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FPの回答

  • 山田聡(山田FP事務所)

    東京都

    2010.09.28

ファイナンシャルプランナーの山田と申します。

住宅ローンに関してですが、総務省が発表している「家計調査」では、もり様が属している
収入階級の世帯では、可処分所得に対する返済負担率の平均は約24%です。

もり様の可処分所得(こども手当、ボーナス含む)にこの比率を当てはめると、
毎月の返済額は、約94,000円になります。

この金額も含め、自分の家庭の毎月の返済可能額を見積もり、借入可能額を
シミュレーションしてみましょう。
住宅金融支援機構等のホームページで比較的簡単にシミュレーションできます。

住宅ローンはまず、毎月返済可能な金額から逆算して、借入金額を決定するということが基本です。

また、親からの援助が可能であるならば、相続時精算課税制度や
住宅取得資金贈与の特例等の優遇税制も検討してみてください。

そして、住宅ローンの返済と並行して、子供の教育費用の貯蓄を
しっかり確保することが重要です。

文部科学省が発表している「子どもの学習費調査」によると、予定しているコース
(高校まで公立、大学は私立。保育園ではなく公立幼稚園を想定。)の場合、
ひとり当り1,000万円前後が見込まれます。

特に大学入学から卒業までに多額の費用がかかりますので、その時期に合わせた
計画的な貯蓄を心がけてください。

現在の資産内容からは、貯蓄商品に気を使っていないように見受けられます。
住宅ローンやこどもの学習費用の後には老後が控えています。わずかな利回りの差が
数10年後には大きな差となりますので、貯蓄方法や住宅ローンの繰上返済についても研究してください。

車の購入に関しては、高金利のローンを避けることが最善の策です。

以上、わずかでも参考となれば幸いです。

山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
山田 聡
シミュレーションにあたっては、フラット35等の長期固定金利を適用した場合の金額をま
ずは抑えましょう。
※各金融機関のフラット35の適用金利につきましては、住宅金融支援機構のHPで都道
府県別に検索できます。

次に、フラット35S(当初10年間割引金利)や変動金利など、途中で金利が変動す
るケースもシミュレーションします。

将来金利が上昇した場合、何%まで返済可能かをシミュレーションし、変動金利等を選択す
る場合の判断材料とされてください。

これらの数字を把握したうえで、ご家庭のライフプランやご自身の性格等を総合的に加味
してご検討ください。
住宅は生涯最大の買い物です。後で後悔の無いように、事前の準備を念入りに行いましょう。

2010.09.29


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