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FPの回答

  • 杉浦巨樹(株式会社リードル)

    愛知県

    2009.10.14

私も結婚する前のサラリーマン時代の若い頃は、薄月給に加え独り身のせいか服や飲食代等に毎月の給与が消えてしまい全く貯蓄ができませんでしたので娘様の気持ちや状況もよくわかります。

実際に私が実践した方法ですが、お金の目的ごとに通帳を作ります。
例えば、「家賃・水道光熱費・電話代用」、「交際費用」、「結婚資金用」、「資産運用」、「自動車維持費用」、「その他予備等」という感じ。
そして、面倒ですが毎月の給与が入ったらそのお金を通帳に振り分けます。これにより、毎月のお金の予算が頭に入るようになり自然と貯蓄ができる習慣が身に付いていきます。

次に、具体的な商品アドバイスですが、結論からいうと追加型の投資信託の債権もので毎月決算型のものを数銘柄毎月定額で口座振替にて購入される方法がいいと思います(リスクと時間をとれるなら、株式タイプやREITも購入銘柄に検討してもいいかもしれません)。

毎月決算型は、毎月分配金がでます。そして毎月、分配金の報告書が届きその明細より少しずつお金が増えていくことが実感でき、資産運用等に興味を持つきっかけ作りになると思います。

私も実際に毎月定額で追加型の投資信託を複数う銘柄購入し資産運用・貯蓄をしておりますが、今月の配当金はいくらでたかなと毎月の報告書が楽しみになってます。

その他に保険を活用する方法もあります。保険だと生命保険料控除を所得税・住民税で受けれるメリットはありますが、現在すでに何か保険に加入していれば追加で貯蓄のための保険加入は不要かと考えます。保険だと急にお金が必要になり早期に解約をしてしまった場合は掛け金を割ります。また、一部取り崩しもできないため必要な時の利便性が悪く、また貯蓄をしてお金が増えている実感が薄いです。
また、元本割れのリスクを取らず資金の確保だけしたいのであれば、定期預金がいいと思います。

 余談ですが、金融商品の【リスク】についてちょっと説明します。
例えば、【全財産】をAかBのどちらかの商品に投資する場合に小谷さんはどちらに投資しますか?

A商品:100%の確率で年5%の収益が得られる。
B商品:50%の確率で 70%の収益が得られるが、50%の確率で-60%の損失となる。

A商品の期待収益率:5%×100%=5%
B商品の期待収益率:70%×50% (-60%)×50%=5%

A商品もB商品も期待収益率は5%です。、全財産の投資だとA商品に投資されませんか?その理由は、投資資金が大きく大事なお金ほど 70%お金が増える満足度より、-60%もお金が減ることで受けるショックを投資選択の際に重視しているからです。
この心理結果より、運用結果が か-に変動するブレ幅の多きい商品は多くの人が避けたがる=金融商品としてリスクが高いと判断されるようになっています。



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