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FPの回答

  • 舘野光広(FP事務所ブレイン・トータル・プランナー)

    埼玉県

    2022.08.26

ひつじ様

ご質問ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

確かに金融庁は、2023年度税制改正要望でNISA(少額投資非課税制度)の恒久化と投資枠の拡充を求める方針を表明しているようです。ご存じのようにNISAのメリットは投資利益に対する所得税が免除されることですから、投資金額と投資枠が拡充された場合には、変額保険による投資枠との違いはなくなるかも知れません。

そもそもひつじ様のように、遺族に対する死亡保険の準備が必要がない方には、そもそも変額保険を加入したメリットとはどのようなことと理解されたでしょうか(保険会社が実施している投資に魅力があった等)。

反対にリスクに関しましても、NISAと変額保険では、投資出来る金融商品に違いがあるものの、投資を長期目線で判断した場合には大きな差異はなかろうと思います(投資実績の明確な予測は誰でも困難)。

既に加入されている以上は、途中で解約する場合には解約返戻金の減少が一般的ですから、継続した場合と途中解約されて他の投資に切り換えるかのご判断は御自身でお決めになるしかありません。

次のご質問ですが、払い済み後は当然に支払いは停止されますが、保険の目的である死亡補償は減額される可能性があります。また、投資に回っていた資金の引き出しは可能ですが全額引き出せば解約となり運用も停止します(限度額内での借入という方法で資金化する方法もあります)。

更に、運用資金の運用益を一部引き出すことが可能の商品もありますが、それぞれの保険によって制度が違うでしょう。お気を付け頂きたいことは、当然に将来の予測運用益は減少しますし(複利効果の減少)、引き出された運用益には一時所得として課税されます。

他に詳細なご質もお受けいたしますが、メッセージボードをご活用なされてください。

それでは、良い一日をお過ごしください。

一級FP技能士、CFP
舘野光広
舘野様
丁寧なご回答ありがとうございます。保険加入時に考えたメリットが80歳まで時間を味方につけて運用できるというその点だけでした。なので今回のNISA恒久化の話を聞いてこの様な疑問を抱いてしまいました。
つみたてNISAを年額40万やって、それプラス何かもっと長期の運用をと考えFPさんもNISAが恒久化するとは思わなかったので勧めてくれた保険だと思います。なので、どちらにせよ自分の責任と判断で払済の件も含め解約するかしないかは考えて決めようと思います。
話を聞いてくださりありがとうございました。

2022.08.26


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