が登場しているのです。では、具体的に見ていきましょう。





『城南信用金庫(東京)』省電力・省エネルギーのための“節電プレミアム預金”






城南信用金庫では、「省電力・省エネルギーで原発に頼らない安心できる社会」を実現するため、金融を通じて省電力のための設備投資を積極的に支援、推進しています。その一つとして、地域の方々が行う省電力・省エネルギーに向けた取り組みを奨励するため、特別金利年1.0%の「節電プレミアム預金」の取扱いが行われています。

具体的には、省電力に関連する10万円以上の設備投資を行った方が対象となりますが、定期預金の金利が年1.0%になります。いまどき年1.0%の定期預金などめったにありませんから、該当する方もしくは今後下記に該当する投資を行う予定の方はチャンスといえます。




※詳細に関しては、城南信用金庫の窓口にてお問い合わせください。この他、省電力のために設備投資を行う個人の方を対象とした「節電プレミアムローン」の取扱いも行われています。詳しくは城南信用金庫のホームページをご覧ください。http://www.jsbank.co.jp/topic/PowerSaving.html




 城南信用金庫の場合には、実際に省エネの設備投資を行う必要がありました。しかしながら、省エネに向けた取り組みで設備投資までは難しいという方もいらっしゃると思います。そんな方でも、省エネ活動を行いながら楽しくお金を貯めることができる金融商品もあります。それが島田信用金庫(静岡県)の「節電チャレンジ積金」になります。





<節電プレミアム預金の概要>
























預金種類

スーパー定期1年もの

取扱対象

個人の方

預入金額

1世帯につき100万円まで

金利

年1.0%(税引き後年0.80%)

条件

平成23年5月2日(月)以後に、下記省電力に関連する10万円以上の設備投資を行った方(領収書の提示が必要になります)

①ソーラーパネルの設置  ②蓄電池の購入  ③自家用発電機の購入

④LED照明への切替

取扱期間

平成25年3月29日(金)まで










『島田信用金庫(静岡県)』3ヵ月ごとにプレゼントのチャンス「節電チャレンジ積金」




静岡県の方だけが対象となってしまうかもしれませんが、島田信用金庫では節電にチャレンジすることで節電グッズがプレゼントされる「節電チャレンジ積金」の取扱いが行われています。節電チャレンジ積金は、毎月コツコツお金を積み立てながら、節電に取り組むことができる金融商品になります。

具体的には、①エアコンの冷房は室温28度、暖房は室温20度を目安にしている、②月に1~2回エアコンのフィルター掃除をしている、③テレビをつけっ放しにしないようにしている、④冷蔵庫の庫内は季節にあわせて温度調節をしたり、ものを詰め込み過ぎないように気をつけている、⑤掃除機の集塵パックは適宜取替えている、などなど20の節電項目が記された「トライシート」にチェックしていきます。そして契約日から3ヵ月ごとに合計4回(1年間)、5項目以上できていた場合に窓口もしくは営業係に手渡すことで節電グッズがもらえることになります。その他、契約時にも粗品がもらえます。

こうした3ヵ月ごとに節電できているかどうかを確認しながら、節電グッズがもらえ、しかも節電することを目的にしながらお金をコツコツためていくことができるのは嬉しいですよね。

なお、契約期間は3年以上5年以内となります。例えば、毎月1万円ずつ積み立てていくと3年間で36万円+利息がたまります。無理せずコツコツと積立商品で貯蓄していくのも堅実でよいと思います。




<節電チャレンジ積金の概要>









































預金種類

定期積金

取扱対象 個人の方
毎月の掛金

1万円以上

金利

定期積金(3年以上)の店頭表示金利

契約期間

3年(36回)、4年(48回)、5年(60回)

取扱期間

平成24年2月13日(月)~平成25年1月31日(木)


※詳細は島田信用金庫のホームページ及び窓口にてご確認ください。

(HP)http://www.shimashin.co.jp/04shohin/campaign/setuden/index.htm

(トライシート)http://www.shimashin.co.jp/04shohin/campaign/setuden/try.pdf




 以上、2つの金融機関における「節電」関連の金融商品を見てまいりました。おそらく、これに似た取り組みは今後全国の金融機関においても広がっていくのではないかな?と個人的には思っております。


 東日本大震災から1年が経過したものの、余震はまだ続いており今後もこうした節電、寄付などの取り組みは継続していくことが重要だと思います。預金の力を借りながら節電などの取り組みをすることもよいと思います。是非検討してみてください。

また、お近くの金融機関のホームページや店頭にたまにふらっと訪れてみましょう。こうした取り組みをキャンペーン等で行われている可能性もあります。数か月後には夏がやってきます。節電意識忘れないようにこころがけましょうね。

この記事を書いた専門家

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