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FPの回答

  • 梶田けい子(梶田ファイナンシャルプランニング事務所)

    愛知県

    2010.05.13

めぐみさんは離婚されて、私学中学2年の息子さんの親権者に成られたとのこと。


私も13年ほど前に離婚して3人の子の親権を持ちました。その内一人が中学から私学へ行き、他の二人も高校から私学でしたのでめぐみさんの不安は私も経験有りますから解ります。



マンションと金融商品を財産分与として譲り受け、養育費、年金分割、子どもの授業料の支払いなどを記した公定証書があります。
と有りましたので


質問①家裁か何かで離婚調停により離婚されたのでしょうか?
質問②マンションを譲り受けたと有りますが、マンションのローンは無いのでしょうか?
もし有るとすると誰が返済して行く事になっているか?
質問③養育費は息子さんが何歳まで支払って貰えるのでしょうか?
質問④息子さんの進学予定は?

など課題がいっぱいです。


私自身も中学から私学でしたのでやはり交際費にもそれなりのお金が要りました。
もし息子さんが大学進学を希望され県外を希望されるとすれば又別にお金が要ります。私の子供3人とも県外でした。県外を希望してなくとも県外しか受からなかったという場合も有ります。試験は水ものです。


例えば授業料を大学を出るまで出して貰えたとしても、
①入学金は?どのような約束に成っているのですか?
②塾等のお金は?
③もし大学を他に受けた場合に試験にかかる費用は?(これ馬鹿に成りませんよ)
④授業料は何歳まで出して貰えるのですか?
⑤息子さんの状況が変わった場合授業料の支払い時期を延長して貰えるのですか?
⑥授業料と書いてありますが本当に授業料ですか?
⑦授業料で有ればその他息子さんにかかる費用はどのようになっているのですか?大抵子供さんに対する費用は養育費としてご主人の学歴により決まりますから大卒
のご主人であれば子供が大学を卒業するまで費用は支払って貰えますが、その費用は現役で入学しての計算です。もし息子さんが浪人した場合、その分だけ授業料がずれ込んで来ます。そうした場合どうするか?離婚が成立する間に話し合いをされたのでしょうか?


よく「子供さんの進学は奨学金で行かせると良い」と言われますが、今の日本は奨学金で行けたとしても就職出来なく奨学金が返済できない人が溢れています。それに奨学金はお金の有る時にまとめて支払う事ができませんのでコンスタントに毎月生活費を圧迫しないだけの収入が必要となります。


また仮に安定した所に就職できたとしても、息子さんが結婚されて子供さんが生まれれば奨学金支払いの分だけ息子さん家族の生活費を圧迫するという事になりますからそれも大変です。


ですから「奨学金があるから良い」という安易な気持ちでいると後が大変です。


財産分与として金融商品を譲り受けたと有りますが、譲り受けた商品やその金額にもよりのんびりしていられるかどうかそれを見なければ何とも言いようが有りませんが、
昔から「善は急げ」という諺が有ります。またその逆に「急いては事を仕損じる」と
いう諺も有りますが、めぐみさんのこの場合は先ず

①現在の総資産額が幾らなのか?
②息子さんが将来どの様な道に進みたいのか?息子さんと話し合われる事。
また息子さんを引き取られたとの事ですが、やはり男の子は男性で無ければ務まらない部分も出てきます。その時に元ご主人に協力が得られるのか?これに因っても貴女の生活は随分違います。私の知り合いも離婚して男の子を引き取っていますがやはり男の子には父親が必要のようでしたよ。



女性が離婚して子供を引き取り育てるという事は大変な事です。いや、男性でも同じ
事です。そう有っても子供のためで有ればお互い協力するという環境を整えないと貴女大変ですよ。



まためぐみさんは「現在就職活動中だが子供さんの病院の付き添いも有り中々就職が決まらない」とのこですが、


これもまた子供さんの病気にも因りますが、
①子供さんの病気の状況、入院して見えるのか?通院か?
②通院であれば子供さん一人で病院へは行けないのか?
 付き添いが必要とする状態なのか?

でも就職活動範囲は変わります。
また幾らでも働ける状態の人でも職の無い人は幾らでもいます。
いくら定年退職制が無く成ったとはいえ、求人募集をかけ求人が来たとすればやはり
雇う側は若い幾らでも働ける方を選択するでしょう。


めぐみさんは何か仕事に活かせる仕事経験はお有りですか?就職でも多少年齢が過ぎていたとしてもその仕事に置いて実務経験が有れば経験者を優遇したりしますが、全くなんの経験も無くでは失礼ですが貴女の年齢では就職は今の時代厳しいですよ。(貴女の年齢ではと言いましたが私はめぐみさんよりも年上です。ごめんなさいね。でも厳しい就活であることは本当ですよ)


また例え実務経験が合ったとして、景気が回復して来たとしてもその業種により回復
して来る時期が異なりますので「周囲が景気が回復してきた雇用が安定して来た」と
言って職に直ぐに就けるかと言えばそうでも有りません。


めぐみさんは更年期障害のほうはどうですか?今のところ心配要りませんか?
女性は早い人では40代から更年期障害が出て来ると言われます。大体の人が50代から出て来ます。更年期障害など知らずに済んで行かれる人も見えますが、それもその時に成って見なければ判りません。しかしそれも想定にいれてライフプランを立てないと「成ってしまった。就職したがそんなに働けない」では元のご主人から授業料の支払いはして頂いているようですが、書かれている内容だけを拝見するとお子さんの生活費は貴女が出さなければいけない状態のようです。男の子は食べますよ。運動などして見えれば更に食べますよ。息子さんは体格大きいですか?私が昔住んでいた近所の方で男の子のお子さんが3人見えたお宅が有りますがお子さん3人とも体格がよく「大きな冷蔵庫いっぱいにしているが1日で全部空にされる」と毎日買い物に行かれていましたよ。食費代だけでも馬鹿に成らない」と言ってました。



私は「財産分与もあるから当面大丈夫」と言ってあげたいのですが、やはりめぐみさん
の状況の場合はできるだけ早くめぐみさんの言われるように「現在のお金のシミュレ
ーションを把握し、明るい将来を計画するためのライフプランを立てる」べきと思います。そしていつまでなら無収入が続いても良いのかを早めに把握して、現在子供さんの病院の付き添いのために仕事が決まらないようで有れば、古谷先生がよくおっしゃてみえるように何か自立できる資格を取られては如何ですか?私も入院ベッドの中や検査通院中に勉強してましたよ。子供さんを病院に付き添う状況にもよりと思いますが「こういう状況だからダメ、ああいう状況だからだめ」と言っていますと中々収入には結び付きませんよ。


「有ると思うな、親と金」という昔から諺が有ります。財産分与が有るからとのんびりしていると知らない間に無くなっていたりします。財産分与が合ったからとのんびりはできませんよ。職に就けなければ就けないで就ける状況に現在の状況をできる形で改善していく等ただ「就活」だと言って走り回っていても前に進みません。資格を取るなど、めぐみさんが今できる事から始められてはどうですか?


私が昔いた会社に若い子が沢山入ってきました。就職するためにと大学の内から、学業の他に資格取得の勉強もしていたそうですよ。資格の数を聞きましたら14も15も持っていましたよ。そのぐらいしなければ職に就けない時代を若い人経験して来ているのです。


ですから貴女も気持ちをしっかり持って離婚されこれから息子さんを一人で育てて行くのです。今までの奥様気分は捨てて、しっかりやってください。貴女がその家の主です。奥様ではありません。



息子さんもまだ中学2年生です。多感な年頃です。大学進学するとなれば今の時期を入れて順調に行ったとしてもまだ9年はかかります。息子さんが大学卒業する頃には既に貴女は57歳です。年金分割もあると書いて見えますが、必ずしもご主人の年金が半分貰えるとうい事ではありません。元ご主人との話し合いで決めることになり、合意が得られない場合は裁判所に申し立てて分割割合を決めてもらうことになりますが、その割合に因っても貴女の老後も違って来ます。



私は、何度も申し上げておりますように、めぐみさんの場合は出来るだけ早く良い相談
相手FPを見つけられて計画を立てられる事を進めます。経験者は語るですよ。



頑張ってくださいね。応援しています。主婦業をリストラされた梶田です。













梶田さま

ご回答ありがとうございます。
なるほど、離婚とは主婦業のリストラなのですね(^^ゞ
資格はアロマテラピーのセラピストを持っていますが、サロンは夜の仕事なので自宅開業を目指して少しづつ準備を進めています。
それと産業カウンセラーの資格を取るつもりでいます。

実は元夫は法律家だったので、こちらも負けじと弁護士先生にご協力頂いて公正証書の元となる和解書を作りました。
夫の事情による離婚でしたので、要求し放題、隙のないものにしたつもりですが、浪人や受験費用、入学金までは頭が回りませんでした。
梶田先生に先に出会っていれば、、、。

だんだん不安になってきました。
早めにライフプラン作成に取り掛かりたいです。

2010.05.13


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