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FPの回答

  • 森本 直人((株)森本FP事務所)

    東京都

    2022.05.20

ハナ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

つみたてNISAの分配金は、
実際には、ほとんど気にしなくて大丈夫です。

無分配のものがほとんどだからです。

対象商品の過去実績を調べて、分配金の状況を確認してみるのもよいと思います。

ただし、もし仮に、分配金が支払われた場合は、
再投資だと、仰る通り、年間40万円の枠をオーバーしてしまう場合もあります。

受取型と再投資型を選べるとしたら、受取型にしておくのが無難かもしれません。

つみたてNISAの非課税期間は、20年間です。

細かなルールは、金融庁のホームページで図解されています。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/index.html

銀行や証券会社については、
つみたてNISAの場合、ネットで直接取引をされる方が多いと思います。

つみたてNISAは、制度設計上、手数料がかなり抑えられていますので、
アドバイザーがつく金融機関の場合、採算が合わないとの指摘もあります。

親切なサポートを期待できないか、
希望しない金融商品を他に案内されたり、といったことにもなりがちです。

ここからは個人的見方ですが、
つみたてNISAは、長期・積立・分散の基本を守って投資してもらえれば、
どんな銘柄を選んだとしても、一定の成果が見込める、
という狙いで制度設計されたものと考えています。

ただし、タイミングを計ったり、売ったり買ったりをいっさいせず、
20年間ひたすら持ち続ける投資に耐えられるかどうかが一番のポイントになります。
ちなみに、来年に投資する分は、今年からだと21年目が満期です。

かなり気の長い話なので、
ご自身の性格などもよく分析したうえで、取り組まれることをおすすめします。

回答ありがとうございます。

受取型が無難なのですね。
一度決めたら、選んだ銘柄に投資を続けたいと思います。

⑴分配金の状況、私がいくつか見た中ではどれも0となっていました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000GKC6
こちらの「分配金(税引前)の推移」を確認したのですが、あってますでしょうか?

⑵私が積立nisaについて調べたことなのですが、
銘柄の選び方について、間違っていることがあれば教えていただきたいです。
①全世界に分散投資する銘柄を選ぶ(米国に重きをおく考えもある)
②インデックスファンドを選ぶ
③信託報酬、購入時手数料、信託財産留保額が低い銘柄を選ぶ
④純資産総額が大きい(低すぎない)銘柄を選ぶ 

⑶米国株のみのものと、全世界に分散投資しているものどちらを選ぶか悩んでいます。どちらがいいと思われるかお考えを教えていただきたいです。

⑷以下の銘柄はどうかなと考えています。どう思われますか?
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
・eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)



2022.05.23


再質問、拝見しました。

(1)つみたてNISAの対象商品で分配金を出しているものは、
私の知る限りではありません。
また、受取型と再投資型を選ぶ形の商品も、実際には見たことがありません。

(2)お書き頂いた銘柄の選び方は、よくネットの記事などで見かけますね。
投資方針はいろいろなので、何かひとつの正解があるわけではないと思います。

なお、投資初心者の方は特にコストを気にされる方が多いですが、
貯蓄と異なり、投資は、コストが必ずパフォーマンスに悪影響を及ぼすとは言い切れません。

例えば、一般の事業会社でも、
人件費を抑えて利益を出している会社もあれば、
従業員に高い給料を支払い業績を伸ばしている会社もあります。
それと同じです。

コストも含めて投資と捉え、成果につながるケースもあることは理解しておいた方がよいと思います。

(3)直近の10年では、米国株の優位性が確かにありました。
これは米国のIT関連企業が急成長したこととも関係しています。

その前の10年は、製造業を中心にアジア株が米国株を圧倒した時期もあります。
今後の世界経済の動きをイメージしながら投資対象を考えてみてはいかがでしょうか。

(4)前にも書きましたが、つみたてNISAの場合、
どの銘柄を選んだとしても、長期・積立・分散の基本を守って投資をしてもらえれば、
20年後あたりには、一定の成果が見込めるだろう、という想定のもとで制度設計されていると思われます。
なので、銘柄選択よりも、計画通りに取り組めるかが一番のポイントになります。

長い付き合いになるので、その銘柄のファンになれそうか、という点も判断基準のひとつになりそうです。

2022.05.24


ご丁寧にありがとうございました。
大変参考になりました。

2022.05.28


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