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FPの回答

  • 本多加代子(SOVIA)

    愛知県

    2026.01.11

ご相談内容、拝見いたしました。
ファイナンシャルプランナーの 本多 加代子と申します。

とてもよく整理されていて、考え方の方向性も大きく間違っていないと思います。
ポイントは「資金の目的」と「使うまでの期間」によって、貯め方を分けて考えることだと感じました。

まず、現在加入されている変額保険と終身保険については、
・老後資金の一部
・最低限の死亡時整理資金
という将来の必須部分を、強制力のある形で確保するという目的が明確なので、この役割分担は合理的だと思います。これらは「使う前提ではないお金」として切り分けて考えるのが大切ですね。

次に、車の買い替えや住宅リフォーム、家電の更新といった支出は、
・必ず発生する
・ただし毎年ではなく、5〜15年に一度
・使うときはまとまった金額になる
という特徴があり、これは老後資金のような「超長期」でも、生活費のような「短期」でもない中期支出に該当します。

この中期支出を普通預金や定期積金だけで準備する場合、
元本は安定しますが、10年という期間を考えると、インフレによる目減りリスクや資金効率の低さは無視できません。一方で、株式100%の長期運用と同じ考え方を当てはめるのも、使う時期が決まっている資金としてはリスクが高くなります。

その点で、「目的を限定したNISA」を中期支出に使うという発想は、十分合理的だと思います。
NISAの本質的なメリットは「非課税」そのものよりも、使うタイミングを自分で選べる自由度にあります。10年程度の期間があれば、積立による時間分散も効きやすく、普通預金だけに比べると期待リターンは高くなりやすいです。

ただし重要なのは、
・老後資金としてのNISA
・車や大物購入用のNISA
を同じ箱で考えないことです。
老後用と認識している資金から車代を出そうとすると、「今使っていいのか」という迷いが必ず生まれます。逆に、最初から「これは10年後に使うお金」と役割を決めていれば、取り崩すことに心理的なブレーキがかかりにくくなります。

また、出口のリスク管理として、使う時期が近づくにつれて
・値動きの大きい資産の比率を下げる
・現金や安定資産に徐々に移す
といった調整を行うことで、「必要な時に大きく下がっている」という事態も避けやすくなります。

まとめると、
NISAか現金か、という二択ではなく、
「何のためのお金か」「いつ使うお金か」で器を分けることが、迷わない資金管理につながると考えます。
老後資金は長期用として育て、車などの中期支出は目的を限定した形でNISAを活用する、という使い分けは十分現実的な選択肢だと思います。

何かのお役に立てると嬉しいです。
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