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FPの回答
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望月良友(HORIZON FP事務所)
北海道2025.03.04
元銀行員FPの望月と申します
この度はご相談投稿ありがとうございます
」
住宅購入に育休とのこと
これからがとても楽しみですね!
今回のご相談について
元銀行員の実務経験を踏まえた知見から
参考までにご返答申し上げますね
ご相談の主旨である「私の現在の状況で本審査がはじかれる可能性はありますでしょうか?」について
その背景にあるまるりさまご自身のキャッシングをご心配されているようですが
基本的にそのことだけを持って即座に審査にはじかれると言う事はございません
事前審査はあくまでも事前なので、ほぼ形式的審査になります
そうはいってももちろん事前審査段階で個人信用情報の確認は行われます
このたびはご主人との収入合算でのお申込みをご検討ということですので
その場合にはもちろんまるりさまご本人の信用情報の審査も入りますので
現在ご主人には内緒にしているというお借入れ情報も、場合によってはご主人にわかってしまう、ということはございます
いや、むしろ話しておいた方がよろしいと考えます
ちなみに収入合算ではなく、ご主人のみの借入申込であれば(もちろんその他の要件があって連帯保証人や連帯債務者になるような場合はこの限りではありません)、まるりさまの信用情報を取得される、審査されることはありません(※念のため回答として示しておきます)
今回借入申し金額4500万円(購入代金満額)ということですが
ここではお申込みの住宅ローンの内容が不明ですので
説明上仮に①金利1.0%35年ローン、②審査金利4.0%35年ローンとしましょう
①の場合
ご返済額目安は毎月127千円相当=年間152万4千円=153万円
既往借入に対する毎月ご返済=まるり様4万円+ご主人6万円=毎月10万円=年間120万円
ゆえに年間総ご返済額=153+120=273万円
合算収入=まるり様300万円(育休中の年収が適用される)+ご主人600万円=900万円
ゆえにご返済比率=273万円÷900万円×100=30.4%
この状況であれば、形式上は事前審査を通過する可能性は十分あります
②の場合
ご返済額目安は毎月200千円相当=年間240万円
既往借入に対する毎月ご返済=まるり様4万円+ご主人6万円=毎月10万円=年間120万円
ゆえに年間総ご返済額=240+120=360万円
合算収入=まるり様300万円(育休中の年収が適用される)+ご主人600万円=900万円
ゆえにご返済比率=360万円÷900万円×100=40.0%
この状況であれば、形式上は事前審査を通過しない可能性が高いと思われます
ここでいう審査金利というものは現在基本的に廃止されているものなのですが
審査事務において慣習的に残っている場合があります
要するにある程度金利が上昇してご返済額が上昇しても耐えうるか
という見方を審査事務上、審査担当者の目安として残っている場合がある、ということです
この金利を適用して判断したということなどもちろん申込者には説明はされないでしょう
いわゆる総合的判断ということで説明される範疇になるでしょう
ではどうすればよいか
ここで考えなくてはいけないのがお気になさっているキャッシング実績です
個人信用情報を取得した時にキャッシング実績がある、しかもある程度高額という場合、
キャッシング実績残高つまり現在の140万円ではなく
枠として用意されている額、ここでは200万円としておきましょう
その金額が適用されることになると思われます
そうなるとキャッシング既往借入は200万円となり
ご主人の自動車ローンの残高100万円と合わせて合計300万円と見られます
ここに住宅借入4500万円が加わるので総額4800万円のローンを持つことになる、というように見られます
もしこのほかにカードローンなどがある場合、この利用が無くともその枠(仮に30万円)やその枠に応じた毎月ご返済額(仮に1万円)も加算されて審査されることになる可能性もあります
このような事態を避けるためには
1)借入申込時にキャッシングや未使用のローンカードやクレジットカードの情報も可能な限り伝えておく
2)特にキャッシングについては借入申込前に完済、精算(解約を含む)して、完済証明書まで取り入れるよう尽力する
3)もし上記2)が出来なかった場合、事前審査が通ったら完済するなど、完済条件を提示または銀行担当者と打合せして事前審査を申し込む
というのが良いと思われます
どこかの段階でまるり様のキャッシングについてはご主人にわかることになると思われるので
ご主人とよくご相談されることをお勧めします
いかがでしょうか
ご参考になれば幸いです
よろしくお願いいたします
この度はご相談投稿ありがとうございます
」
住宅購入に育休とのこと
これからがとても楽しみですね!
今回のご相談について
元銀行員の実務経験を踏まえた知見から
参考までにご返答申し上げますね
ご相談の主旨である「私の現在の状況で本審査がはじかれる可能性はありますでしょうか?」について
その背景にあるまるりさまご自身のキャッシングをご心配されているようですが
基本的にそのことだけを持って即座に審査にはじかれると言う事はございません
事前審査はあくまでも事前なので、ほぼ形式的審査になります
そうはいってももちろん事前審査段階で個人信用情報の確認は行われます
このたびはご主人との収入合算でのお申込みをご検討ということですので
その場合にはもちろんまるりさまご本人の信用情報の審査も入りますので
現在ご主人には内緒にしているというお借入れ情報も、場合によってはご主人にわかってしまう、ということはございます
いや、むしろ話しておいた方がよろしいと考えます
ちなみに収入合算ではなく、ご主人のみの借入申込であれば(もちろんその他の要件があって連帯保証人や連帯債務者になるような場合はこの限りではありません)、まるりさまの信用情報を取得される、審査されることはありません(※念のため回答として示しておきます)
今回借入申し金額4500万円(購入代金満額)ということですが
ここではお申込みの住宅ローンの内容が不明ですので
説明上仮に①金利1.0%35年ローン、②審査金利4.0%35年ローンとしましょう
①の場合
ご返済額目安は毎月127千円相当=年間152万4千円=153万円
既往借入に対する毎月ご返済=まるり様4万円+ご主人6万円=毎月10万円=年間120万円
ゆえに年間総ご返済額=153+120=273万円
合算収入=まるり様300万円(育休中の年収が適用される)+ご主人600万円=900万円
ゆえにご返済比率=273万円÷900万円×100=30.4%
この状況であれば、形式上は事前審査を通過する可能性は十分あります
②の場合
ご返済額目安は毎月200千円相当=年間240万円
既往借入に対する毎月ご返済=まるり様4万円+ご主人6万円=毎月10万円=年間120万円
ゆえに年間総ご返済額=240+120=360万円
合算収入=まるり様300万円(育休中の年収が適用される)+ご主人600万円=900万円
ゆえにご返済比率=360万円÷900万円×100=40.0%
この状況であれば、形式上は事前審査を通過しない可能性が高いと思われます
ここでいう審査金利というものは現在基本的に廃止されているものなのですが
審査事務において慣習的に残っている場合があります
要するにある程度金利が上昇してご返済額が上昇しても耐えうるか
という見方を審査事務上、審査担当者の目安として残っている場合がある、ということです
この金利を適用して判断したということなどもちろん申込者には説明はされないでしょう
いわゆる総合的判断ということで説明される範疇になるでしょう
ではどうすればよいか
ここで考えなくてはいけないのがお気になさっているキャッシング実績です
個人信用情報を取得した時にキャッシング実績がある、しかもある程度高額という場合、
キャッシング実績残高つまり現在の140万円ではなく
枠として用意されている額、ここでは200万円としておきましょう
その金額が適用されることになると思われます
そうなるとキャッシング既往借入は200万円となり
ご主人の自動車ローンの残高100万円と合わせて合計300万円と見られます
ここに住宅借入4500万円が加わるので総額4800万円のローンを持つことになる、というように見られます
もしこのほかにカードローンなどがある場合、この利用が無くともその枠(仮に30万円)やその枠に応じた毎月ご返済額(仮に1万円)も加算されて審査されることになる可能性もあります
このような事態を避けるためには
1)借入申込時にキャッシングや未使用のローンカードやクレジットカードの情報も可能な限り伝えておく
2)特にキャッシングについては借入申込前に完済、精算(解約を含む)して、完済証明書まで取り入れるよう尽力する
3)もし上記2)が出来なかった場合、事前審査が通ったら完済するなど、完済条件を提示または銀行担当者と打合せして事前審査を申し込む
というのが良いと思われます
どこかの段階でまるり様のキャッシングについてはご主人にわかることになると思われるので
ご主人とよくご相談されることをお勧めします
いかがでしょうか
ご参考になれば幸いです
よろしくお願いいたします
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