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FPの回答

  • 舘野光広(FP事務所ブレイン・トータル・プランナー)

    埼玉県

    2022.05.22

ハナさん様

ご質問ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

つみたてNISAに関するモヤモヤに関しましては、先にご回答なされているFPさんのご意見で構造的にはすべてを解説されています。

多少付け加えるのであれば、現行のつみたてNISAは2042年までが非課税期間ですが、当初スタートから数えますと5年間延長されています。
つまり、今後も延長が繰り返される可能性も高く、長期、積立、分散による運用と、節税が20年以上続くことも考えられます(ズ~と先の話ですが)。

また、途中で解約をして現金化したならば、非課税口座での運用ですから当然に一切税金はかかりませんし、新たに再スタートされても非課税期間内であれば、投資による利益には一切税金がかかりません。

さらに、非課税期間を超えた場合には、解約をして現金化するか課税口座に移行することになりますが、その際の現金や移行されたつみたてNISAの資金にも当然に税金はかかりません。
但し、その資金を課税口座で運用した結果、運用益や分配金(特別分配金を除く)が発生した場合にはその利益に税金がかかってきます。

ハナさん様は、現在「楽天証券」ご検討されているようですが、ご存じのように楽天カードを使用して、つみたてNISA資金とする場合には「ブリッジ」という制度によって、使われた資金×1%がポイントとして還元されますので、ご利用されている方は多いですね。

積立NISAは、基本的に「ほっておき運用」が基本ですから、比較的に恩恵(手数料などが安い)が高いネット証券などを活用される方が宜しいかと思います。金融機関によっては、代理店手数料が高い商品を勧められたケースもあります。

最後に、ご検討されている銘柄として「ひふみぷらす」は、委託会社レオス・キャピタルワーク(株)が、信託財産の長期成長を図るために、配当実績がないままで資産形成を実現しています。おなじように人気が高い投資信託銘柄として「emax Slim 米国株式(S&P500)」があります。
どちらも、つみたてNISA向けで、分配金を出さない方向で運用されていますから、複利効果の恩恵を受けることが可能となります(詳細はも目論見書をご確認願います。

もし、銘柄選定などに迷われたら、独立系のFP事務所であれば、手数料に縛られていませんから、純粋にご購入者(投資家)サイドでのアドバイスを受けることも可能です。

貯蓄から投資へ転嫁は、現在非常に興味を持たれている方が多いことは事実です。
低金利下での資産運用と資産形成を目指すのであれば、積極的にNISA制度を活用されて、将来資金をご準備なされて下さい。

人生100年「備えあれば憂いなし」ですね。

丁寧な回答ありがとうございます。

舘野先生も、受取型が無難とのお考えでしょうか?

他の先生と同様の質問になってしまうのですが、お考えを教えていただきたいです。

⑴私が積立nisaについて調べたことなのですが、
銘柄の選び方について、間違っていることがあれば教えていただきたいです。
①全世界に分散投資する銘柄を選ぶ(米国に重きをおく考えもある)
②インデックスファンドを選ぶ
③信託報酬、購入時手数料、信託財産留保額が低い銘柄を選ぶ
④純資産総額が大きい(低すぎない)銘柄を選ぶ 

⑶米国株のみのものと、全世界に分散投資しているものどちらを選ぶか悩んでいます。どちらがいいと思われるかお考えを教えていただきたいです。

⑷以下の銘柄はどうかなと考えています。どう思われますか?
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
・eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

⑸独立系のFP事務所とは、どのように探せばいいでしょうか?
FP協会などでしょうか?
現在、つみたてNISAですごく悩みなかなか始められない状態なのですが、できれば
iDeCoもやりたいと考えています。
先生のおっしゃられるように、事務所に出向いて相談した方がいいのかと思いました。神奈川県在住です。

本当に「備えあれば憂いなし」です。
不安はありますが、自分にできる限りの事はしたいと思います。



2022.05.23


ハナさん様

ご返信ありがとうございます。

一生懸命に将来の資産形成をお考えになられていることが伝わります。
そのような方をサポートすることがFPの使命だと思い、独立系事務所を3年間前に立ち上げました。元は金融会社に37年間勤めにおりました。

まず、私の意見としては、つみたてNISAであれば受取型は選択しません(つみたてNISAの商品には少ないのが実状です)。
なぜならば、つみたてNISAの根本は、長期・分散・積立が基本であり、すなわち過去の高利回の銀行預金に変わる資産形成を政府が推奨しているに過ぎないためです。

つまり、受取型と言われている商品は、短期的な運用利益に適しており、投資商品の長期的な成長性には適しておりません。
従いまして、ファンド(投資信託)が運用元として、無配当で投資額の成長目指している商品の方がつみたて型として当然の成長は望めると思料します。

複利効果というものは、人類が発明した最大の功績であり、予測利回りによって明確に将来予測が可能なシステムであるとも言えます。

そのような考えを基本とした場合には、成長性が高い銘柄に投資することが当然と考えられますが、投資家のリスク許容度が大きな障壁となります。
投資というものは、リスクとの分散に重点をおくものであり、リターンは簡単に想定することは出来ません。

そもそも、投資信託自体がリスクヘッジをメインに投資しておりますから、リスク分散されている商品になりますが、経済学的には投資信託を上場株式としているETFが一番リスク分散されている金融商品ではないでしょうか。

従いまして(3)に全世界に分散投資している方がリスクヘッジはなされていますが、反対にリターンは少なくなるのは当然の理です。
申し訳ございませんが、他のご質問には明日お答えいたしますが、但し、今後もリモート(Zoom)などによるアドバスで対応可能であれば、小職がご支援させて頂きます。

面談対応よりも、日時の予約に自由性がありますし、追加のご質問もメールやリモート対応が可能になります。もちろん、お住まいエリアでの面談による支援も対応可能です。

当然に、ハナさん様がどのような資産設計をされているかによってアドバイス対応も変えてゆく必要もあるでしょう。

それでは、本日最後のリモート面談予約時間(22:00)となりますので、改めまして他の回答を追加明日させて頂きます。

FP舘野光広(CFP、一級FP技能士)

2022.05.23


ハナさん様

FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
回答が遅れて申し訳ございません。

ハナさん様のご年齢が不明ですから、どのぐらいの期間における運用かによるアドバイスが難しいこともあります。

まず、一般的に選択銘柄ですが、本来投資信託を行う場合には、1社選択でも問題はないと考えます。
しかし、更なる分散を選択するのであれば下記の3点でしょう。

①eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
②eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
③ニッセイ外国株式インデックスファンド
この3点は運用実績も安定していますのでお勧めです。

もし、株式投資はリスクが心配なのなら、下記のバランス型の選択もありますが、つみたてNISAは長期投資を基本としますから、あまり神経質になる必要もないでしょう。
④eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

また、iDeCoを開始されるのであれば、お勤め先の確定拠出年金とのバランスが必要となりますので、いくら迄積立が可能であるかは調べておく必要があります。
iDeCoは入口(住民税、所得税が軽減)と、出口(退職金や年金として控除が適用)などのメリットがありますから、60歳以降の資金形成のためには有効な施策ですね。

もし、全体を設計されのであれば、人生100年計画として「ライフプランシミュレーション」を行い、全体プランを見えるすることも大切です。

「お金は働いてもらう事で、増える性格」を有していますから、生かすも殺すも運用者(ハナさん様)次第という事です。
また、パートナー(FP)選びは、いかに相談やライフプランの設計経験が多いかがポイントとなりますから、慎重に選択なされて下さい。

いつでも、リモートによる面談であれば予約をお受け致します。

2022.05.26


ご丁寧にありがとうございました。
大変参考になりました。勉強不足と感じたので、もう少し勉強してから相談させていただこうと思います。

2022.05.28


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