FPの回答へコメント

FPの回答

  • 梶田けい子(梶田ファイナンシャルプランニング事務所)

    愛知県

    2009.10.09

ご希望されているのはお嬢さんの資産形成ですね.

実は私もお嬢さんと同じ年頃の娘が3人おります。
一人は結婚する気の無いので小谷様がご心配されるのはお察し致します。
私は一人はまだ実が熟していないのだと考え娘には娘に合った結婚適齢期があるとのんびり構えております。他の娘は結婚が決まる時はあれよあれよという間に決まりましたから小谷様のお嬢様も実が熟せば決まる時には決まると思います。
「案ずるより産むが易し」です.

だからと言ってもしこのまま一人だったらと親であればご心配ですよね。私の娘も薄給ですから小谷様と同じ思いです。
そのため娘には教育しておりますが、小谷様の場合はお嬢様が東京ですから見えない部分余計に心配ですよね。私の娘も県外におりましたからこのお気持ちも解ります。


先ずご相談内容を整理してみましょう。

ご希望はお嬢様に

Ⅰ将来のために貯蓄をして貰いたい。
Ⅱ毎月こつこつ貯め貯蓄の習慣をつけて欲しい。
Ⅲ余りハイリスクの商品で無い方が良い。
Ⅳそこそこの利回りが期待できる物が良い。
Ⅴ増やす楽しみを感じられる商品が良い。
ですね。

Ⅰに対してはお嬢様の資産形成を行う必要が有ります。
 金融商品販売業者であれば「こんな商品が良い」とお客さんが言えば担当者が直ぐに商品を出して来ます。さて小谷様は金融商品を出して欲しいのでしょうか?お嬢様の財産形成を願っておられるのでしょうか?

私は4つの業種の違う金融機関で営業を行った経験がありますからハッキリと言える事ですがお客さんが100%のご希望の商品を提供する事は困難です。私のいた会社はお客さも驚くほど商品の数が揃っていました。

でも本当にお客さんがご希望される商品を提供しようと考えた場合、他社の商品の方が良い場合もありました。

ですのでもしお嬢様の将来をご心配されるのでしたら先ず商品では無くお嬢様の現状を分析する必要が有ります。


現状分析は
①お嬢様の考え
②お嬢様の収入
③お嬢様の生活での支出
④お嬢様の資産内容(年金など)
現状のキャッシュフロー分析を行い
⑤お嬢様の今後想定される支出など計画を立てて今後このままで行くとどう成るのか数字の上で先ずは確認する必要があります。

そしてこれらの情報などを基に無駄な支出を省く事から始めなければどの様な商品でも貯める楽しみよりも貯めて行く事が義務や負担になっては困ります。それが元でお嬢様の日々の暮らしを圧迫するようでは楽しめる貯蓄も楽しめなく成ります。先ずは無駄を無くす事が大事です。<


Ⅱの毎月こつこつと貯めですと財形などが考えられますが金融の自由化以来様々な商品が開発されていますからお嬢様の考えやご収入支出などお尋ねしてコミュニケーションを取る必要があります。

Ⅲの余りハイリスクでないと申しましてもその人によりリスクの考え方が違います。小谷様がリスクと感じ無くてもお嬢様がリスクと感じる事もあります。その逆も然りです。
ですからお嬢様がどこまでリスクを取れるか確認する必要があります。


Ⅳのそこそこの利回りもどのぐらいの利回りが小谷様が考えている利回りか?お嬢様の考えは?などを伺い金利が何%ならと運用のシュミレーションを行う必要があります。
そうした中でお嬢様が取れるリスクとシュミレーションの結果ギャップが出てくることも考えられます。そうなった場合模索して調整を行って行かなければ貯蓄倒れしては本末転倒になってしまいます。


現代は昔のようにただ単に貯蓄をすればお金が貯まる時代では有りません。どのような商品にもリスクが有ります。リスクの無い金融商品は有りません。先ずは金融商品の商品性を理解する事が大事です。

先ずは小谷様が勉強をされてお嬢様に少しづつ話しをされては如何でしょうか?
意外とお嬢様なりに考えていたりするかも知れません。
先ずは小谷様とお嬢様がコミュニケーションを取られることだと思います。


我が家もそうしています。我が家の娘も仕事先で資産運用の話が出るらしく興味の全く無かった娘から質問が来るように成りましたよ。


ではインフルエンザがまだ流行しております、また段々寒くなって参りました折お身体ご自愛下さいますよう、ご家族のお幸せをご祈願致します。

+ 全文を見る

返答を書く

回答の内容に質問者から返答を書く事ができます。
お礼や、追加の質問を書きましょう。

質問したときのパスワード[必須]

コメント内容[必須]