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FPの回答
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山田聡(山田FP事務所)
東京都2010.08.19
繰上返済をした場合、各年末の残高が少なくなり、その分所得税の控除額も減るため、繰上返済効果と減税のどちらが有利なのか悩まれている方も多いと思います。
しかし、基本的には繰上返済を優先する方が効果は高くなります。
それは、繰上返済による利息軽減額が、減税額の減少よりも多いためです。住宅ローン控除適用期間だけでなく、その後の残高と利息に影響を及ぼすからです。
例外として、返済期間が短期の場合、繰上返済により返済期間が住宅ローン控除適用期間より短くなってしまい、住宅ローン控除が受けられないケースについては、繰上返済をしない方が有利となることもあります。その際には事前のシミュレーションを十分行う必要があります。
今回ご相談のケースでは、繰上返済による短縮期間は3年2ヵ月~3年3カ月程度と思われ、残りの期間が13年強ありますので繰上返済効果の方が高くなります。
また、繰上返済方法には期間短縮型と返済額軽減型の2種類ありますが、利息軽減効果は期間短縮型の方が高くなります。
総返済額は借入金額、金利、期間によって決まりますので、借入金額、金利が同じであれば、期間が短い方が総額は減少するからです。
一般的に返済額軽減型は、毎月の返済金額が負担になり、返済金額を軽減したいという場合において選択します。
以上、ご参考となれば幸いです。
しかし、基本的には繰上返済を優先する方が効果は高くなります。
それは、繰上返済による利息軽減額が、減税額の減少よりも多いためです。住宅ローン控除適用期間だけでなく、その後の残高と利息に影響を及ぼすからです。
例外として、返済期間が短期の場合、繰上返済により返済期間が住宅ローン控除適用期間より短くなってしまい、住宅ローン控除が受けられないケースについては、繰上返済をしない方が有利となることもあります。その際には事前のシミュレーションを十分行う必要があります。
今回ご相談のケースでは、繰上返済による短縮期間は3年2ヵ月~3年3カ月程度と思われ、残りの期間が13年強ありますので繰上返済効果の方が高くなります。
また、繰上返済方法には期間短縮型と返済額軽減型の2種類ありますが、利息軽減効果は期間短縮型の方が高くなります。
総返済額は借入金額、金利、期間によって決まりますので、借入金額、金利が同じであれば、期間が短い方が総額は減少するからです。
一般的に返済額軽減型は、毎月の返済金額が負担になり、返済金額を軽減したいという場合において選択します。
以上、ご参考となれば幸いです。
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