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FPの回答

  • 梶田けい子(梶田ファイナンシャルプランニング事務所)

    愛知県

    2010.09.29

msさん初めまして。

名古屋駅前で相談を受けております梶田ファイナンシャルプランニング事務所の梶田恵子と申します。どうぞ宜しくお願い致します。


msさん、皆さんのおしゃる通り


>さらに調べているうちに悪い情報も多々ありました。
>・外交員は自身の手数料が高いものを進めてくる
>・契約は積極的だが、支払時は出し渋る
>・数年後に保険会社が倒産している可能性がある
>・担当者がすぐに辞めてしまう



は、保険会社が破綻するという部分を除いては残念ながら真実です。



私自身、農協にいた頃から保険という商品に疑問を抱いてはいましたが、
銀行や証券会社にいた頃も農協の時と同様の被害をお客さん達から聞いていましたが、
まさか自分や自分の親や自分の子供が同様の被害に遭うとは想像もしていませんでした.。
私の知らない間に私も子供も被害者に成っていました。

私の場合は皆さん同様の被害の他に、
生保外交員に母を使い勤めていた証券会社を辞めさせようとまでされました。
母になり済まし、私が「会社を辞めたがっている」とまで会社に言ってかれました。
それでどうしてそこまで私を証券会社から辞めさせようとするのか?
疑問に思い様子を見ようと会社を辞めたその年に謎が解けました。


その生保外交員は保険契約の偽造をしていたのです。
証券会社で保険の専門課程資格を取る事になりましたので、
其の頃からしきりに私が会社を辞めるように母を説得していたようです。
その生保外交員は母に私の勤務する証券会社が倒産するとまで言って会社を辞めさせようとしていました。

恐らく私に不正がばれてしまう事を恐れたのではないかと思います。
事実確認をしようとしましたところ、今度はそこの支社長に脅され、
私に脅しが効かないと判ると私の兄弟の家族を脅して来ました。


これはいくら法律をつくり規制してもこの人達には糠に釘と感じ、
この人達を教育するより消費者を教育する方が早いと思いFPとして独立しています。


>・外交員は自身の手数料が高いものを進めてくる


は、そうです。msさん生保外交員の初期手数料と継続手数料の平均知ってますか?
毎月1年間は契約者の支払った保険料の40%(平均)が初期手数料として生保担当者の財布に入ります。
生保の中でも初期手数料の多い会社は60~70%・90%取る会社も有ります。

2年目から毎月平均8%継続手数料として保険料の中から生保担当者のお財布に入ります。
株式の売買手数料25%で手数料が高いと大騒ぎしいたのに(株の売買をする時にかかります)

ところが生命保険は継続手数料さえ平均8%もかかるのに何も騒がないで黙って支払う国民が
不思議に思えます。投資信託でも運用管理料にこんなに高い手数料支払いませんよ。
銀行が生命保険に参入した理由判りますか?
様々な業種が生保代理店に成っています。こんな美味しい話しはないからですよ。
これだけ手数料を取ってもだれも文句を言わないで支払い続けるのですから。


しかし、成功する人は一握りしかいません。その理由はまで書きますと長くなりますのでごめんなさい。



>・契約は積極的だが、支払時は出し渋る


は、上記の通りですから出し渋るのは判るでしょ。私の母は解約を申し込んだら脅されて、等々自分の意思で解約できない状態、寝たきりになってしまいました。



>・数年後に保険会社が倒産している可能性がある


これは可能性が有るのか無いのかは、そこに働く人達の気持ち次第でしょう。
これは保険会社に限らずどこの企業にも言えることだと思いますよ。
生保の場合はCSR(企業の社会的責任)が何処の企業よりも今まで欠如していましたので、
そのような発言に成っているのかも知れませんが、倒産するという言葉は何ら根拠の無い事です。

倒産・破綻は何処の企業にも可能性は有る事ですよ。保険会社に限りませんよ。
だから自己責任の下取引する企業を見極めるのが大事なのですよ。


>・担当者がすぐに辞めてしまう


これもその通りです。生保外交員は先ず会社からノルマとして叶えられるノルマを与えられます。
生保の営業教育は先ず身近な人からです。それ以外はしません。
ですから当たる先が無くなりノルマ達成できなく、辞めるか辞めさせられるという事です。
外資系生保に半年代様子見でいましたが営業方法を随分聞かれましたよ。

それほどノルマが段々きつくなるのです。
真面目にノルマをこなそうとしている人ほど大変そうでしたよ。
で、親戚・知人・近所・友達・かっての同僚・昔のお客さんと当たれるだけ当って
当る先が底をついて会社辞めています。真面目に営業をしようとした人は・・・。


さてそこで、


>など上記のことを考えると何を信用すればいいのか・・・。


とmsさんが言われておりますように、何を信用すれば良いのか?


これは結論から先に申し上げますと『自分で自分を守るしか無い』です。

FPとして有るまじき発言と思われるかも知れません、厳しい言い方をするようですが、
私はお客さんから沢山被害話しや相談をされました。
自己責任の意識が欠けていたという印象があります。消費者も危機管理意識が必要ですよ。


例えばmsさんがFPに質問して、その質問に対してFPはハッキリと「この商品が良いですよ」と回答を出したとします。msさんは最後に、


>持論で結構ですので、良い学資保険を教えてください。
(大学入学時のみ受取り)


と言われています。ここでFPが良いと思う学資保険を教えたとします。
それを聞いてmsさんもこれなら良いと思いその学資保険に加入して、後でこれは失敗だとmsさんが気が付いた時にそれを回答したFPはその責任を持つでしょうか?

私はそのことも含めていつもここで回答をしています。
それはそうした回答がどれほど質問者に被害がでるか知っているからです。
こうした事から私はここで『この学資保険が良いです』とは無責任な事は言えません。


「どの学資保険が良いですか?」と質問されて
「この保険会社のこの学資保険が良いですよ」と即答できるFPは本物では有りません。

何故ならば例えばmsさんが風邪を引いたとします。
本物のお医者さんがmsさんから症状を聞いただけで「この薬が良いですよ」と答えるでしょうか?
症状を聞いて「この薬が良い」と即答するのは薬局にいる薬剤師ですよね。
けして医師はそのような事はしません。
msさんから症状を聞いて必ず診察します。診察して疑いが有る場合は検査をします。msさん解りますね。


本物のFPは『家計のホームドクター』です。けして薬剤師では有りません。
ですから相談者一人一人のリスク許容度や金融経験・金融知識などみなければ、
年収も解っても、それが総所得額か?可処分所得か?
可処分所得だとしても相談者の勤務先により所得税だけ徴収しているか?
市民税も会社から引かれているか?年金もそうです。
様々な方面から見当しなければ良いかどうか判りません。


教育費を考える時必ずライフプランを立てないと、教育費の部分だけで考えていると
後で教育費がライフに使われてしまう事もおきます。
現実に教育費としてためていたお金が生活費として使われてしまい
学費が納められず自分の学費をアルバイトをして稼いでいた高校生が現実にいます。



私の子供は弁護士事務所で弁護士の債務整理や破産手続きの手伝いをしていますが
弁護士事務所では依頼者に家計簿を付けさせます。

FPのライフプランも月々の消費が解らなくては教育費の本当のアドバイスはできません。


生保の保険設計は最初にお客さんに「いくらの保険が良いですか?」と
金額を決めさせその金額に合わせて保険設計をしていくやりからで、
販売営業のプランの立て方です。
FPを業とするFPのやり方では有りません。



>死亡保険・医療保険・年金型などは別途検討します。


ではなく一緒にライフプランとして考えてください。
必要か必要でないか?国の医療制度も含め今は就学児の扶養控除も有りません。
税金も含め総合的に考えてください。
車の買い替え時期・旅行などイベント表を書いて一緒にライフプランとして考えてください。



>代理店ではアフラック・あんしん生命を進められました。
>職場では郵便局の学資保険に入っている人が多いです。


では無く、msさんのライフプランを先ず作成することです。


>インターネットではソニー生命の評判がよかったです。


はおそらくmsさんのご家庭のご事情に合っていたのしょう。
そこも含め先ずはソニー生命の学資保険でライフプランを立ててみては如何ですか?
商品を決める前に先ずライフプランを立てて商品を当てはめて見る事です。

その際、ソニー生命に相談したり資料請求する時に必ず約款を請求してください。
どこの保険会社でも必ず契約する前に約款をしっかり読んでから契約してください。

「約款は難しい事ばかり書いた有るから」とか、「大事な事はお客様のしおり」に書いてあるから
と契約前に約款を渡さない担当者とは契約しない方が良いです。
契約してから約款を渡すような担当者は先ず止めてください。


私が保険の被害に遭った人から話しを聞いた限り、お客様のしおりだけ読んで約款を読んでいません。
約款の中に本当に契約者に重要な事が書いて有ります。
それを読んでなくても契約書に署名捺印していますから法律上読んだと見なされます。

約款を契約の前に渡し十分検討する時間を担当者が与えたか?契約後に渡したか?は
担当者が十分検討する時間を与えたと言われてしまった場合、
契約者は後に渡されたという証拠を出さなければいけないのですから非常に困難です。
後でこのような事に成らないように必ず字が小さく面倒であっても約款を読んで理解してから
契約するかどうか決めてください。




弁護士事務所で働く子供も、「日本人は本当に自己責任に欠ける他力本願が多いと言っています。契約の基本契約書をちゃんと読んでいない」と言っています。

約款を読んでいれば保険でこんな目に遭わないで済んだという人は沢山います。
約款を契約前に読んでいたおかげで保険会社の保険金が下りない理由がおかしいと弁護士に訴えたお陰即座に保険金1,000万円支払われた人もいます。
必ず約款を読んで、読んでも書いて有る意味が解らない場合は、保険代理店をしていない行政書士などに尋ねてみてください。




保険契約は学資保険といえお子さんの将来に関わる大事な契約です。
保険という商品は商品内容ばかり目が行って保険のリスクまで頭が回らない人が多くいます。
そこのところもしっかり納得して保険契約はしてください。

繰り返し申しますが、このところを怠っていと良くない担当者に当たりますよ。

教育資金を考える時は必ずライフプランを立て、
商品検討する時は必ず約款をよく読んで理解できてから決めてください。

私は、このような被害が出ないようにFPに成りました。
くれぐれも商品だけ見て決めないようにしてください。


木を見て森を見ずも、森を見て木を見ずもだめですよ。
木も森もちゃんと見てください。


PS:最後に付け加えておきます。ご家庭によっては教育費を保険で賄わない方が良いご家庭も有るのですよ。









前回の回答で『お客様のしおり』と書いてしまいましたが、
『お客様のしおり』ではなく、『ご契約者のしおり』です。

呼び名を間違えてしまいました。
お詫び申し上げます。

2010.10.01


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