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FPの回答

  • 舘野光広(FP事務所ブレイン・トータル・プランナー)

    埼玉県

    2024.11.15

めめ様

ご質問ありがとうございます。

FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

住宅購入時には、将来設計を立てることが最も大切であることは、他のFPさんが言われているとおりです。
弊社でも、同様なご質問をいただいた時には、以下のようにお答えしています。

①今購入できるマイホームと将来維持し続けられるマイホームは違う
②住宅販売会社は、売ることが目的であり、住宅ローンの審査が通ればその後のリスクを想定する必要はない
③しっかりと、将来設計を立てておかれないと、家族構成や就業状況によって返済が楽になったり、困難になる可能性がある
④人生100年として、生き続けるための資金計画をしっかり作成し、プロのアドバイスを受けることを勧める
⑤マイホームは人生の最大高額買い物であり、購入金額に比較したら相談サポート料は非常に安価な料金である

この点から、今回のご相談に関してお答えします。

①現在の年収(ご夫婦合算)から判断して、お気に入りの物件を住宅ローンで購入することは可能です。
 但し、収入が現在よりも下がらないことが条件です。
②マンションは。管理費と修繕積立金が毎月、固定資産税毎年発生しますので、ご主人の預貯金(余剰金)が減少します。
 飲食店のオープン準備金や早期リタイヤ、老後の資金として積み立てているのであれば、そのプランの見直しが必ず必要となります。
③お子様の誕生と共に、将来の教育費や生活費の支出が増加しますので、益々貯蓄に回す余剰金は減少します。

以上のことから、現在の預貯金を0と仮定すれば、ご相談の物件(3LDK)も購入可能でしょう。
しかし、預貯金も十分に残したいのであれば、ご相談者様は現在の所得を維持することが条件となりますので、住宅ローンの完済までは同条件での就労を維持してゆかなければなりません。

ご主人の所得から、ご相談者が育児休暇後に就労することは十分に考えられますので、仮に200万円の年収に減少したとすれば、ご夫婦での総収入額は530万円ですから、下記のような計算が成り立ちます。

Q:私たちが現実的に購入可能な金額はいくらか
A:ご夫婦の年収予測を530万円×20%(返済負担率)=106万円(月換算88400円) 住宅ローン金利(変動8%)として、融資額100万円で毎月返済2731円(元利合計)ですので、88400円÷2731
  円=32.37倍  つまり100万円×32.37倍=3237万円が購入できる理想な物件という計算となります。但し、変動金利の上昇は加味していません。金利上昇のリスクを避けられるのであれば、
  固定金利を選択することも考えましょう。
  上記に記載しましたが、あくまでも現在の余剰金(預貯金等)を管理費や教育資金の支出にすることが条件になります。
  従いまして、ご相談者様の収入変化と資産形成計画によって、購入可能物件価格は減少することになります。
Q:そもそも、購入するより賃貸で暮らしていく方がいいのか
A:衣食住と言われるように、生活に必要な3要素ですが、食と住は死ぬまで支出が必要な項目となります。
  しかし、持家の場合は住宅ローンの完済後は支出が0円となりますので、その後も支払いが続く賃貸と比較すると、その語の期間が支出の差として現れます。つまり、完済後に何年間その住居
  に居住するかによって判断されます。
  また、賃貸の場合には2年間の更新料や転居による費用が発生しますし、現在は高齢者の居住先が見つからない懸念もありますので、その点では持家の方が安心感はありますね。
  リスクとしては、居住地が固定されてしまいますので、住民トラブルや移動の自由さは制限されてしまいます。
  もしも、将来相続等で親御様の家を取得できるのであれば、一時期賃貸とする方が断然にお得になります。

最後に、ご家族が増えますと「生きるためのプラン」だけではなく「もしもの時のプラン」も必要となりますので、保険商品の加入負担も増加することも想定しておかなければなりません(預貯金が十分であれば不要です)
このように、いくつものパターンでライフプランをシミュレーションしてから、正確に購入可能なマイホームを選択なされることが一番賢明です。

本格的に、信頼できるFP事務所にご相談なされて、不の解消「不安・不信・不満」をしてからでも遅くはないと思いますがいかがでしょうか?
備えあれば憂いなし!だと思いますよ。

もしも、他にご質問がございましたら、メッセージからお問合せください。
いつでもお待ちしております。

それでは、末永く幸せな時をお過ごしください。


FP事務所ブレイン・トータル・プランナー
舘野 様

はじめまして。この度はご回答をいただき、ありがとうございます。

住宅販売会社は、売ることが目的であり、住宅ローンの審査が通ればその後のリスクを想定する必要はないとのこと、肝に銘じておこうと思います。

具体的な計算式を示していただけて、大変勉強になりました。今後の住宅購入の際に、考え方の参考にさせていただきます。

また、皆さまからの回答を踏まえて、検討していた新築マンションは買うべきではないと判断できました。
貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございます。 

2024.11.17


めめ様

ご返信ありがとうございます。

少しでもお役に立てたなら幸いです。

今後ご生活で不安がございましたら、弊社HPよりご自由にお問合せください、

それでは、今週から冬本番となるようですので、ご家族のご健康に十分ご自愛ください。

FP事務所ブレイン・トータル・プランナー
代表 舘野光広

2024.11.17


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